終焉近づくガソリンを燃やすホットハッチ
ガソリンを燃やし熱く走る、ホットハッチには終焉が近づいている。特に英国では。
【画像】FF+MTの傑作ホットハッチ シビック・タイプR x フォーカス ST ベースモデルも 全126枚
この事実に対する印象は、アルピーヌA290やアバルト500e、ヒョンデ・アイオニック5 Nなどへの受け止め方で、大きく異なるだろう。いずれにしても、半世紀をかけて進化してきた高性能ハッチバックの次章が、どう転じるのか確信は持てていないはず。
GTiを冠するモデルを、プジョーがラインナップから消して久しい。スイフト・スポーツは、現行の4代目に設定はない。トヨタGRヤリスは、英国の配当ぶんが完売している。ホンダ・シビック・タイプRも、2026年にはグレートブリテン島での販売を終える。
最近、フォード・フォーカス STも生産終了が告知された。恐らく、このコンテンツがアップされる頃には、ドイツ中西部、ザールルイ工場の製造ラインは閑散としているはず。2025年8月の時点で100台だった残りの受注可能数も、埋まったらしい。
自然吸気ユニットの記憶が蘇る
この別れを惜しむべく、約束していたフォーカス STの貸し出しを、英国フォードは突如キャンセルした。担当者によると、8月でフォーカスの広報車の設定は終了したという。同社史上で最高傑作の1つは、過去のものになった。
英国編集部は、SNSを頼った。限定仕様のオーナーになったばかりのジム・ウッド氏が、快く貸し出してくれるという。グレートブリテン島西部、ウェールズ州に並ぶライト・ブルーの2台は、少し憂鬱な気分を代弁しているように映る。
シビック・タイプRの伝説は、多くの読者にとって馴染み深いものだろう。2.0L 4気筒VTECターボエンジンの吹け上がりへ悦に浸る度に、トルクこそ劣るものの、高回転型だった自然吸気ユニットの記憶が蘇る。
フォーカス STでは、2.3L 4気筒ターボを回すほど、ボルボ由来の5気筒エンジンを積んでいた2代目の体験がよぎる。自然吸気らしい咆哮が、鼓膜を震わせたものだ。
ホットハッチのピークは2000年代初頭
ホットハッチのピークは、2000年代初頭だろう。フォーカス RSやフォルクスワーゲン・ゴルフ R32、アルファ・ロメオ147 GTAといった名車が生まれている。ルノー・スポール・クリオ(ルーテシア)182トロフィーや、BMW 130iも忘れがたい。
史上ベストは、プジョー205 GTiのようなラテン系か、初代フォルクスワーゲン・ゴルフ GTIか。日産パルサー GTI-Rやマツダ323(ファミリア) GT-Rなど、気鋭の日本車だと主張する人もいらっしゃるだろう。今では、おじさんの思い出話の領域だが。
それでも、今回の2台は現在へ生き残っている。姿形は変わっても、4代目のC519型フォーカス ST エディションと6代目のFL5型シビック・タイプRは、MTを介してフロントアクスルが駆動される生粋のホットハッチ。象徴的なモデルといえる。
往年の傑作へ匹敵する、2台といっていい。お別れの時が来た今、そっと幕引きさせるなんてもったいない。しっかり、その実力を堪能しなければ。
要にあるFF+MTのパッケージ
MTとFFというパッケージ以上に、ホットハッチの運転体験へ影響した要素はない。リミテッドスリップ・デフやトーションビーム式リア・サスペンション、ターボなども楽しさを誘うものだが、決定的なものではないと思う。
少し手に余るほど強力なエンジンが、ドライバーの熱意の延長のように、フロントで暴れる。3枚のペダルとシフトレバー、ステアリングホイールを駆使して操るFFのパッケージングこそ、ホットハッチの要にあるといっていい。
ドライバーの技術や判断、メカニズムの理解度が試されるクルマでもある。走るほどに、没入度が深まる経験でもある。自分も、それに夢中になってきた。この魅力が色濃いのは、シビック・タイプRの方。僅かに、フォーカス STを上回る。
この続きは、シビック・タイプR x フォーカス ST(2)にて。
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みんなのコメント
EUは内燃が延命になったとは言え順次EVに切り替えて行く方針に変りはないよと
なんの記憶が蘇ったのかしら。それともUKでは自然吸気のSTがあったのか?