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ダーツに自転車ペダル、軽トラ用マフラーまで“ヨシムラ”ブランドが付けられた意外な商品たち

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ダーツに自転車ペダル、軽トラ用マフラーまで“ヨシムラ”ブランドが付けられた意外な商品たち

■日常の生活にヨシムラブランドを取り入れる!

 長方形の中にカタカナで“ヨシムラ”の文字。バイク好きなら知らないひとはいないだろう、言わずと知れたスズキ車を中心としたバイク用カスタムパーツのトップブランドだ。

【動画】ヨシムラ製エキゾーストを装着したカワサキ「ZX-25R」の排気音

 そんな“ヨシムラ”ブランドが付けられた意外な商品がいくつかリリースされている。

■軽トラカスタムの定番、ヨシムラサイクロン

 手軽にアウトドアやサーキット走行を楽しめる素材として近年人気がある軽トラック用のパーツもある。スズキ・キャリイ及びスーパーキャリイ用の『スリップオン・オーバル サイクロン』だ。

「高性能」「高品質」「車検対応」をコンセプトに開発され、メインパイプ径をノーマル比で約22%拡大するとともにパイプ管長のバランスを見直し、サイレンサー内部をストレート構造とすることで優れた排気効率を実現。現行のR06Aエンジン搭載モデルでは、純正のパワー特性を生かしつつ、全域でしっかりパワーアップ。先代のK6A型エンジン搭載モデルでは、全域でパフォーマンスを向上させつつ、特に低回転域で大きくトルクをアップさせる。

 エンド部分の処理もさすがのクオリティーで、低音の効いたサウンド、サイレンサーに貼られた“ヨシムラ”ロゴのプレートが、ドライバーの所有欲を満たすことは間違いない。

 チタンブルーカバー/チタンブルーエンドとステンレスカバー/ステンレスエンドの2タイプがラインナップされ、それぞれ重量は、チタンが4.2kg、ステンレスが4.4kg。コンセプト通り、車検対応のJQR認定マフラーとなっており、購入後2年間の製品保証が付く他、サイレンサーリメイク(有料)も対応可能だ。

 ちなみにヨシムラジャパンで購入することはできないので、注意が必要。問い合わせ先はオートリメッサ(株式会社スズキビジネス オート用品事業部)となる。なお、スーパーキャリイの5AGSは保安基準適合外となります。

■高い技術から生み出されたヨシムラのダーツ

 ライダーの間でも愛好家が多そうなダーツをご紹介していこう。『ヨシムラバレルズ』というブランドからさまざまなダーツ用品が販売されている。

 これらの製品を販売する株式会社アド・エヌ アミューズメント事業部の馬場俊輔リーダーは、“ヨシムラ”のダーツを作り始めたきっかけについて「ダーツのバレル(金属部分)は、タングステンという硬度が高い金属でできています。その硬いタングステンを削るには、高い技術力が必要になります。当社では以前よりダーツグッズの販売をしておりましたので、そのダーツバレルの金属加工をヨシムラジャパンさんに相談させていたのが始まりです」と語る。ちなににブランド名の一部となっている“バレル”とはダーツの握る箇所。重心が集まる肝となる部分だ。

“ヨシムラ”を名乗るだけに性能に妥協は無い。

「ダーツバレルの素材となるタングステンは、硬度と比重が高い金属のため、形状、重量を全く同一に製造するのが難しいんですが、ヨシムラバレルズでは、そのダーツバレルの製造において製品誤差0.01g以内を実現しています。日本国内はもちろん、世界のいろいろな地域からお問い合わせいただいておりますし、バイクが好きなダーツ関係者やユーザーからもたくさん応援をいただいております」と話してくれた。

 バレルの他にもダーツ全体の重さを調節するシャフト、ダーツの飛び方を安定させるフライト(羽根の部分)も販売されている。ヨシムラが鈴鹿8耐などに参戦する際のエース番号“12”が入ったフライトもあり、どれもモータースポーツファン垂涎のアイテムだろう。

 ヨシムラが販売するロングセラー商品にステンレスマフラー専用の研磨剤『ステンマジック』があるが、『バレルマジック』というバレル専用のクリーナーもリリースされている。こちらは研磨剤ではなく、付着する酸化膜を剥がすことをメインに作られている薬品で、極力バレルを傷つけずにバレルの黄ばみやカットの中に入ってしまっているゴミを取り除ける。

 気になる価格だが、新たに発売された『マグナム 2020』が2万5000円(税別)、『エクストリームシャフト ストレート』が7980円(税別)となっている。

■自転車業界で話題沸騰のヨシムラMTBペダル

『ヨシムラサイクロン』というマフラーの名称は、多くのライダーがご存知かと思うが、“USヨシムラ”ことYOSHIMURA R&D OF AMERICA,INC.が立ち上げた『ヨシムラサイクリング』という自転車関連のブランドもある。

 アメリカ現地法人の吉村雄策社長がMTBを趣味にしており、愛車のパーツを眺めていて「コレだったらウチの設備で作れるのでは?」と思い立ったのが出発点のようで、吉村社長は「作ってみたいデザインと目指す性能があり、作れる環境があったので作りました」と語る。

 同社には他にも何人かMTBに乗るスタッフがいるため、それらのメンバーでプロジェクトは進められ、今年4月にはMTB用のペダルが発表された。

 ロサンゼルス北部にあるライディングスポットを由来に持つ『CHILAO(チラオ)』という名前のアルミニウム製フラットペダルは、S(100×95mm)とL(110×105mm)の2サイズが用意され、重さはペアで380g(Lサイズ)だ。自転車業界のトップブランド、シマノ製の最新フラットペダルに比べて、なんと100g以上も軽い。もちろん軽いだけでなく、耐久性も考慮されており、また、ペダルは14mmと薄く、踏み込みを軽くするのに役立っている。現地のMTB専門誌で紹介され、愛好家の間でも話題を呼んだ。

 カタカナとアルファベットでおなじみのロゴが入る商品には、シリアルナンバーが刻まれ、”MADE IN CALIFORNIA”の文字もクール。価格はSが180ドル、Lが190ドルとなっている。なお、ペダルに加え、自転車関連のアパレルやドリンクボトルなどのアクセサリー類も充実している。

 今回ご紹介した商品たちは、いずれも決して価格は安くないが、高い品質&こだわりの設計が共通点。ヨシムラファンならずとも一度は試してみたい逸品だといえるだろう。

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みんなのコメント

21件
  • キャリィ+ヨシムラマフラーなら、
    アクティ+モリワキマフラーがあっても良かったのに。
  • ペダルを日本でも買えるようにして欲しい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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