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スポーティすぎる新型「クロスオーバーSUV」!? ビッグ&ヘビーだけど走行性能は「スポーツカー」並み! BYD「シーライオン7」の実力とは【試乗記】

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スポーティすぎる新型「クロスオーバーSUV」!? ビッグ&ヘビーだけど走行性能は「スポーツカー」並み! BYD「シーライオン7」の実力とは【試乗記】

■海洋生物デザインの新型SUV「SEALION 7」登場!

 2025年4月15日、BYD Auto JapanはクロスオーバーSUV「SEALION 7(シーライオンセブン)」の販売を開始したと発表しました。

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 国内導入第4弾となる電気自動車となる同車ですが、どのようなモデルに仕上がっているのでしょうか。神奈川~富山間のロングドライブで試す機会を得たので、レポートします。

 SEALION 7は、2025年1月に開催された「東京オートサロン2025」で日本初披露されたBEV(バッテリーEV)のクロスオーバーSUV。

 海洋生物の自由さや美しさから着想を得たデザイン・フィロソフィーのもと開発されたBYDの乗用車「海洋シリーズ」の最上級モデルです。

 ボディサイズは、全長4830mm×全幅1925mm×全高1620mmと、国産車でいえばレクサス「RX」ほどのサイズ感で、少々幅広なものの日本の公道でも窮屈に感じることなく走ることができます。

 一方、ホイールベース2930mmに加えて、フラットな後席の足元は十二分に広くゆったりとくつろぐことができます。

 エクステリアは、海洋生物から着想を得たというのがはっきりわかる躍動的なデザインが特徴的。クーペのようななだらかなルーフラインや、複雑な構造の灯火類が目を引きます。

 インテリアは、スイッチ類をセンターの大型ディスプレイに集約したスッキリしたシンプルな仕上がりながら、シートやドアパネルのデザインは凝った作りになっており、価格以上の高級感を感じます。

 パワートレインは、リアに最高出力308馬力のモーターを搭載する後輪駆動モデルと、これに最高出力215馬力のフロントモーターを加えた四輪駆動モデルの2種類。それぞれ0-100km/h加速は後輪駆動モデルが6.7秒、四輪駆動モデルが4.5秒とスポーツカー並みの走行性能を誇ります。

 これに組み合わされるバッテリーの容量は、どちらのモデルも82.5kWh。最大航続距離は後輪駆動モデルで590km、四輪駆動モデルで540kmです。

 先進安全機能には、緊急時車線維持支援(ELKA)や、前方衝突予測警報(FCW)、自動緊急ブレーキ(AEB)などを含むたのBYD車にも搭載される基本的なADAS機能に加え、動作に応じてタッチスクリーンの左側にポップアップ画面を表示するほか、大きくハンドルをきった時は車両を真上から見た映像を、左折時は左前方の映像を表示するアラウンドビューモニター、車両前方に車や人を感知するとステアリング奥のメーターに表示するサラウンディング・リアリティなど、優れた機能も追加されています。

 価格(税込み)は、後輪駆動モデルが495万円、四輪駆動モデルが572万円です。

 BYDが「どこをとっても、国内で販売する BYD EV シリーズの最高傑作」と称するSEALION 7。実際の使用感や乗り味はどうなのでしょうか。神奈川~富山間のロングドライブで試してみました。

 今回試乗したのは、四輪駆動モデル。ロングドライブでは航続距離的に不優位ですが、高速道路では、どっしりとした重量感と、ロングホイールベースによる安定性、パワフルなモーターによる高速域での加速性などにより、ストレスの少ないドライブを実現します。

 また、ワインディングロードでは、低重心な設計や、ワイドトレッド化、4輪可変ダンパーにより、地面に張り付くようなスポーティな走りを見せます。サイズ感を感じさせないスポーティな走りに、驚くばかりです。

 一方、後席に乗ってみると、ロングホイールベースによる広さや、フラットなフロア、包まれ感のある空間設計は優れたポイントですが、若干突き上げ感が強く、PCで作業をするとミスタイプが多くなってしまう場面も。ロングドライブに備えられ空気圧が高めに設定されていたこともあると思いますが、よりコンフォートなモードもあるとありがたいなと感じました。

 先進安全装備も試してみました。前述のアラウンドビューモニターが車線変更時の安全性を高めてくれるほか、サラウンディング・リアリティによって“他のトラフィックをしっかり認識している”という安心感を与えてくれます。

 一方、アダプティブクルーズコントロールのレーンキーピングはもう一歩安心感が欲しいところと感じました。しかし、このような細かい制御は、OTAでアップデートされていくとのこと、今後の展開に期待です。

 BEVでロングドライブとなると気になるのが、実電費。神奈川~富山間の約370kmほどの道のりで、走行はその殆どが高速という状況のなか、実電費は約20kWh/100kmほど。常に充電残量20%以上のマージンを取りつつ目的地に向かっていくと、3回ほどの給電が必要になり、たどり着く頃には38%ほどの残量になっていました。

 数年前と比べると、充電器の数や、1施設あたりに配置される充電可能台数も増えているため、これほどの航続距離・電費があれば、今回のコースではあまりストレスに感じることはありませんでした。

※ ※ ※

 少々大きなSUVながらスポーツカー並みの優れた走行性能を発揮するSEALION7。後席の快適性や、レーンキーピングの精度にいま一歩な点を感じましたが、これらはアップデートで解決されていくことでしょう。

 この走行性能や、高級感なら前述の価格はむしろ安いと感じられる「コストパフォーマンス」の高い仕上がりとなっていました。

文:くるまのニュース くるまのニュース編集部

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