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【写真34枚】メルセデスが「ビジョン・アイコニック」を世界初公開。「アイコニックグリル」で示す次世代のブランド像とは

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【写真34枚】メルセデスが「ビジョン・アイコニック」を世界初公開。「アイコニックグリル」で示す次世代のブランド像とは

メルセデス・ベンツが「ビジョン・アイコニック」で示した新時代のデザイン哲学

メルセデス・ベンツは2025年10月14日、中国・上海にて、ブランドの新たなデザインの時代を象徴するショーカー「ビジョン・アイコニック(Vision Iconic)」を発表した。この一台は、ブランドの豊かな伝統にインスパイアされ、未来のためにデザインされた、過去と未来の架け橋となる存在である。美しさとテクノロジーを完璧に融合させ、電動化とデジタル時代におけるラグジュアリーの新たな基準を打ち立てることを目指しているという。

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100年の伝統を再解釈した、未来の顔「アイコニックグリル」

エクステリアデザインの核となるのは、100年以上にわたりブランドの顔を形作ってきたラジエーターグリルを大胆に再解釈した「アイコニックグリル」である。このグリルは、W108やW 11、そして伝説的な600プルマンといった歴史的モデルのアップライトなグリルから着想を得ている。幅広のクロームフレーム、スモークガラスの格子構造、そして統合された輪郭ライトが、伝統とデジタルの現代性を融合させている。

この新しいブランドの顔は、2025年9月に発表された新型GLC EVで初めて導入されたものであり、ビジョン・アイコニックではボンネット上のスリーポインテッドスターをも照らし出すことで、その存在感をさらに高めている。

デザイン全体は、1930年代の自動車デザインの黄金時代からインスピレーションを受けており、彫刻的で流れるようなラインとアールデコ調のタッチが、荘厳な存在感と時代を超越したエレガンスを醸し出す。

ボディには、革新的な「ソーラーペイント」技術が採用されている。これは、薄いペースト状の太陽電池モジュールを車体にシームレスに塗布するもので、メルセデス・ベンツが現在研究を進めている最先端技術である。中型SUVの表面積に相当する11平方メートルの塗布面積で、理想的な条件下では年間最大1万2000km走行分に相当するエネルギーを太陽光から得ることが可能だという。このコーティングはレアアースやシリコンを含まず、容易にリサイクル可能であり、効率20%の太陽電池は車両が停止している間も継続的にエネルギーを生成する。

「ハイパーアナログ」とラウンジの快適性が融合した室内空間

インテリアは、「ハイパーアナログ」なラグジュアリーと、ラウンジのような快適性を融合させ、全く新しい移動体験を提供することを目指して設計された。空間はアールデコ調の豪華な構成で、最高級のクラフトマンシップと特別な素材で満たされている。インストルメントパネルの中央には「ツェッペリン」と呼ばれる浮遊するガラス構造が鎮座し、芸術的にデザインされたディテールと、アナログおよびデジタルの計器が洗練された相互作用を見せる。ドアを開くと、高級クロノグラフにインスパイアされたという、完全にアナログな機構による映画のようなアニメーションでインストルメントクラスターが起動する。

素材へのこだわりも徹底しており、ダッシュボードには光沢のあるマザーオブパール調のインレイが施され、ドアパネルにもマザーオブパールの象嵌細工が見られる。フロントには深いブルーのベルベットで覆われた広々としたベンチシートが採用され、乗員に一体感のあるくつろぎの空間を提供する。そしてフロアには、1920年代に再興した17世紀の豪華な装飾技術であるストローマルケトリー(麦わら象嵌細工)が、アールデコ調のクラシックな扇形で施されている。

人間の脳を模倣した「ニューロモーフィック・コンピューティング」の可能性

ビジョン・アイコニックは、デザインだけでなく最先端技術のショーケースでもある。自動運転の分野では、レベル4の高度自動運転システムの搭載を想定している。高速道路でシステムを起動すれば、ドライバーは運転から完全に解放され、リラックスしたり、仮眠をとったり、あるいは車内で映像コンテンツを楽しんだりすることが可能になる。また、目的地に到着した後は、車両の高度なセンサーを利用した自動駐車機能によって、ドライバーが駐車操作を行う必要はなくなる。

これらの高度な自動運転機能を支えるのが、「ニューロモーフィック・コンピューティング」である。これは人間の脳の働きを模倣した人工ニューラルネットワークで、AIの計算を大幅にエネルギー効率よく、かつ高速に処理することを可能にする。これにより、自動運転におけるデータ処理のエネルギー要件を現在のシステムに比べて90%削減できる可能性があるという。さらに、操縦系統にはステアリングホイールと前輪を機械的に接続しない「ステアバイワイヤ」技術を採用。これにより、取り回しや駐車が容易になるだけでなく、インテリアデザインの自由度も向上させる。

「これは新たな基準を打ち立てる一台」―開発責任者が語る未来のビジョン

メルセデス・ベンツ・グループAGの取締役会メンバーであり、最高技術責任者を務めるマルクス・シェーファー氏は、「ビジョン・アイコニックは、未来のモビリティに対する我々のビジョンを具現化したものです。ニューロモーフィック・コンピューティング、ステアバイワイヤ、ソーラーペイント、そしてレベル4の高度自動運転といった画期的なイノベーションにより、我々は電動化とデジタルの時代に新たな基準を打ち立てます」と語る。

また、チーフ・デザイン・オフィサーのゴードン・ワグネル氏は、「このショーカーは、1930年代の自動車デザインの黄金時代にインスパイアされ、メルセデス・ベンツの純粋なエッセンスを体現しています。伝統的なクラフトマンシップ、最先端のテクノロジー、そして紛れもないデザイン言語の共生が、価値、威信、そして優雅さの究極の表現を生み出すのです」と述べている。

このショーカーの発表に合わせ、その世界観をファッションで表現したカプセルコレクションや、ブランドの新たなデザイン哲学を解説する「ICONIC DESIGN Book」も公開された。ビジョン・アイコニックは単なる一台のショーカーに留まらず、メルセデス・ベンツがこれから歩む未来の道筋を力強く示す、まさに「アイコン」と呼ぶにふさわしい存在なのである。

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文:LEVOLANT LE VOLANT web編集部
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みんなのコメント

5件
  • おしん
    同時期のセンチュリークーペの発表でかませ犬にもならないな
  • 因位会
    ドンドン ダサく成るベンツ(^^)電気系も弱いし、
    カネが無いオレでも、買わんワ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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