5月25日、2025年FIA F2第5戦モンテカルロのフィーチャーレース(決勝レース2)がモナコのモンテカルロ市街地コースで開催され、ジャック・クロフォード(ダムス・ルーカスオイル/アストンマーティン育成)が今季2勝目を飾った。
レオナルド・フォルナローリ(インビクタ・レーシング)が2位、セバスチャン・モントーヤ(プレマ・レーシング)が3位を獲得している。
フロントロウ2台が接触、約40分の赤旗。FIA F2第5戦レース2はリタイア9台の大荒れに
第4戦イモラのスプリントレースに続き、今季2勝目を飾ったクロフォードは「人生で一番クレイジーなレースだった」とフィーチャーレース終了直後の記者会見で語りはじめた。
「今朝目が覚めた時に想像していたレースとは、全く違っていたね。ターン1でのクラッシュを回避できたし、セーフティカー(SC)が入るタイミングも良く、正しい判断ができたのは本当に幸運だった。チームがいいピットストップをしてくれたおかげで、表彰台争いに加わることができたから、本当に感謝しているよ。優勝した実感はあまりないけど、本当に素晴らしい一日だった」
ポジションアップの大きな要因となった終盤のピットストップについては、「まだグリーンだった時、モニターでクラッシュを見た」と当時の様子を振り返る。
「僕は最終セクターに進入しようとしていて、ターン18、ピットの入口の直前にいた。SCかバーチャル・セーフティカー(VSC)が入る前にピットインできるかを試すために、2、3秒ほど減速したけれどSCは入らなかったから、そのまま走り続けたんだ。通過した瞬間にVSCが入ったから、翌周も同じことを繰り返したよ。
「クラッシュを見たときは、『これはSCになるかもしれない』と思った。だから無線でチームに『準備してくれ、SCが入ったらすぐにピットインするから』と伝えたんだ。ピットの入口直前でまた減速して、SCの点滅表示を見て、そのままピットインした。かろうじてピットに入れたんだけど、これまでで一番クレイジーな2周だったよ」
「今週末の予選は特にうまくいかなくて、自分たちのポテンシャルを最大限に発揮できなかったから、ちょっと落ち込んでいたんだ。でも昨日はクッシュ(マイニ(ダムス・ルーカスオイル/アルピーヌ育成))がポールから勝利して、今日は僕が優勝した。今年の序盤はかなり厳しいものだったから、週末で多くのポイントを獲得できたことはチームにとっても、僕にとっても大きな意味があると思う。この結果にはとても満足しているし、来週は昨年良い成績を残したバルセロナでのレースになるから、楽しみだよ」
終盤のSCにより、惜しくも初優勝を逃したフォルナローリは「優勝できなかったことはとても残念だよ」と肩を落とした。
「ターン1で(アレクサンダー)ダン(ロダン・モータースポーツ/マクラーレン育成)と(ビクトール)マルタンス(ARTグランプリ/ウイリアムズ育成)がクラッシュしたのは幸運だった。おかげでダメージを受けることなく、レースをリードすることができたからね。リスタート後はすべてがうまくいっていた。だからミスをせず、良好な状態のタイヤでピットに到着して、しっかりとプッシュできるようにコントロールしようとしていたんだ」
「だけどターン1付近で、運悪くSCが入ってしまった。ピットの入口前で減速を試みたけど速度を落とせなかったし、ペナルティを受けることも避けたかったから、どうすることもできなかった。本当に残念だよ」
「イモラで起こったことを考えると、ピットストップは非常に重要だった。だから良いピットインをして、セブ(セバスチャン)とアービッド(リンドブラッド(カンポス・レーシング/レッドブル育成))の前に出たかったんだ。幸いなことにピットの作業はすべてが素晴らしかったけれど、残念ながらすでに2番手だった」
「それでも、2位は素晴らしい結果だ。イモラもとても不運なレースだったから、この結果は大きな意味があるし、ポイントを獲得できて嬉しいよ。バルセロナでも良い結果を残せるよう、全力を尽くすつもりだ」
3位を獲得し、自身初の表彰台登壇となったモントーヤは「理由は分からないけれど、昨夜は良い予感がした」とレースウィークを振り返った。
「昨日のスプリントレースではいくつか課題があったけれど、今日は表彰台に上がれると確信していたし、グリッドに向かっている時のマシンのフィーリングは良好だった。だけどマシンの技術的な問題で、イモラと同じようにフォーメーションラップでストールしたから、僕は再びピットレーンに戻らざるを得なかった。ピットレーンを出る時、イエローライトが点滅してグリッドの半分が停止しているのが見えたから、僕はゆっくりと追い越していったんだけど、驚いたよ。何が起こったのか分からなかったんだ」
「(終盤に)SCが入った時、僕もジャック(クロフォード)と同じように減速しようとしたけど、レオ(レオナルド・フォルナローリ)が言ったように、減速できなかったし、不必要に遅くなってペナルティを受けるリスクを冒したくなかった。ターン1に差し掛かった時、SCがレオの前を狙って猛スピードで走っているのが見えたから、僕は『なるほど、これは興味深い』と思ったね。ピットではアービッド(リンドブラッド)に抜かれて4番手になったけど、ピットレーンスタートだったから悪くない順位だと思っていた」
「レース後、チームの素晴らしい仕事に感謝を伝えていたら、3位だと言われたから、今日はジェットコースターのような展開だった。今年はスピードが安定していて、先週はそのスピードを最大限に活かすことができなかったけれど、モナコで巻き返して表彰台を獲得できたのは信じられないね。今週末の進歩には本当に満足しているよ。」
「今季はとても難しいシーズンだけど、昨日は(ガブリエレ)ミニが表彰台に上がり、今日は僕が表彰台に上がることができた。チームとは懸命に取り組んできたし、速さは十分に発揮できた。これからの目標は、この調子で仕事を続けて前進することだよ」
[オートスポーツweb 2025年05月26日]
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