現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > PPから敗北2位ノリスに「寝ぼけたスタート」とロズベルグ辛口評価。勝利ピアストリには大絶賛

ここから本文です

PPから敗北2位ノリスに「寝ぼけたスタート」とロズベルグ辛口評価。勝利ピアストリには大絶賛

掲載 5
PPから敗北2位ノリスに「寝ぼけたスタート」とロズベルグ辛口評価。勝利ピアストリには大絶賛

 元F1ドライバーのニコ・ロズベルグは、F1ベルギーGPを制したオスカー・ピアストリ(マクラーレン)について「まさに圧巻だった」と絶賛。一方で、チームメイトのランド・ノリスについては「少し寝ぼけていたようだった」と辛口の評価を下した。

 ノリスはポールポジションからスタートし、セーフティカー先導のもと最初の4周をリードしていた。しかしセーフティカー明けのターン1でピアストリに接近を許し、ケメルストレートエンドでトップを明け渡すことになった。

■大雨赤旗中断、ちょい濡れ路面も何のその。ピアストリ今季6勝目! 角田裕毅はスリックタイヤ交換遅れが13位|F1ベルギーGP決勝

 その後、マクラーレンはチーム内で異なる戦略を採用。ピアストリは11周目にノリスより1周早くピットインし、インターミディエイトからミディアムタイヤに交換。一方ノリスはハードタイヤを選択した。

 ピアストリはレースの主導権を握り続け、そのままタイヤを温存しながらトップをキープ。終盤はノリスが差を詰めたものの、ピアストリが優勝を果たし、ドライバーズランキングでのリードをさらに広げた。

 レース後、ロズベルグはSky Sports Germanyに次のように語った。

「オスカー・ピアストリは今回もまさに圧巻だった」

「アスリートやレーシングドライバーにとって、チャンスはほんのわずかしかないこともあるが、彼はそれを完璧に活かしてみせた。冷静かつ、センセーショナルな走りだった。その一方で、ランド・ノリスはすべてを完璧にこなすことはできなかった」



「特にセーフティカー明けのリスタートだ。彼はちょっと寝ぼけているように見えた。立ち上がりが遅く、ピアストリはすでに後ろにピタリとついていた。これは珍しいことだ。通常は(セーフティーカー走行で)先頭にいれば再加速のタイミングを自分で選べるし、後続の不意をつくことも可能だからだ。でもノリスはそれができなかった」

「さらにターン1の出口でミスをし、ピアストリが素晴らしい動きを見せ、オー・ルージュを通過する動きも素晴らしかった。ピアストリは本当に感動的で、驚くほど強かった」

 ロズベルグはさらにこう続けた。

「それでもレース終盤には、ノリスにも逆転のチャンスがあった。彼はハードタイヤを履いていて、ピアストリのタイヤは明らかに劣化が進んでいたからだ。だけどノリスには3度のミスがあった。チームもピットストップで約1秒を失い、さらに彼自身も走行中に計3秒ほどロスしている。その3秒こそが、最終ラップで攻撃できるかどうかを分けた差だったんだ」

「これは……まあ、ノリスにはありがちなことだが、残念だ。もしこれが(ルイス)ハミルトンや(マックス)フェルスタッペンなら、ああいった場面で3回もミスはしないはずだ。残念だけど繰り返されてきた課題だ。とはいえ、ノリスにとっても全体的には良い週末だったのは確かだし、チャンピオン争いもまだまだこれからだ」

文:motorsport.com 日本版 Lydia Mee
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

