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愛と青春のオフロードバイクを振り返る【懐かしの1983~1984年モデル×厳選5台】

迷車ソムリエ・ムッシュ濱矢の言いたい放題

オフロード専門誌『ゴー・ライド』連載中の「令和の世に放つ 愛と青春のオフロードマシン」より、バイクが熱かった時代にラインナップされた懐かしのオフロードバイクを振り返る。”迷車ソムリエ”ことムッシュ濱矢が1983~1984年に思いを馳せ、XL125Rパリダカール、 TLM50、XT250T、RA125、KL250Rの5台を紹介する。

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老兵よ、もっと突っ走れ

今のライダー平均年齢は高い。それで、オートバイに関わるいろんなところから、「若い人に乗らせないと二輪文化に未来はない」みたいな声を耳にする。若いライダーが増えるように、若者にすり寄るような提案や企画をしなければ、どうたらこうたら。確かに若い人にもっと乗ってもらいたいし、言っていることは間違いではないと思う。趣味が細分化して、スマホなどにお金がかかって、車両の値段が上がってなどと、乗らない理由を分析しているけれど、結局は魅力的に感じたら乗ってくれるはずだと思う。

だから、一番多いおっさんと、歳を重ねたおねえさんよりも、若者に向くばかりになるのはいかがなものか。これを書いている自分が鼻毛に白髪が混じってきたおっさんだからというのもあるが、ボリュームゾーンの我々が、もっと楽しそうにはっちゃけて乗っていれば、面白そうだと興味を持ってくれるんじゃなかろうか。手取り足取り若者向け二輪ライフスタイルを提案するより効果がありそう。

そこで今回は、ライダーの中心層である我々が、青春を過ごした80年代を振り返る。空前のバイクブームを迎えた1983年と1984年のモデルから選抜。おっさんと、熟れたおねえさんたちよ、これを見て、昔を思い出して、もっともっとアクティブに遊ぼうではないか。この時、あなたは何をしていた? 生まれていないなら坊やだ。私は、友人がどこからか借りてきたMR50で、神社の階段上りに挑戦し、やっとの思いで登頂して神主さんに怒られたでござる。

ホンダXL125Rパリダカール:いろんなところで若々しい夢が溢れていた

女子と知り合ったら、自分の容姿とか考えずにその娘とつき合えるんじゃないかとドキドキした。根拠がないのに、将来はビッグになれると思っていた。『俺の空』の安田一平になれると思っていた。格好だけのレプリカで、実際は高速道路にも乗れない原付二種なのに、大きなデューンを乗り越えて、何千kmを走ってダカールの海岸にたどり着ける気がした。大きな燃料タンクにトリコロールカラーだけで砂漠の夢を見られた。80年代ってそんな時代。人々が、社会全体が、後ろを振り向かず、下を見ないで顔を上げて突っ走った。満タンで長距離走れるから便利だ、なんて現実より夢が勝った。

ホンダTLM50:涙を流さずに2ストに乗るコツを知ってる?

TLM50物語を村上春樹風に。「やれやれ、君は勘違いをしている。ハンドルが62°も切れるから小回りができるのではなく、目の前に障害物があるから62°切れるんだ」。向かいに座った彼女は微笑み、今度は「こんな小さいシートでいいの?」と聞いた。「座らないからいいんだよ」と僕がいうと、「座らないのに座るところが必要なんて、ずいぶん難しいのね」彼女は下を向き、思い出したようにコーヒーカップを手にした。「こうしてふたりでいるのに、ひとりしか乗れないなんてあなたらしいわ」。その言葉を最後にぼくらは席を立ち、彼女は排気口から出た青白い煙をふりほどくように去っていった。

ヤマハXT250T:ティ~ティティ~♪ ティティティティ!

XT250の後継モデルとしてXT250Tが発売されたのは1983年。しかし、写真のモデルはフロントがディスクブレーキになっているので1985年からのモデル。1983年~1984年限定だが、細かいことはキニシナイ。もうこのくらい古いと誤差の範疇。XT250にTがついて何が変わったかというと、エンジンがSOHCからDOHCになったことだ。さらにYDISという、単気筒だけど強制開閉式と負圧式のキャブを2個装備して、いろいろ上手いことやろうとしたシステムがつく。スカイゼルとグランゼルが力を合わせて悪と戦う宇宙鉄人キョーダインのような吸気の仕組み。詳しくはググって。

スズキRA125:眺めていたら水中メガネをかけた海女さんの顔に見えてくる

信号から次の信号までのヨーイドン勝負なら日本最速ではないかと当時いわれたRH250の弟分。22PSの2ストエンジン。アルミスイングアームで、フルフロンタルがラプラスの箱を……じゃなかった、フルフローターサスペンション。モトクロッサーRA譲りの高性能125。これをベースにゴルゴムの科学技術で作られたのが仮面ライダーBLACKのバトルホッパーだ。22PSから415PSまでパワーアップ。最高速度500km/hという超高性能。ワイヤースポークは折れないのか。トレールタイヤが破裂しないのか。前フェンダーないから泥ハネすごいだろうな。…とおじさんは気になる。

カワサキKL250R:もうすぐ東京メーターショー……いやモーターショー

前モデルのKL250からカムシャフトを1本追加したDOHCになっただけでなく、4ストは空冷が普通だったところで水冷化するという、カワサキらしいいきなり飛び道具という感じが素敵。ただ、最も注目すべきはオフロードでの高性能ではなく”メーター”なのだ。KL250では丸型のタコとスピードのふたつで、このKL250Rでは、タコとスピードが弁当箱のようなケースに入った初代RZ50とそっくりのモダンな一体式に。回転式ダーツに”たわし”の項目があるように、まだオフ車でも立派なタコメーターはあった時代。オフにタコなんていらねぇよ、が主流になるのはこの少し後である。

●文:濱矢文夫
※カタログスペック、価格はすべて当時のものです。

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