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ライバルは身内にアリ!?──新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH試乗記

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ライバルは身内にアリ!?──新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH試乗記

ビッグマイナーチェンジを受けたルノーの新型「キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH」に、『GQ JAPAN』ライフスタイルエディターのイナガキが試乗した。

新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHの特徴

スポーティでいこう!──新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH試乗記

1.エクステリア2.インテリア3.走行性能4.価格&まとめ5.試乗記の続き6.ルノー関連記事1.エクステリア

試乗車の新型キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHは、「ブルー アイロンM/ノワール エトワールM」と呼ぶ2トーンカラーだった。コンパクトSUVとは思えぬ色の深みだ。

新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHは、空力性能向上とフロントブレーキ冷却のため、フロントエンド両側のデイタイムランニングライトの隣に、ふたつのエアインテークも設置された。

薄型のLEDヘッドライトとハーフダイヤモンド型LEDデイタイムランプ、クリアレンズ化されたリアLEDランプも採用。夜間、遠目からでも新型キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHとわかる個性を与える。

2.インテリア

新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHの運転席に乗り込むと、センターコンソール中央に設置された 10.4インチ縦型タッチスクリーンが目をひく。Apple CarPlayとAndroid Autoがワイヤレス接続可能、メーカー純正のナビゲーションが非搭載なのは気になるところかもしれないが。その分、価格が抑えられているだろうから良し。

新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHのリヤシートは広い。こんな広かったけ? と、不思議だったが、よくよく見たらリヤシート位置が最後端にセットされていた。新型キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHは、前後に最大16cmスライド可能だ。

新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHのシート表皮は、バイオスキン&ファブリックのコンビ。本革ではなく人工皮革を使うのが、ヨーロッパでのトレンドだ。運転席は電動調整式だから、細かい調整が出来る。

新型キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHは、トリコロールのオーナメントやサイドパイピング、ブルーのトップステッチ入りシートベルト、ブルーグレーダッシュボードインサート、アルミペダル、TEPレザーステアリングホイール、アルピーヌロゴ入りキッキングプレートなどを装備し、差別化を図る。実際、これらを見たり、触れたりすると、A110譲りのスポーティさが伝わる。2シーターミッドシップスポーツカーとコンパクトSUVだから車型は違うけれども、目指している方向は一緒だ。

3.走行性能

新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHで走り出すと、フルハイブリッド E-TECHの滑らかさが心地よい。フルハイブリッドをリードするトヨタやホンダと比べても、遜色なし。モーターとエンジンの制御は緻密だ。低速域ではモーター走行が主となるが、想像以上に長い距離のEV走行が可能だった。今回、神奈川県の横浜駅周辺からみなとみらい駅周辺までの約1.0km弱を、新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHは電気のみで走りきった。

新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHのアクセルを踏み込むと、1.6L 4気筒自然吸気エンジンが快音とともに回転数を上げていく。F1由来の期待を裏切らない音質だ。高速域でもこれなら不満はない。

新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHのステアリングフィールはシャープ。ダルさはない。レスポンスの良いフルハイブリッド E-TECHにピッタリで、街なかを駆け抜けるだけでも楽しい。コーナーの続くワインディングをドライブしたら、爽快なはず。

新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHの乗り心地は、路面のショックを丁寧にいなす。スポーティ仕様のエスプリ アルピーヌといっても、足まわりを硬めているわけではない。快適志向だから、日常使いは十分。改良前モデルは、やや足まわりがバタつく場面もあったが、ビッグマイナーチェンジモデルでは改善されていた。

個人的に、新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHで気に入ったのがシフト・バイ・ワイヤー技術を使った「e-シフター」なるギヤセレクター。見た目も飛行機のスロットルレバーのようでカッコいいし、握り心地や操作性も良好だ。

4.価格&まとめ

新型キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECH の価格は¥4,549,000。悩ましいのはひとまわりサイズの大きいルノー「アルカナ エスプリ アルピーヌE-TECH フルハイブリッド」がプラス¥441,000の¥4,990,000で購入出来る点だ。

もしかすると新型ルノー キャプチャー エスプリ アルピーヌ フルハイブリッド E-TECHのライバルは、身内のアルカナかもしれない。

▲試乗記の続きはこちら→

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文:GQ JAPAN
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