この記事をまとめると
■ブガッティ・ヴェイロンは1998年にフォルクスワーゲンが権利を買い取って実現した
ブガッティってどんなメーカー? 過去・現在の車種ラインアップを紹介!
■ブガッティが機密扱いにしていたコンセプトカーが10年の時を経て日の目を見た
■デザインはVW全体のデザイン責任者ウォルター・デ・シルバ氏によるものだった
ブガッティの新たな門出と難航したスタイリング案
コンセプトカーは夢や未来を語りかけてくると相場が決まっているもの。ですが、なかには実車とはかけ離れすぎて、夢は夢でも悪夢に近いなんてケースもあるようです。最近になって発表されたブガッティ・ヴェイロンのごく初期に作られたコンセプトカーもまた、そんな奇妙なニュアンス漂う逸品。違和感たっぷりなスタイルながら、のちに引き継がれるDNAを読み解くのも一興。長く隠されていた理由もわかるような気がします。
ブガッティ・ヴェイロンは、ご存じのとおり1998年にロマーノ・アルティオリ(正確には彼の資産管理会社)からフォルクスワーゲンが権利を買い取ったことで実現したスーパーカー。ちなみに、アルティオリ側からフォルクスワーゲンのピエヒ会長にアプローチがあったと噂されており、日本の新幹線のなかで思いついたというW16エンジンを載せるのにもってこいだと、ふたつ返事で買い取ったのだとか。
市販バージョンのヴェイロンは、それから7年後、2005年にようやく発売にこぎつけています。やはり、技術的なハードルをはじめ、スタイリング案がなかなか決まらなかったのだとか。当初はジウジアーロによるスタイリングが有力視されていましたが、社内デザイナーからは「昔のブガッティにそっくり過ぎる」との意見でボツ。では、社内デザイナーはどんなものを作ったかというと、こちらのファニーフェイスだったのです。
フロッグアイを思わせるヘッドライトは、あたかもビートルへのオマージュかのよう。また、ブガッティのオリジナルを大胆にアレンジしたグリルはキャメルトゥ(ラクダの蹄)のようだと揶揄されたとのこと。ルーフ中央からリヤまで走る垂直フィンは、当時流行の直進安定性の向上を狙ったデザイン。フレンチブルーのカラーと、ブガッティ・タイプ37を思わせるホイールがなければ、デザインの方向性がわかりづらいったらありゃしない。
なんとデザインしたのはVWデザイン責任者「ウォルター・デ・シルバ」
いずれにしろ、長い間フォルクスワーゲンが秘密にしていたのも納得がいくほど奇妙でカッコ悪いデザイン(笑)。しかも、これはフォルクスワーゲングループ全体のデザイン責任者、ウォルター・デ・シルバによるデザインというから驚きです。1999年に製作されたとのことですから、ブガッティの権利を取得してすぐさまとりかかったタイミング。シルバの勇み足、と受け止められても仕方ありません。
そもそも、シルバはアウディR8やランボルギーニ・ミウラ・コンセプトといったスポーティ、かつスタイリッシュなデザインが得意なはずですが、カエル顔のヴェイロン・コンセプトは同一人物の作品とは考えづらいもの。実際、フォルクスワーゲン首脳部もシルバ案をお蔵入りに決定したどころか、門外不出の機密扱いに指定。イタリアの専門誌が嗅ぎつけて、ようやく日の目を見たのが10年後の2009年だったとか。
もっとも、シルバが描いたラインは市販仕様のヴェイロンに大きな影響を与えたことは確かでしょう。Bピラーが構築するシグネチャーCラインはヴェイロンだけでなく、シロンやトゥールビヨンにも受け継がれたほか、リヤエンドの要素は、エンジンカバーや大きな中央テールパイプなど市販ヴェイロンも似たようなニュアンスをもっています。
これらシルバのエッセンスを、社内デザイナーのハルムート・ヴェルクスが汲み取ったのがコンセプト16/4と呼ばれる最終コンセプトモデル。ご存じのとおり、市販モデルにほど近いスタイルで、ライトやグリル、あるいはシグネイチャーCラインも大幅に変更され、誰もが安心するブガッティに仕上がりました。
ところで、じつにひょうきんなブガッティを描いてしまったシルバですが、ピエヒの逆鱗に触れてクビ! ということにはならず、こののちにランボルギーニ・エゴイスタやフォルクスワーゲン・トゥーラン、セアト・タンゴなど支持の高いデザインワークを次々とこなしています。
もしかしたら、フロッグアイはスランプ期だったのか、はたまた彼の芸術性に我々がついていけなかったのか、謎は深まるばかりです。
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みんなのコメント
確かにキャビンから後ろは採用案に活かされてるね
個人的には市販版より好きだなぁ、、
市販版はこれに比べたら普通でつまらんような。まあ、これを買うような
お金持ちの感覚は違うんでしょうけどね。