■普通車のトップはトヨタ「プリウス」
クルマに乗る上で、何かと気になるのが「燃費」です。国土交通省は、2018年12月時点で国内に販売されている乗用車のうち、最も燃費の良い乗用車はトヨタ「プリウス」、軽自動車ではスズキ「アルト」とマツダ「キャロル」が1位となりました。
トヨタ 新型「プリウス」は旧型とどこが変わった!? 徹底比較
国土交通省では、自動車ユーザーの省エネルギーへの関心を高め、燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するため、毎年、自動車の燃費性能を評価した「自動車燃費一覧」を公表し、燃費の良い乗用車を発表しています。
普通・小型部門のトップ10は以下の通りです。
【普通・小型自動車部門(JC08モード)】
1位:トヨタ・プリウス:39.0km/L 2位:トヨタ・アクア:38.0km/L 3位:ニッサン・ノート:37.2km/L 3位:ホンダ・フィット:37.2km/L 5位:ホンダ・グレイス:34.8km/L 6位:トヨタ・ヴィッツ:34.4km/L 6位:トヨタ・カローラ アクシオ:34.4km/L 6位:トヨタ・カローラ フィールダー:34.4km/L 6位:ホンダ・シャトル:34.4km/L 10位:トヨタ・カローラスポーツ:34.2km/L 10位:ホンダ・インサイト:34.2km/L
トップ10をみると、同率数値を含む全11車種中6台をトヨタが占め、ホンダ4台、日産1台という結果となりました。
1位のトヨタ「プリウス」は、以前まで「Eグレード」の40.8km/L(JC08モード)が最高値でしたが、2018年12月のマイナーチェンジにて、39.0km/Lに数値を落としています。
マイナーチェンジ後の燃費数値について、トヨタ広報部は次のように話します。
「今回の訴求ポイントは安全面です。『トヨタセーフティセンス』を全車標準としたことで、安全性能を高めています。また、燃費については、Eグレードにも安全装備を採用したため重量増となり、数値的には前モデルの40.8km/Lから39.0km/Lと下がっていますが、これも安全性を重視した結果といえます」
■軽自動車のトップはスズキ「アルト」
軽自動車部門では、スズキ「アルト」とマツダ「キャロル」が同率1位となりました。この2台は、スズキがマツダに対してOEM供給するクルマのため、同率トップとなります。
【軽自動車部門(JC08モード)】
1位:スズキ・アルト:37.0km/L 1位:マツダ・キャロル:37.0km/L 3位:スズキ・アルト ラパン:35.6km/L 4位:ダイハツ・ミラ イース:35.2km/L 4位:トヨタ・ピクシス エポック:35.2km/L 4位:スバル・プレオ プラス:35.2km/L 7位:スズキ・ワゴンR:33.4km/L 7位:マツダ・フレア:33.4km/L 9位:スズキ・ハスラー32.0km/L 9位:マツダ・フレア クロスオーバー:32.0km/L
また、4位のダイハツ「ミラ イース」は、同率のトヨタ「ピクシス エポック」、スバル「プレオ プラス」のOEM車です。
さらに、7位のスズキ「ワゴンR」とマツダ「フレア」もOEM関係にあり、軽自動車市場ではOEMが盛んに行われているために同率順位が多くなっています。
ハイブリッド車を除く普通・小型部門(JC08モード)のトップは、1位マツダ「デミオ(30.0km/L)」、2位はダイハツ「ブーン(28.0km/L)」、トヨタ「パッソ(28.0km/L)」となりました(ブーンとパッソはOEM関係)。
国土交通省によると、「ガソリン乗用車の平均燃費値の推移は1993年(平成5年)時点では11.0km/Lでしたが、エンジン効率などの技術革新の末に、2013年には20.9km/Lと大台に乗った」といいます。
その後、ハイブリッド車の普及によって、いまや40km/Lに近い燃費数値を出すモデルも増えてきました。しかし、燃費不正問題などさまざまな各自動車メーカーの不祥事が相次ぎ、カタログ燃費表示の信憑性は落ちているのが現状です。
いまの新車購入ユーザーは、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備に高い関心がもたれています。それでも燃費性能は家庭のお財布に直結するため、今後も各社の新型モデルではいかに燃費を向上させるかがポイントになるかもしれません。 【了】
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