Moto3イギリス予選｜ルエダが今季2度目のポールポジション獲得。日本勢は苦戦し山中14番手

　シルバーストン・サーキットでMotoGP第7戦イギリスGPMoto3クラス予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはホセ・アントニオ・ルエダ（FRINSA - MT Helmets - MSI）だった。

　Moto3クラスのプラクティスのタイム順による予選組分けの結果、日本人ライダーは山中琉聖（FRINSA - MT Helmets - MSI）がQ2に直接進出。古里太陽（Honda Team Asia）はQ1からのスタートとなった。

　Q1からの参加となった古里は、序盤のアタックでは2分12秒756の7番手タイム。Q2進出となるトップ4のタイムには約0.2秒届いていない状態だった。

　上位のライダー達は、2分11秒台のタイムを記録。Q1暫定トップはヴィセント・ペレス（LEVELUP-MTA）の2分11秒113でセッション後半となった。

　古里はラストアタックで自己ベストを2分11秒864まで更新。一瞬トップ4に食い込んだが、ライバル達のタイム更新によって順位が下がってしまい、6番手でQ1敗退に終わった。Q2にはバレンティン・ペローネ（Red Bull KTM Tech3）が唯一の2分10秒台を記録してトップ通過した。

　予選Q2は最初のアタックでアルヴァロ・カルペ（Red Bull KTM Ajo）が記録した2分9秒556がターゲットタイムに。これは2番手タイムのルエダに0.6秒差と大差をつけるものだった。

　一方で山中のファーストアタックは2分10秒805の11番手タイムと、上位グリッドまではかなりの差があった。

　ポールポジション争いはルエダがQ2終盤のアタックで2分9秒449をマークし、トップタイムを更新。ラストアタックでもこれを超えるライダーは現れず、ルエダが今季2度目のポールポジションを獲得した。2番手はカルペ、3番手はアンヘル・ピケラス（FRINSA - MT Helmets - MSI）だった。

　山中は後半のアタックで自己ベストを更新することができず、最終的に14番手タイムで予選を終えた。