キャデラック・ハーツ・チーム・JOTAは、2月の2025年WEC世界耐久選手権開幕戦『カタール1812kmレース』で、2台のキャデラックVシリーズ.Rが同士討ちを喫した後も「前向きに」なっているとチーム共同オーナーのサム・ヒグネットは述べた。
カタール1812kmでのキャデラックの勝利は、ジェンソン・バトンの38号車とアレックス・リンの12号車がワン・ツー体制を築いていたなか、セーフティカー先導中に衝突したことによって消滅。2台はレースを続けたが大きく遅れ、12号車が8位、38号車が16位フィニッシュとなった。
トヨタの提案は却下/史上2度目は11年ぶり/タイヤ選択が肝にetc.【第2戦イモラ金曜Topics】
第2戦イモラ6時間レースを前に、キャデラック・ハーツ・チーム・JOTAの共同オーナーであるヒグネットはSportscar365のインタビューに応じ、カタールでの痛手となったインシデント以降、チームのコミュニケーションについて「さまざまな点」を「繰り返し説明してきた」と述べた。
「いくつかのプロセスと手順を繰り返し説明してきた。私たちがしているのは前向きな姿勢で、起こったことにいつまでもとらわれたくない。アクシデントから学んだ教訓はあり、講じてきた対策もある」とヒグネット。
「あのアクシデントはかなり特殊な状況だった。今は未来に目を向けているから、これからどうなるか見てみようじゃないか」
手順の変更や明確化の詳細を尋ねられたヒグネットは「チームの運営方法やドライバー間のコミュニケーションについて、さまざま点を見直した」と答えた。
「成功よりも失敗から学ぶことの方がはるかに多い。私たちはひどい失敗をしたが、そこから多くのことを学んだ」
またヒグネットは、WECイモラのフリープラクティス1回目でのファクトリー・キャデラック2台のペースに満足していると述べた。リンとバトンはそれぞれフェラーリ499Pに挟まれつつ12号車が3番手、38号車が5番手タイムを記録した。
その結果を受けたヒグネットは「まだやるべきことがあると思う」と語った。
「ほとんどのチームがここ(イモラ)でテストを行っている。テストではFP1より少しバランスが良かったかもしれないので、あのときのマシンに戻るために、まだやるべきことがある」
「一部のクルマは群を抜いて速いが、現状の我々は混戦のなかにいる。それは間違いないだろうね」
そして、ヒグネットはキャデラックとの新たなファクトリーパートナーシップが2戦目を迎えるにあたり、協力関係がもたらした成果も強調する。
「キャデラックと毎週末のように密接に連携することで、我々はより多くのことを学び、より多くの成果を達成できている」と彼は語った。
「この関係が深まるにつれて、継続的な改善が見られはずだ。それはパフォーマンスの向上にもつながり、一年を通しての成長を実感できるだろうね」
昨年プライベーターとして運用したポルシェ963と、今年のキャデラックVシリーズ.Rを比べるように求められたヒグネットだが、直接的な比較はせず、GMと連携した開発姿勢を強調した。
「どちらが優れているかは言えない。なぜなら、実際にまったく異なるマシンだからね」と同氏。
「キャデラックには確かに利点がある。それはメーカーと直接連携して、ソフトウェアの観点から車両開発を行うといったことだ。ポルシェでは多くのことに関与できなかった」
「ペンスキー・モータースポーツはポルシェと連携して開発を行っており、私たちはその結果にいつも満足していた。しかし今、私たちは(キャデラックの)開発を主導することができている」
[オートスポーツweb 2025年04月19日]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
角田裕毅に対する中傷行為を、FIAとアルピーヌが強く非難。コラピントとのコース上のインシデントが発端
【MotoGP】早期離脱を目論むマルティン、アプリリアとの問題解決は容易じゃない? ライダー&メーカー共にダメージ必至
ノーズのダイヤを落としちゃった! 事故か、盗難か、はたまた……F1チームがモナコGPで起こした珍事の裏側
3カテゴリーでマルチに活躍する阿比留あんな「個人の認知度をもっと上げてチームに貢献していきたい」【2025RQインタビューVol.04】
【MotoGP】シート危機も囁かれるフェルナンデス「僕は金のためにレースしてるんじゃない」Moto2時代の強さ取り戻せるか
国民激オコです… 外国人が「簡単に免許を取得できちゃう制度」どうにかならないの? 「外免切替」の重大事故相次ぐ! 外国人優遇といわれる制度は変わるのか?
なぜ北陸新幹線は着工できないのか?小浜・京都ルート、石川の造反で見えてきた「米原復活」論の現実味! 自民議員も「京都説得は無理筋」のホンネ
ガソリンの新たな支援制度開始、最終的に最大10円「定額」補助[新聞ウォッチ]
【八方美人】新型「RAV4」の“イイとこ取り”デザインの功罪。格上クラウンやランクル、ハリアー検討層も流れそう
日産、採算度外視の「切り捨て」か? NV200バネット生産終了・湘南工場閉鎖が示す、高収益化への「痛すぎる決断」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?