メルセデスF1チームの代表を務めるトト・ウォルフは、今週末の第7戦カナダGPではジル・ビルヌーブ・サーキット特有のコース特性により、メルセデスのライバルたちが有利になり得ると考えている。
第6戦モナコGPではメルセデスが開幕から6戦連続優勝を飾ったものの、ルイス・ハミルトンが優勝、バルテリ・ボッタスは3位と、今年初めて1-2フィニッシュを逃すレースとなった。
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ウォルフは、パワーが重視されるジル・ビルヌーブ・サーキットがチームの優位性を崩すことになるかもしれないと考えている。
「多くの面において、モントリオールでの課題はモナコのものとは正反対だ。ジル・ビルヌーブ・サーキットは他と比べて長いストレートがある高速コースであり、オーバーテイクの可能性が大いにある」とウォルフは説明した。
「しかしながらモナコと似ているのはコンクリートのウォールで、そこではミスが非常に高くつく。また相対的に短い周回となるため、予選は接戦となる」
「過去6戦において、我々はコーナーで非常に速かったが、ストレートではタイムを失っていた」
「そのため、カナダは我々にとって大きな挑戦となる。コース特性のおかげで、ライバルたちが有利となる可能性があるのだ。ストレートは多いが、ラップタイムを出すためのコーナーは数が少ない」
「だが我々はこの挑戦を楽しみにしている。この数年カナダでは素晴らしいレースが行われてきた。モントリオールでは、またしてもアクションにあふれた週末になると予想している」
メルセデスが優勝を飾ったモナコの週末を最後にもう一度振り返ったウォルフは、この勝利がメルセデスのガレージにはいなかったもうひとりのチームメンバーを喜ばせただろうと考えている。
「チームにとってモナコGPは簡単な週末ではなかった」
「一方では、モンテカルロで勝利することは、F1チームが経験し得る最高のもののひとつだ。特に接戦のレースを、緊迫した状況でフィニッシュしたのならね」
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