神童アントネッリ……実は普通の18歳。好物は和牛!? 「鈴鹿を走るのは楽しみだけど、東京とか日本の色々な所に行ってみたい！」

　2025年、メルセデスからF1デビューを果たすことになるアンドレア・キミ・アントネッリ。異例とも言えるトップチームであるメルセデスからのF1デビュー、カリスマ的な風貌、これまでインタビューに応じることが少なかったということもあり、現時点では少しミステリアスな存在だと言える。

　そんなアントネッリと、メルセデスとアディダスのコラボレーションコレクション発表イベントの際、オンラインで話を訊く機会を得た。実際に話してみると、実に人懐っこいというか、普通の18歳の若者といった印象であった。

「F1デビューが現実になりつつあると、日々実感し始めている。今日のイベントに出て、改めて今年グリッドに立つんだという実感が増したんだ。素晴らしい気分だよ」

「チームと共にできる限りの準備を整えるよう、日々集中しているんだ。メルボルンでの開幕戦が実に楽しみだね」

　デビューに向けた今の心境をそう語ったアントネッリ。アントネッリと言えば、昨年末に鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーフォーミュラのテストに参加することが決まっていたが、体調不良により実現できなかったというエピソードもある。

　第3戦日本GPの際、アントネッリは初めて来日することになるが、鈴鹿を走ることを待ち望んでいるのは当然として、東京など日本の文化にも触れたいと考えているようだ。

「実は昨年日本に行き、スーパーフォーミュラで鈴鹿を走る予定だった。でも残念ながら、アブダビに行った時から体調が悪くて、日本に行けなかったんだ」

「でも、本当に日本に行くのが楽しみなんだ。鈴鹿を走るっていうのは本当に楽しみ。世界で最高のコースのひとつだと思うからね」

「でも機会があれば、日本を見て回ってみたい。東京や……日本のことはあまり知らないけど、いろんな人が素晴らしいと言っているからね。そして、僕は和牛が大好きなんだ。日本って、いいところだね！」

「日本は世界でも最高のファンがいる国のひとつだと思う。そこでレースをするのが本当に楽しみだし、皆さんのエネルギーを感じられること、数ヵ月後に日本のみんなに会えるのを楽しみにしている」

　なお普段はオーバーサイズの服を着るファッションが好みだというアントネッリ。しかしパドックでは、自分の好みよりもスリムなラインアップのアディダスのウエアを着ることになる。どんなコーディネートにするか、チームとも相談中であるようだ。

「僕はかなりシンプルなんだ。それじゃあつまらないかもしれないけど……普段はフーディなんかを着ている。その下にTシャツを着て、パンツはジーンズが多いかな。普段はオーバーサイズの服を着るのが好きだ」

「アディダスとメルセデスのチームキットはとてもいいよ。ちょっとスリムだけど、サーキットではスリムな服の方が良い。コーディネートに関しては、いくつかの選択肢を考えているけどね……アディダスやメルセデスと相談するつもりだ」

「でも実は、すでにたくさんの服をもらったんだ。母はそれを家のどこに仕舞ったらいいのか分からず……ちょっと絶望しているみたいだけどね！」

　鳴物入りでF1デビューを果たすアントネッリ。その真の実力はいかほどのものか？　大いに注目が集まっている。そして、その着こなしにもご注目いただきたい。

Comments

[gin********]

多くのチームでラインナップの変更があり楽しみ。