京都鉄道博物館で開催中の「レーシング&レールウェイ ヒストリー」。11月15日と16日の2日間にわたってモータースポーツ体験イベントが行なわれ、日本人として初めてF1フル参戦を果たした中嶋悟、そして来週スーパーフォーミュラ最終戦に挑む野尻智紀と岩佐歩夢のトークショーなどが実施。多くの観客が集まった。
この「レーシング&レールウェイ ヒストリー」は、レーシングカーと新幹線をはじめとする車両を並べて展示するという初めての試み。16日までは会期前半になっており、初代新幹線0系とホンダの初代F1マシンRA271、そしてロータス・ホンダ99Tと500系新幹線が並べて置かれた。
【ギャラリー】レーシングカーと鉄道車両夢の共演! レーシング&レールウェイ ヒストリー
0系新幹線とRA271は、実はいずれも1964年に登場。つまり東海道新幹線とホンダF1は同期だったのだ。日本の乗り物の歴史を語る上ではなくてはならないふたつの車両が同じ年に出来上がったというのは、なんという偶然だろうか。
今回の展示は残念ながらスペース等の都合上ガラス越しでの共演となったが、ホワイトをベースとしたふたつの車両が並ぶ様は、まさに多くの人が待ち望んでいたシーンだと言えよう。
またロータス99Tと500系車両は、いずれもアクティブサスペンション搭載車という繋がりで展示された。実はこのイベントは、京都鉄道博物館の北野高宏氏が「99Tと500系を並べたい!」と思い至ったことが発端となり、実現に至った。ある意味今回のイベントの主役である。
しかも500系の登場時に装着されていたパンタグラフには、ホンダの子会社であるショーワ製のダンパーが使われており、このパンタグラフはホンダ・プレリュードの屋根の上に乗せてテストが行なわれたという。さらに先頭車両の形状はもちろん、パンタグラフの騒音対策の目的のためのボルテックスジェネレーターが搭載されるなど、空力性能という面でもF1マシンと近しい部分が多々ある。
99Tと500系の共演が実現したことについて北野氏は、「実際に並んだ2台を見て、並べてよかったなと思いました」と語った。
「ただ、この企画をしてから展示を説明するためのパネルを作る上で、改めて色々なことを調べたんですが、思っていた以上に繋がりがあるなと思いました」
「(ホンダ創業者の)本田宗一郎さんと、(0系新幹線の生みの親である)島秀雄さんの共通点が見えてきたりしました。奥が深いなと、改めて思いましたね」
■トークショーが実施。大盛況!
またこの2日間、計4回のトークショーが実施され、前述のとおり中嶋悟、野尻智紀と岩佐歩夢が出演した。
野尻と岩佐は、鉄道についての思い出を語る中で、ビデオゲーム「電車でGO!」を楽しんでいた時の逸話を披露。本来なら「電車でGO!」は、いかに信号に従い、時間通りにスムーズに駅に停車するかを競うゲームなのだが、ふたりは「全開で駅に進入して、急ブレーキをかけていかに目標にピッタリ止めるか」ということに命をかけていたという……ゲームの中だからいいが、それが実際の鉄道だったら大変なことになってしまう。しかしいかにブレーキングを我慢できるかという部分では、レーシングドライバーとしての資質がそこにあったのかもしれないというエピソードであった。
一方中嶋は、基本的には自分で自動車を運転して移動することが多く、新幹線など鉄道に乗る機会はほとんどないというが、この日は「新幹線0系の色に合わせてきた!」という装いでご登場。そしてアクティブサスペンション搭載のロータス99Tに乗った時の思い出も語った。また、会場に詰めかけたファンのうち、じゃんけんで勝った40名とロータス99Tの前で2ショット撮影に応じるという大サービスもあった。
この「レーシング&レールウェイ ヒストリー」は、11月17日からは会期後半となり、ホンダRA107と230形蒸気機関車が”日本製”繋がりで、マクラーレン・ホンダMP4/4と100系新幹線が”時代の先駆け”になった車両つながりとして展示されることになる。
また12月20日と21日に、ふたたびモータースポーツ体験イベントを実施。鈴木亜久里、牧野任祐、太田格之進が登場してのトークショー、そしてマクラーレン・ホンダMP4/6のエンジン始動デモなどが行なわれる予定だ。
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