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タイのバイクメーカーGPXの「デーモンGR200R」は、軽快で楽しいフレンドリーなフルカウルスポーツ!

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タイのバイクメーカーGPXの「デーモンGR200R」は、軽快で楽しいフレンドリーなフルカウルスポーツ!

■タイの人気ブランドGPXのフラッグシップモデル「デーモンGR200R」

 タイではバイクが国民の生活の足となっていることもあり、生産台数や保有台数ともに世界有数のバイク大国といわれています。そのタイでトップの人気を誇る二輪メーカーがGPXです。

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 GPXの幅広いラインナップの中で注目を集めているのがフルカウルスポーツ「デーモンGR200R」です。150ccクラスの「デーモン150GR」の人気を受け、ハイグレードバージョンとして2020年に登場しました。コンパクトなエントリーモデル的な存在でしたが、GR200Rでは排気量のみならず、エンジンやホイールサイズや装備も一新。ひとまわり大きくなった印象です。

 新設計の排気量198ccの水冷4ストローク単気筒SOHC2バルブエンジンをトラスフレームに搭載。フロントサスは倒立フォーク、前後に17インチのホイールとシングルディスクブレーキを採用。6速ミッションという充実ぶり。イタリアンデザインを取り入れたモダンなスタイルと、車体価格47万800円というリーズナブルな価格設定が魅力です。

 日本では軽二輪クラスのカテゴリーなので、普通自動二輪免許は必要ですが、車検は対象外、自動車重量税が取得時のみ、自賠責も比較的安いので、維持費が格段に安く済むのも大きなポイントです。生活費に負担をかけたくないママライダーにはとても重要なところです(笑)。

 以前、デーモン150GRを試乗したことがあり、ルックスはもちろん、公道でも楽しく走れる扱いやすさが気に入っていたのですが、GR200Rではどう変わっているんだろう…と興味津々だったのです。そこで、埼玉県にある「桶川スポーツランド」で開催されたGPX Japanの試乗会に参加。装備や乗り味をあれこれチェックしてみました!

■精悍でスマートなルックス、軽量で扱いやすいのが魅力!

 初対面した感想はスーパースポーツのような精悍なルックスに好印象。カラーバリエーションはブラックとレッド、グレーの3タイプがあって、今回はレッドに試乗することになりました。シュッとしたスマートなフォルムに鮮やかなレッドが映えます。カウルのスキマからチラリと見えるゴールドカラーのエンジンも豪華で、思わずグッときちゃいます。

 おもしろいのがデザインのギミック。フロントカウルにはエアダクトを模したデザインが施されています。ポジションライトのLEDラインがキリッとしたマユ毛みたいでイケメンな感じです。その下に備えられたLEDヘッドライトは2眼タイプで、ニラみの効いたクールな顔つきになっています。カウル下の埋め込み式LEDテールライトもオシャレです。

 ちなみに車格は全長2020mm、全幅747、全高1145mmあり、ホイールサイズはロードスポーツ用としてフルサイズの前後17インチ。国産ロードスポーツ同等のほどよいサイズ感です。車重は155kgと軽量で、ハンドルの切れ角もあるので私でも楽に取りまわせます。

 コックピットにはフルLEDのデジタルスピードメーターを採用。イグニッションをオンにすると、目覚めるようなモーショングラフィックスとともにモニターが起動します。回転計、速度計、燃料計、距離、温度、ギアポジションなどをカラーで見やすく表示。ディテールの細やかさにワクワクしちゃいます。

■スポーティで扱いやすいハンドリングで、スポーツライドが楽しい!

 シート高は815mmと高めですが、実際に身長158cmの私がまたがってみると両足のつま先がきちんと接地します。タンクは11Lと大容量で見た目もボリュームがありますが、下の方がスッキリとくびれているので、足つきのジャマになりません。

 ハンドルはセパレートのクリップオンタイプ。ライディングポジションは150GRと比べると結構前傾に感じます。よりスポーティーなヤル気なポジションです。肩に腰に大きな負担がかかるほどでなく、腕にもほどよく余裕ができるのでポジションの自由度はありそうです。

 まずはイグニッションキーでスイッチをON。インジェクションがきちんと機能するようにメーターの起動画面を確認し、セルスターターボタンを押したら簡単にエンジン始動。マフラーからは心地よい低音サウンドが奏でられます。

 こうしてスタート。スロットルを開けると小気味好いサウンドを奏でながらスムーズに加速します。見た目のヤンチャさとは反してピーキーさはなく、自然で滑らかな吹け上がりです。スピードに対する恐怖感はありません。スポーティーなライディングポジションとの相性がバッチリです。

 前後サスペンションは硬すぎず柔らかすぎず、路面状況に合わせて柔軟に対応してくれそう。前傾はさほどキツくはなく、前後17インチホイールとのバランスもよくて安定感バッチリ。素直でクセのないハンドリングです。軽くて倒し込みやすいので、フットワークは軽快です。

 前後のディスクブレーキがしっかり制動力を発揮してくれるので信頼感があり、アクセルを開けるのに気合いを入れずに加速できます。加速とブレーキングにあまり不安を感じないので、コーナーリングに集中できるのが楽しい。コーナリング中の微妙な速度調整もギクシャクせずに安定してできちゃいます。次はこのラインで行ってみようかな、もう1速ギアを上げてみようかな…など、自分の中で試行錯誤できるゆとりがあります。

 個性的で斬新なデザインに200ccエンジンのほどよいパワーフィール、クセがなく扱いやすい乗り味は、どんなライダーにも寄り添ってくれて、走る楽しみを与えてくれるフレンドリーさがあります。ヘタレな私でももっと上手になりたい、チャレンジしてみたい…と思わせてくれるのです。

 高速道路に乗ってちょっと遠出してみたりもできちゃうし、気軽に乗れる200ccクラスが私にはちょうどいいかも! スーパースポーツに乗ってみたいけれど、まだちょっと怖いかも…なんて初心者やリターンライダーにもオススメです。

■GPX DEMON GR200R全長×全幅×全高:2020×747×1145mm軸距:1350mm最低地上高:159mmシート高:815mm車両重量:155kgエンジンタイプ:水冷4ストローク単気筒SOHC単気筒総排気量:198cc内径×行程:65.5×58.8mm圧縮比:11:1最高出力:13kw/8000 rpm最大トルク:17.2 N・m/ 6500 rpm燃料タンク容量:11Lタイヤ:前 100/80 R17、後 140/70 R17(前後チューブレス)ブレーキ形式:前後 シングルディスクブレーキ懸架方式:前 テレスコピック(倒立)、後 スイングアームフレーム形式:トラスフレーム■メーカー希望小売価格:47万800円(消費税10%込)

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みんなのコメント

4件
  • 200だから150より走る。250はもっと走る。でも軽い方がいいのかって迷いの無限ループに入る。
  • これならハンターカブを買った方がマシ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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