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【シトロエン】らしい乗り心地が感じられるC4ハイブリッド[試乗レポート]

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【シトロエン】らしい乗り心地が感じられるC4ハイブリッド[試乗レポート]

シトロエンC4ハイブリッドが2025年3月に発表され、従来のディーゼル、BEVのラインアップに加わった。ただ、2025年10月の現在ではディーゼルモデルはラインアップから消えており、BEVと、このハイブリッドの2タイプになっている。2022年の発表の頃はPower of Choiceと言っていたが、選択の幅は狭くなっている。

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というのも、フランスではBEV化が積極的に行なわれており、かつてガソリンとディーゼルはおおよそ50%ずつのシェアだったが、一気にディーゼルがシュリンクしているというのだ。また、エンジン車へのイメージもBEVを購入できない人がエンジン車を購入するイメージに変わっているというのだ。これも原発を積極的に稼働させ、周辺国へその電気を販売するほど、電力に余裕があるからこそのBEV推奨となっている様子だ。

とはいえ、ここ数年の状況変化によりICE(内燃機関)の延命は間違いなく、CN燃料やバイオ燃料などの普及からエンジン車が再び見直されているようだ。

そうした背景もあり、ICEを共有したモデル作りがステランティスグループ内でも行なわれており、1.2Lの3気筒ターボエンジンとマイルドハイブリッドを組み合わせたパワートレインが数多くのコンパクトカーに搭載されている。フィアット、アルファロメオ、プジョー、シトロエンで搭載されており、またプラットフォームの共通化も進められているのだ。

試乗したシトロエンC4ハイブリッドは通称名で、機種名はMAX Hybridになっている。何がMAXなのか不明なので、C4ハイブリッドの表記で進めていく。

これまでのC4ディーゼルとBEVモデルとは共通の内外装で、プラットフォームはCMP2を採用。Cセグメントのサイズがある。他のモデルではBセグメントサイズが中心のため、同じパワーユニットを使う中では最もサイズが大きいことになる。

もう少しパワーユニットについて説明すると、エンジンはピュアテック(EB2L型)ターボエンジンで、48Vのモーターを内蔵した6速DCT(通称:DCS6)を組み合わせている。出力は100kW(136ps)/230Nmで、可変ジオメトリーターボを採用している。ミッションに組み込まれたモータはP2ポジションに位置し、エンジンとミッションの間にある。最大出力21kW(28ps)、55Nmというスペックだ。

このモーターは30km/h以下では駆動もしており、発進時はEVで動き出す。走行中はアシストに専念し、また減速時には回生エネルギーを回収する働きをするというマイルド・ハイブリッドだ。

さて、シトロエンといえば、他に類を見ない乗り心地がある。カーペットライドとか魔法のじゅうたんとか、さまざまな比喩で表現されてきた乗り心地を提供するシトロエンだが、なぜか、このMHEVではそこまでのふわり感が薄くなっていた。

とはいえ、あの乗り味の延長線上にあることは間違いなく、唯一の乗り心地ではある。プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)がかつてのハイドロ系の乗り心地を再現しているのだが、なぜか、薄味に感じられるのだ。またシートにアドバンスト・コンフォートシートを装備しており、座面内部に15mm厚のフォームパッドを使用し、PHCと合わせて独自の乗り味を生み出しているのだが、その薄味にやや感動も薄くなってしまう。

インテリアは基本変わっていないが、メーターパネルが5インチから7インチへと気持ちサイズアップしている。そのためなのか、表示される情報が増えており、他社モデルと似たような情報が表示されるようになっていて、BEVのC4で味わったシンプルな表示に感動を覚えたこともまた薄れていっている。BEVのC4では「これほど情報がなくても不便がない」ことに感動したものだが、シンプリストは少数派ということなのだろう。

このシトロエンC4は2022年1月のフルモデルチェンジなので、いわばマイナーチェンジのタイミングとも言えるわけで、自動車産業の変革期だからこそのHEVモデル追加なわけだ。一方でプジョー3008では、プラットフォームがステラミッドに変わっているので、いずれC4もプラットフォームが変わって新世代へと変貌する。その際には、あの乗り味を再び期待したいものだ。

諸元

◆試乗車スペック
グレード:シトロエンC4 MAX Hybrid
サイズ:全長4375mm×全幅1800mm×全高1530mm
ホイールベース:2665mm
駆動方式:AWD
最小回転半径5.6m

燃費
WLTCモード 23.2km/L
市街地モード 23.2km/L
郊外モード 23.5km/L
高速道路モード 22.9km/L

試乗時データ
試乗走行距離 335km
平均実燃費 15.6km/L

その他
エンジン:直列3気筒ターボ
エンジン最高出力:100kW(136ps)/5500rpm
エンジン最大トルク:230Nm/1750rpm
トランスミッション:6速DCT
タイヤサイズ:195/60R-18(全輪)

価格

C4 MAX Hybrid 432万円~
Ë-C4 MAX 565万4500円~

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シトロエン公式サイト

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文:Auto Prove 高橋 アキラ
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みんなのコメント

2件
  • be_os_opendoc
    以前のでエクステリアの方が良かった。
    なんかありふれた無国籍というか。
    乗ってみたい感が薄れた。
  • opt********
    ec4のデザインはシトロエンらしい個性を感じて良かったが、新しいハイブリッドC4のフロントデザインは何やら掴みどころがなく中途半端で、どうも好きになれません。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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