4月にmotorsport.comが報じていた通り、世界耐久選手権(WEC)のハイパーカークラスとIMSAスポーツカー選手権のGTPクラスで使用されてきた現行ル・マン・ハイパーカー(LMH)とLMDhのレギュレーションが2032年まで延長された。
LMHとLMDhのレギュレーションは既に2年間の延長が発表されていたが、今年のル・マン24時間レースを前に行なわれた恒例の記者会見で、さらなる延長が明かされた。これによりLMHレギュレーションは2021年の導入から12年、LMDhレギュレーションは10年にわたりスポーツカーレースの頂点で使用されることとなる。
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FIAと並びWECを主催するフランス西部自動車クラブ(ACO)のピエール・フィヨン会長は次のように語った。
「メーカーとファンに安定感を与えることが重要だ。このプラットフォームが持続可能かつ強力なモノであることを示す必要がある」
「我々は安定性とコスト管理というふたつの原則に基づいている。FIAと共に2032年末までレギュレーションを延長することを決めるのはそのためだ」
「メーカーに投資回収のチャンスを与えることが、我々の目標だったのだ」
なお今週マカオで開催されたFIA世界モータースポーツ評議会で承認されたレギュレーション延長は、大まかな原則のみが発表された。
フィヨンは「現実的なことを議論する必要がある」とし、「年内には解決する」と説明した。
ACOのテクニカルディレクターであるティエリー・ブーベは、WECハイパーカークラスやIMSA GTPクラスにおいて、LMH車両やLMDh車両の差を取り除く試みが実施されるかどうかについては言及しなかった。
■ハイパーカーがアジアン・ル・マン・シリーズ参戦可能に
ACOとSROが運営するアジアン・ル・マン・シリーズ(ALMS)では、2026-27年シーズン開幕戦からハイパーカーPro-Amクラスが設定され、LMP2クラスやLMP3クラス、GT3クラスの上に新たな最高峰クラスが誕生する。
SROのステファン・ラテラル代表は、ハイパーカークラス設定という動きについて、メーカーやチーム、ドライバーからの関心の結果だと説明した。
「アジアではスポーツカーレースへの関心が高まっている。(SROが運営する)ALMSやGTワールドチャレンジ・アジアのグリッドを見ても、そのことが分かる」とラテラル代表は言う。
「我々はアジアのチームやドライバーを誘致できる可能性があると信じている。興味を示すクライアントを持っているチームがあるのを確かだ」
「20台のハイパーカーを揃えることはできないだろうが、初年度に6台くらいは可能だと思う」
■次世代LMP2コンストラクターが決定
2028年に登場予定の次世代LMP2シャシーを製造するのは、フランスのレーシングカーコンストラクターであるオレカとリジェの2社だ。
FIAが3月にACOとIMSAと共に開始したLMP2マシン製造権の入札プロセスでは、再始動したローラやイタリアのタトゥースに並んでこの2社が手を挙げた。
2017年に導入された現行LMP2レギュレーションでは、オレカとリジェ、ダラーラ、マルチマティックの4社が選ばれたが、LMP2クラスは実質的にオレカのワンメイク状態に。2028年からはオレカとリジェの2社のみに製造ライセンスを与えられることとなった。
またギブソンは、次世代LMP2レギュレーションでもエンジンサプライヤーとして継続。これまでは自然吸気V8が使用されてきたが、入札通り最高出力420kWを発生させる直噴ツインターボV6エンジンが採用され、リビルドまでの走行可能距離は1万4000kmとなる。
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