■2列シート仕様の豪華な「エルグランド」とは?
日産が2025年2月13日に発表した「2024年度第3四半期決算」で、2026年に日本市場へ大型ミニバンを投入する計画を明らかにしたことで、ファンの間で「新型エルグランドがついに登場か?」と大きな話題となっています。
【画像】超カッコいい! これが“2列4人乗り”の最新「豪華なエルグランド」です!(30枚以上)
そんな期待が高まる中、日産広報部への取材によると、現行型のエルグランドが近いうちに生産を終える予定であることが分かりました。
現行のエルグランドは3代目にあたり、2010年8月に登場して以来、ロングセラーを誇っています。
複数のグレードラインナップを展開していますが、そのなかでも特に注目すべきは、2列シートで4人乗りの豪華仕様がラインナップされている点です。
日産の代表的なミニバンであるエルグランドは、ゆとりある車内空間と上質な乗り心地で知られています。
そのなかでも特に贅沢な仕様として、「エルグランドVIP」が存在します。
このモデルは、「エグゼクティブのための移動執務室」をコンセプトに掲げ、日産の子会社「日産モータースポーツ&カスタマイズ」が展開するカスタムブランド「オーテック」によって仕上げられた特別仕様車です。
ベースとなるのは、最上級グレードの「350ハイウェイスタープレミアム」。
ここから2つのタイプが展開されており、3列シートで7人乗りの仕様と、2列シートで4人乗りの仕様が用意されています。
最初に登場したのは、2010年11月に発売された3列シート仕様です。
このモデルは、全席に座り心地の良い本革シートを採用し、助手席側のオートスライドドア連動ステップや読書灯、後席用の100V電源といった特別装備を備えた、上質感あふれる一台に仕上がっています。
その後、2011年9月には2列シート仕様が正式にラインナップに加わりました。
それまでは個別のユーザーからの要望に応じて3列仕様を2列仕様にカスタマイズする対応を行っていましたが、公式モデルとして登場したのです。
この2列仕様は、後席を2席に絞ることで、エルグランドの広いリア空間を最大限に楽しめるよう設計されています。
特に、後席には前後に大きく調整可能なパワーシートを採用し、足元を広々と使える快適さが魅力です。
3列仕様と比べると、特に前方に足を伸ばせるゆとりが際立っています。
さらに、運転席と後席の間には仕切りが設けられており、前後の空間を分離することでプライベート感を高めています。
この仕切りには、マガジンラックや時計、アッパーボックス収納、大型収納スペース、LEDダウンライトが備わり、まるでキャビネットのような機能性を持っています。
加えて、3列仕様と同じく助手席ドア連動ステップや読書灯、後席用100V電源も搭載されており、使い勝手も抜群です。
2024年には一部改良が行われ、「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)」や「ディスプレイ付き自動防眩式ルームミラー」が全車に標準装備されました。
これにより、安全性や利便性がさらに向上しています。
実は“VIP”という名前は、2010年まで販売されていた2代目エルグランドにも使われていました。
その時も後席2座の特別仕様で、専用シートが設けられた豪華モデルとして人気を博しました。
気になる価格(消費税込)ですが、3列仕様のエルグランドVIPは636万7900円から666万8200円、2列仕様は807万8400円から837万8700円となっています。
ベース車両の350ハイウェイスタープレミアムが544万1700円であることを考えると、VIP仕様はかなりのプレミアム価格です。
しかし、中古車市場では10年以上前のモデルも多く出回っており、年式にこだわらなければ手頃な価格で手に入れるチャンスもあるかもしれません。
現行型エルグランドの生産終了が迫る中、新型への期待が高まる一方で、VIPのような特別仕様が今後どうなるのかも注目されます。
エルグランドの歴史に名を刻む1台として、その魅力は今後も語り継がれることでしょう。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
もはや国が「日産」を救済するしかないのか? 6700億円の赤字、取引1万9000社の命運…産業空洞化の懸念! 国の決断が日本の自動車産業を左右する
新車235万円! トヨタ新「ステーションワゴン」発表! 高級感スゴイ「超豪華レトロ内装」がカッコイイ! 煌めく“純正エアロ”採用の「新カローラツーリング」モデリスタ仕様とは!
トヨタ「少し…小さな高級ミニバン」が凄い! “5ナンバーサイズ”で「大型メッキグリル」採用! ちょうどいいサイズに「豪華インテリア」採用の「エスクァイア」 なぜ消えたのか
日本にも飛来する? 米軍の最新「攻撃機」が運用スタート! でも“ミサイルも爆弾も使いません”どういうこと?
建造中に搭載機が1.5倍増!? 「違法建築っぽい空母」なぜ生まれた? 軍縮条約に翻弄された孤高の小型空母
もはや国が「日産」を救済するしかないのか? 6700億円の赤字、取引1万9000社の命運…産業空洞化の懸念! 国の決断が日本の自動車産業を左右する
「魔が差した」 1000円の着服で退職金1200万円没収! 京都市バス運転手への厳罰主義は正当か? 人材不足の現場にさらなる懸念も
1.8リッターエンジンで300馬力! 全長4.4mの“ちょうどいい”「5人乗りスポーツ」がスゴイ! ホンダ「シビックタイプR」のライバル的存在! ルノー「メガーヌ R.S.ウルティム」とは?
【販売店の声】新型「フォレスター」問い合わせの8割がハイブリッド。他社乗り換えも加速し納期は1年に
「またトラックが雪でスタックしてるよ」はいい加減な運行が原因とは限らない! スタッドレスを履こうがチェーンを装着しようがダメなこともある
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
新型への期待感薄まりますから、日産からくるまのニュースに抗議した方がいいですよ