F1オーストリアGPで、チームメイトのランド・ノリスに及ばず2位に終わったオスカー・ピアストリ(マクラーレン)。彼は“古巣”であるアルピーヌに対して不満をぶちまけた。
ピアストリは元々アルピーヌの育成ドライバーであり、F3とF2でタイトルを獲得した後、1年の浪人期間を経て2023年にF1デビューを果たした。しかし彼がF1での所属先に選んだのはアルピーヌではなく、マクラーレンだった。
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アルピーヌは当初、ピアストリを2023年のレギュラードライバーとして起用することを発表していた。しかしピアストリ本人がSNSに「アルピーヌF1が僕の同意なく、来年僕が彼らの下で走るというプレスリリースを出したと理解している。これは事実ではなく、2023年に向けてアルピーヌと契約はしていない」と投稿。結局はマクラーレンからのF1デビューとなった。ピアストリの契約についてはアルピーヌとマクラーレンの間で大いに揉め、話題となった。
結果的にこの選択は、同郷の元F1ドライバー、マーク・ウェーバーのマネジメントを受けるピアストリにとって正しい判断だったと言える。アルピーヌが下位に低迷する一方、マクラーレンはピアストリのデビュー年後半から著しくパフォーマンスを上げ、今や彼はF1参戦3年目ながらポイントリーダーにつけるなど初タイトルも視野に入るパフォーマンスを見せている。
上記のような遺恨のあるアルピーヌとピアストリだが、今回のオーストリアGPの決勝レース中にも一悶着あった。
レース中2番手を走っていたピアストリは、ノリスから首位の座を奪うべく接近した戦いを繰り広げていた。しかし55周目、レッドブルの角田裕毅と最下位を争っていたアルピーヌのフランコ・コラピントが、ピアストリをコース外に押し出したのだ。この一件で、コラピントには5秒のペナルティが科された。
それだけではなかった。その2周後、ピアストリは同じくアルピーヌのピエール・ガスリーにターン1でブロックされてしまい、ノリスを追いかけるその足がさらに鈍ることになった。
この時、ピアストリは無線で珍しく感情をあらわにした。
「アルピーヌは何年経っても僕のことをめちゃくちゃにしようとしてくるんだな」
この発言は中継では取り上げられなかったものの、彼のオンボード映像の配信には捉えられていた。
首位を争ったマクラーレンのふたりはその大半でクリーンなバトルを展開したが、ターン4でピアストリがロックアップしながらオーバーテイクを仕掛けた際、ノリスのギヤボックスに近付きすぎてしまったことがあった。この件についてはピアストリが自らの非を認めている。
「(バトルは)すごく激しかった」とピアストリは言う。
「乗っている方は相当大変だったから、見ている人が面白いと思ってくれていたら嬉しい。全力を尽くしたけど、一瞬前に出られたタイミングでは、もう少し上手くやれたかもしれない」
「良いバトルだった。少しギリギリな場面もあって、少し限界を超えてしまったかもしれない。でも、それが僕たちがやっていることだ。互いに戦って、勝利を目指す……今日はそういうレースだった。惜しかったけれど、あと少しのところで届かなかったね」
チーム代表のアンドレア・ステラも、ターン4の一件に関するピアストリの冷静な姿勢を次のように評価している。
「フィニッシュラインを越えた直後、彼はすぐに無線で『ターン4の件は申し訳ない。僕のミスだ。どうすべきか分かっている』と伝えてきた。我々はこの経験を通じて、さらに強く、結束を深めることができた」
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