岡山国際サーキットで開催されているスーパーGT開幕戦。GT500クラスに5台のNSX-GTを送り込んでいるホンダにとって、共に4月10日(土)に行なわれた公式練習と公式予選は対照的な結果となった。
午前中の公式練習ではホンダ勢が速さを見せた。トップタイムをマークしたのは8号車ARTA NSX-GTで、そこに16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT、1号車STANLEY NSX-GTが続いてホンダ勢のトップ3独占となった。一方、午後に行なわれた予選では様相が変わり、トヨタGRスープラの独壇場とも言える状況に。GT500に参戦する6台のGRスープラ全てが予選Q2に進出し、最終的にトップ5を占めたのだ。ホンダ勢からはダンロップタイヤを履く64号車Modulo NSX-GTと16号車がQ2に進んだが6番手、7番手に終わった。
ホンダの佐伯昌浩ラージ・プロジェクトリーダー(LPL)はこの結果を受けて、オンラインで行なわれた会見の中で次のようにコメントした。
「午前中までは順調にセットアップを進めることができていましたが、午後の予選は、あの路面温度でスープラが安定した速さを見せているのに対して、我々はうまくまとめきることができませんでした。明日のレースが終わるまで様子を見て、予選でうまくいなかった原因についての検証をしていきたいと思います」
「その中でも、2台体制となったダンロップ勢がQ2に進出していることにはまた違った望みがあります。こちらの方も明日のレースを見て、今度どう進んでいくのかを見ていきたいです。今日は本当にトヨタさんがうまくまとめきったと思います」
また同会見に出席した車体開発責任者の往西友宏は、公式練習で上位につけた8号車ARTA、16号車Red Bull、1号車STANLEYらが、公式練習のGT500専有走行時に出したタイムを予選で上回れなかったことについて指摘。原因究明が必要だと語った。また佐伯LPLは、予選後に8号車や1号車の面々から「トラブルがあったという情報は入っていない」として、専有走行では予選・決勝で使わないタイヤを履いて走っていたこともこの結果に関係しているのではないかと分析していた。
そして佐伯LPLは決勝に向けた展望について、選択したタイヤが決勝のコンディションにうまくハマれば、まだチャンスはあるはずだと語った。
「スターティンググリッドは後ろの方ですけど、明日の路面温度に対して我々の選んでいるタイヤがどう振る舞うかですね。うまくいけばロングランで良いタイムを刻めると思いますが、やって見ないとわかりませんね」
「ミスなく、そしてペナルティなくレースを運ぶことができれば希望はあると思います」
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