来季キャデラック入りのボッタス、メルセデス離脱に際しメッセージ「狭間の年に家族の元に戻れて良かった。またすぐに会おう!」
来季キャデラック入りのボッタス、メルセデス離脱に際しメッセージ「狭間の年に家族の元に戻れて良かった。またすぐに会おう!」
motorsport.com 日本版
LFPバッテリーのリサイクル技術を開発、高純度リチウム回収…SKイノベーション
LFPバッテリーのリサイクル技術を開発、高純度リチウム回収…SKイノベーション
レスポンス
トップガンで有名な F/A-18「スーパーホーネット」初飛行から30周年! 新型機配備開始も「あと10年」どころかもっと延長も!?
トップガンで有名な F/A-18「スーパーホーネット」初飛行から30周年! 新型機配備開始も「あと10年」どころかもっと延長も!?
乗りものニュース
ホンダ新型「NSX」!? “ミッドシップ”の新「“2ドア”スポーツカー」初公開! “リトラ”の旧車デザイン×カーボンファイバーの軽量ボディ採用のJASモータースポーツ「テンセイ」伊国に登場へ
ホンダ新型「NSX」!? “ミッドシップ”の新「“2ドア”スポーツカー」初公開! “リトラ”の旧車デザイン×カーボンファイバーの軽量ボディ採用のJASモータースポーツ「テンセイ」伊国に登場へ
くるまのニュース
バッテリー企業初、LGエナジーがソフトウェア技術でCES 2026イノベーション賞…電池寿命2倍に
バッテリー企業初、LGエナジーがソフトウェア技術でCES 2026イノベーション賞…電池寿命2倍に
レスポンス
ジェイズレーシング、セントラルサーキットの全株式を取得…新たな運営体制で発展めざす
ジェイズレーシング、セントラルサーキットの全株式を取得…新たな運営体制で発展めざす
レスポンス
ハジャーがレッドブルをドライブへ。日本人は岩佐歩夢&平川亮が参加/2025年F1タイヤ&若手ドライバーテスト参加者一覧
ハジャーがレッドブルをドライブへ。日本人は岩佐歩夢&平川亮が参加/2025年F1タイヤ&若手ドライバーテスト参加者一覧
AUTOSPORT web
ヘルムート・マルコがレッドブルを去る可能性。カタールGPでの一件が上層部の逆鱗に触れたか
ヘルムート・マルコがレッドブルを去る可能性。カタールGPでの一件が上層部の逆鱗に触れたか
AUTOSPORT web
バイザー付きヘルメットも入る「ライダースヘルメットトートバッグ」がドッペルギャンガーから発売! 折りたたみ式・容量26L
バイザー付きヘルメットも入る「ライダースヘルメットトートバッグ」がドッペルギャンガーから発売! 折りたたみ式・容量26L
バイクブロス
【これ、アリアリ(^^♪】スズキ ジムニー ノマドをキャンピングカーに改造 ポップアップルーフを備えた「スズキ ジムニー ノマド ポップ」登場!
【これ、アリアリ(^^♪】スズキ ジムニー ノマドをキャンピングカーに改造 ポップアップルーフを備えた「スズキ ジムニー ノマド ポップ」登場!
AutoBild Japan
アシックスがリベレイダースと初コラボ!──GQ新着スニーカー
アシックスがリベレイダースと初コラボ!──GQ新着スニーカー
GQ JAPAN
ホンダ新「軽ワゴン」発売に反響殺到! 「“一番低燃費”で経済的なのがイイ」「レトロっぽくてむしろ好き」の声も! 最上級より「55万円オトク」なシンプル仕立ての「N-ONE」最安モデルに熱視線!
ホンダ新「軽ワゴン」発売に反響殺到! 「“一番低燃費”で経済的なのがイイ」「レトロっぽくてむしろ好き」の声も! 最上級より「55万円オトク」なシンプル仕立ての「N-ONE」最安モデルに熱視線!
くるまのニュース
ディフェンダー最強「OCTA」がベース、『ダカール D7X-R』発表…ダカール・ラリー2026に挑む
ディフェンダー最強「OCTA」がベース、『ダカール D7X-R』発表…ダカール・ラリー2026に挑む
レスポンス
宮田莉朋、7度目の入賞で2025年を締めくくる「来季は2年の経験を生かしてベストを尽くす」/FIA F2第14戦レビュー
宮田莉朋、7度目の入賞で2025年を締めくくる「来季は2年の経験を生かしてベストを尽くす」/FIA F2第14戦レビュー
AUTOSPORT web
ヒョンデ、V2GとV2Hサービスを世界展開…EVを電力インフラに
ヒョンデ、V2GとV2Hサービスを世界展開…EVを電力インフラに
レスポンス
座席が無い「真っ白の新幹線」来年デビュー!日本初の画期的な車両に 東北新幹線で運行
座席が無い「真っ白の新幹線」来年デビュー!日本初の画期的な車両に 東北新幹線で運行
乗りものニュース
バードストライク発生数「1日4.6件」! 対策はハイテクとアナログの合わせ技 “エンジンに鶏肉撃ち込む試験”まで
バードストライク発生数「1日4.6件」! 対策はハイテクとアナログの合わせ技 “エンジンに鶏肉撃ち込む試験”まで
乗りものニュース
斬新「“四駆”ミニバン」26年発売へ! “アルファード超え”大柄ボディ&「めちゃ豪華内装」の“3列6人/7人乗り”仕様! 「600馬力超え」のパワトレも凄い! めちゃ光る“ド迫力顔”のジーカー「009」とは?
斬新「“四駆”ミニバン」26年発売へ! “アルファード超え”大柄ボディ&「めちゃ豪華内装」の“3列6人/7人乗り”仕様! 「600馬力超え」のパワトレも凄い! めちゃ光る“ド迫力顔”のジーカー「009」とは?
くるまのニュース

みんなのコメント

5件
  • evo********
    ピアストリとノリスの差が顕著に現れました。
  • pak********
    ピアストリにとって今回の勝利は大きな意味がある。最近はノリスに押されていた印象だが、スパではピアストリ優勝で2位ノリス。
    流れをまた取り戻した。マクラーレンの二人のヤングドライバーは実力が遜色ないし、最後はほんのわずかな流れの差で王者が決まるかもしれない。ノリスだったらイギリス人はコンスタントに王者を出してるから大騒ぎはされないだろうけど、ピアストリならアラン・ジョーンズ以来35年ぶりだからオーストラリアでは大騒ぎになるだろうね。
    どちらが王者になっても人柄も良さそうだし、シーズン終了が楽しみです。(⁠^⁠^⁠)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村