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ランドクルーザーとは違う──新型レクサスGX550“version L”試乗記

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ランドクルーザーとは違う──新型レクサスGX550“version L”試乗記

新型レクサス「GX550“version L”」に、『GQ JAPAN』ライフスタイルエディターのイナガキが乗った。日本初導入となるプレミアムオフローダーに迫る!

レクサスらしさを高めた3代目

1000万円超も納得──新型レクサスGX550“version L”試乗記

レクサスの新型GXが、今年4月から通常販売開始された。

これまでは、2024年4月にGX550“OVERTRAIL+”が100台限定で抽選販売されたのみ。当時のリリースには「24年秋頃を目途に通常販売する」と、記されていたから、約半年遅れだ。

GXは、初代から数えて3代目。初代と2代目は、日本未導入だった。2002年から北米を中心に販売開始。世界の約30の国と地域で2025年2月末までに累計約40万台を販売された。

ちなみに初代と2代目は「ランドクルーザープラド」がベースで、特にエクステリアは、ランドクルーザープラド(当時)とほぼ変わらなかった。

が、新型となる3代目はランドクルーザープラド(日本ではランドクルーザー250に名称変更)と、大きく異なる内外装デザインを採用。レクサスのプレミアムオフローダーとして、トヨタブランドと明確な差別化を図る。

エクステリアは、直線基調でいかにもオフローダー然としたスタイルだ。フロントまわりは、レクサスの象徴でもあるスピンドルを“塊”で表現した「スピンドルボディ」が目をひく。悪路走行を考慮し、石や草木などの障害物から車両を保護するためにセンター部はプロテクター形状で覆いつつ、サイドはサブラジエーターに合わせて下に広げた冷却機能を持つグリル開口とした。

試乗車には、オプションのヒッチメンバー(カバー付)が装備されていた。リヤクロスメンバー構造に、フレーム一体型ウェイトディストリビューションタイプのヒッチメンバーを備えていたが、未使用時は目立たぬようデザインされているのが嬉しい。

試乗車のグレードは“version L”と呼ぶ、贅沢仕様だったが、もうひとつ「“OVERTRAIL+”」も選べる。

“OVERTRAIL+”は、ユーザーの幅広いアウトドアライフスタイルに寄り添うのが特徴だ。

エクステリアは、標準仕様に対してトレッドを20mmワイド化。フロント・リヤのバンパーコーナー下端を切り上げ、悪路における走破性を高めた。さらに、別体のセンタープロテクションも装備。ブラックのアウターミラーカバーやアウトサイドドアハンドル、アーチモールなどは“OVERTRAIL+”専用だ。

足まわりも“OVERTRAIL+”専用で、「E-KDSS」を搭載。前後のスタビライザーを独立して電子制御し、路面状況や前後輪それぞれの状況に応じてより細かくスタビライザー効果を変化させる。加えて、オフロード走行において、路面状況に応じた走行支援を6つのモードから選択できる「マルチテレインセレクト」や、凹凸の激しいオフロードや滑りやすい路面を走行する時、アクセルやブレーキ操作をすることなく、ステアリング操作のみで極低速走行が可能な「クロールコントロール」、険しい急坂路の降坂時、スイッチ操作により、4輪のブレーキを自動的に制御し、タイヤロックすることなく安定した降坂を支援する「ダウンヒルアシストコントロール」なども“OVERTRAIL+”のみの専用機能だ。

“OVERTRAIL+”の価格は¥11,950,000で、“version L” の¥12,700,000より¥750,000も安価だ。機能面で、“version L”よりも充実している“OVERTRAIL+”の方がやや安価であるのは、“version L”の装備が充実しているから。とくに3列目シートは、複雑な電動格納方式を採用しているゆえ、コストが嵩むのも致し方ない。

“version L”はあくまで、ラグジュアリーなオフローダーという位置付けなのだ。

▲試乗記の続きはこちら→

文と編集・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)

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