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なにも足さなくても美味しい素うどん的愛車 ベースグレードで満足できるコスパカー

 車種選定はもとより、新車購入時に頭を悩ませる要素のひとつにグレード選びがある。最上位グレードが欲しいのは誰でも同じ、だけど使える予算には制限もある……が、ご安心を! 上位グレードではなくても満足できるコスパ抜群の"素うどんグレード"、いわゆる廉価グレードが設定されているクルマは多数存在するのだ。ここでは、その一例として5車種を厳選して紹介。廉価グレードでも満足できるか満足できないかはアナタ次第!?

文/FK、写真/スズキ、ダイハツ、トヨタ、日産

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【画像ギャラリー】素うどんでも楽しめる! お財布にやさしいコスパカー

トヨタ・ヤリス
【グレード】X 1.0L・CVT・2WD 【車両本体価格】145万5000円

1.0リッターエンジンでもトルクフルかつ、軽快な走りが楽しめるヤリス。価格帯が幅広いだけにグレード選択は慎重に

一般財団法人 日本自動車販売協会連合会発表の車名別販売台数で2020年7月から14カ月連続で1位に君臨するヤリス。エンジンは1.0リッターと1.5リッターのガソリンに1.5リッターハイブリッドの3種類、

 駆動方式は2WDと4WDに電気式4WDシステムのE-FOUR(ハイブリッド車)という3種類、トランスミッションは2タイプのCVTに6速MTと電気式無段変速機(ハイブリッド車)の4種類を設定し、オーナーのニーズに合った1台が選べることも大きな特徴となっている。それゆえに価格帯も上は252万2000円から下は139万5000円と幅広い。

 クルマ好きにとっては新開発のハイブリッドシステムやトヨタのコンパクトカーに初採用されたE-FOURに興味を惹かれるが、実は1.0リッターのガソリン車も侮れない……というのが正直なところ。

 新開発のコンパクトカー向けTNGAプラットフォームが上質な乗り心地をもたらすだけでなく、低・中速域のトルクが充実した1.0リッターエンジンとワイドレンジかつ小型軽量のCVTとの組み合わせで走りは軽快そのもの! 

 加えて、1.0リッター·CVT·2WDのXグレードは交差点右折時の対向直進車・右左折後の横断歩行者も検知対象とした先進のToyota Safety Senseやスマートフォンと連携する7インチディスプレイオーディオも標準装備されている。それでいて、車両本体価格は145万5000円。

 ヤリスの購入を考えている人は1.5リッターハイブリッド車や1.5リッターガソリン車もいいけれど、1.0リッターモデルも選択肢に入れてみては?

トヨタ・スープラ
【グレード】SZ 【車両本体価格】499万5000円

2.0リッター直4ターボエンジンでもスポーツドライビングの楽しさは満喫できる。RZと比較して約230万円とも安いSZは買い!

 スープラのグレード展開は伝統を継承する3.0リッター直6ターボエンジン(最高出力387ps)を搭載するRZ、最高出力197psを発生する2.0リッター直4ターボエンジンを搭載するSZ、RZとSZの中間に位置し最高出力258psを実現した2.0リッター直4ターボエンジンを搭載するSZ-Rの3つ。

 その中でもRZやSZ-Rはそのハイパワーがサーキット走行でも威力を存分に発揮することは間違いなく、また、ショックアブソーバーの減衰力を連続的に最適制御するアダプティブバリアブルサスペンションシステムや後輪左右間のロック率を0~100の範囲で連続的に最適制御するアクティブディファレンシャルといった最先端テクノジーが採用されていて付加価値も高い。

 しかし、ストリートやワインディングでスポーツドライビングを気軽に楽しみたい人にとっては、SZのスペックでも十分魅力的に映るはずだ。

 また、SZとRZの外観上の違いもタイヤ&ホイール(SZは17インチ、RZは19インチ)、フロントブレーキ(SZはアルミフローティングキャリパー、RZはブレンボ製4ポットキャリパー)、デュアルテールパイプ(SZはφ90mmクロームメッキ仕上げ、RZはφ100mmヘアライン仕上げ)程度で、2シーターらしいタイトなキャビンとワイドトレッドからなるスーパーワイドスタンスといったスープラならではの迫力あるスタイリングはSZでも十分に堪能できる。

 SZとRZの価格差は約230万円とかなり大きいが、あなただったらどっちを選ぶ?

スズキ・ハスラー
【グレード】HYBRID G 2WD・CVT 【車両本体価格】136万5100円

約15万円という差額だが、装備のちょっとした違いだけなら素うどんグレードで十分なのでは?

 丸型ヘッドランプをはじめとしたアイコニックなデザインは初代を踏襲するものの、中身はまったくの別モノに生まれ変わった2代目ハスラー。

 エンジンは0.66リッター DOHCの自然吸気とターボの2種類が設定されているが、2020年1月の全面改良で採用された新開発の自然吸気エンジンが高い評価を受けている。

 というのも、低速から中・高速までの実用速度域で優れた燃費性能と軽快な走りを提供することはもとより、軽量化と高効率化を両立した新開発のCVTとの組み合わせによって低・中速域でのスムーズな走りと高速域での静粛性もしっかりと確保されているからだ。

 加えて、軽量で高剛性の新世代プラットフォームであるHEARTECT(ハーテクト)の採用も大きなポイントで、操作性を高めつつ振動を徹底的に抑えたステアリングはドライバーの意思に忠実な操舵感を実現するとともに、専用チューニングを施したサスペンションも優れた乗り心地をもたらしている。

 ちなみに、自然吸気モデルはベースグレードのハイブリッドGと上位グレードのハイブリッドX(車両本体価格151万8000円)があるが、両車の違いはヘッドランプ(Gはハロゲン、XはLED)、LEDポジションランプやLEDフォグランプの有無、リア2スピーカーの有無、内装の加飾や装備の内容、IRガラスの採用など多岐に渡る。しかし、普段の足としての日常使いがメインであれば、ハイブリッドGでも必要にして十分な装備を有していることは間違いない。

ダイハツ・ロッキー
【ベースグレード】L 2WD 【車両本体価格170万5000円】

走行性能に違いはなしで66万2200円も安いなら、素うどんグレードのほうがダンゼンお買い得なのでは?

 5ナンバーサイズのコンパクトSUVとして人気が高いロッキーのグレード展開は上からプレミアム、G、X、Lの4つ。最廉価グレードであるLは他のグレードと比較してもエンジンは全グレード共通となる直3 12バルブDOHCインタークーラーターボが採用されていて上位グレードと走行性能は同等であり、安全面においてもスマートアシストが搭載されていて装備も充実。

 内外装の加飾や装備内容、タイヤ&ホイール、選択可能なオプションなどには大きな差があることも事実だが、最上位グレードのプレミアムとの差額は最大で66万2200円と大きいだけに、あえてLグレードを選んでラインナップが豊富に揃っているエアロキットやユーティリティアイテムなど、純正アクセサリーを充実させるのも一興だ。

日産・キックス
【グレード】X 【車両本体価格】275万9900円

性能、装備にそれほど大きな差がないなかでの11万円という差額。それなら素うどんグレードが絶対お得

 多彩なグレード展開を見せるヤリスとは対照的にX、Xツートーンインテリアエディション、オーテックという3つに的を絞ったグレードを設定するキックス。

 ベースグレードのXと中間グレードのX ツートーンインテリアエディションの装備の違いは非常に少なくツートーンカラーの内装、ステアリングヒーター、前席ヒーター付シート程度。

 細かいことを言えばシート地やドアトリムクロスなどの違いはあるものの、それ以外の装備はすべて共通となる。両グレードの11万円という差額を高いと見るか安いと見るかは十人十色だが、ニッサンインテリジェントモビリティの代名詞ともいえるe-POWERやプロパイロットの恩恵にあずかることができるベースグレードのXでも十分に満足できる内容と言えるだろう。

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