現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【993,600円】空冷バーチカルツインのW800が大復活! エンジン出力も向上したって?/新型 W800ストリート【カワサキ】

ここから本文です

【993,600円】空冷バーチカルツインのW800が大復活! エンジン出力も向上したって?/新型 W800ストリート【カワサキ】

掲載 更新
【993,600円】空冷バーチカルツインのW800が大復活! エンジン出力も向上したって?/新型 W800ストリート【カワサキ】

イタリアのミラノで開催されたEICMA2018(ミラノショー)でベールを脱いだ新型の「カワサキ W800」が国内で発売。登場するのは「STREET(ストリート)」と「CAFE(カフェ)」の2種類。まずは街乗りからツーリングまで幅広く楽しめそうな、「W800 STREET」をご紹介しよう。REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

カワサキ W800 STREET(ストリート)…993,600円

ヤマハのフラッグシップスクーター「TMAX530」 シリーズが、 2019年カラーを発売

 カワサキの「W」シリーズは、古くから多くのファンに支持され続けている、バーチカルツイン(2気筒)エンジンを搭載したストリートモデル。1968年に登場した「W1S」、1998年に登場の「W650」、2010年(国内仕様は2011年)に登場の「W800」など、着実に歴史を重ねてきた人気シリーズだ。

 W800は、ビッグバイクらしさ=操る悦びや所有する悦び・愛でる悦びを純粋培養し、心を豊かにする“らしさ”にこだわったモデル。厳しい排出ガス規制に適合した、美しい外観を持つ空冷バーチカルツインエンジンのほか、360°クランクの特性を活かした鼓動感のあるエキゾーストサウンドなど、「W」シリーズが持つ独自の雰囲気を損なわないように配慮しながらも、現代的で信頼性の高いパフォーマンスを実現している。

 今回新たに登場した新型のW800は、厳しい排ガス規制「ユーロ4」に適合。外観やポジションの異なる「STREET(ストリート)」と「CAFE(カフェ)」の2種類がラインナップされており、好みや用途等に合わせて選べるのがポイント。

フレームを完全リニューアル

 エンジンやフレーム、足周りなどの基本的構成は、ストリートもカフェも同じ仕様。新型のW800には、完全リニューアルされ、剛性を高めたダブルクレードルフレームが採用されている。

アシスト&スリッパークラッチを導入

 クラッチはバックトルクを制限するとともに、より軽いクラッチレバーの操作を実現する「アシスト&スリッパークラッチ」が導入されている。

自然で乗りやすいライディングポジション

 「ストリート」はアップハンドルによる、オーソドックスで自然なライディングポジション。ちなみに「カフェ」は、ビキニカウルや低く構えたハンドルなどで文字通りカフェレーサー風にアレンジされているのが特徴だ。

Fホイールは19→18インチに小径化

 フロントホイールは、前モデル(W800 Final Edition)の19インチから18インチに小径化するとともに(リヤホイールは同寸の18インチ)、リム幅を変更。フロントフォークのインナー径はφ39mmからφ41mmに大径化され、スプリングを強化。

 また、フロントのブレーキディスクローターはφ300mmからφ320mmに大径化。前モデルのリヤブレーキはドラム式だったが、新型にはブレーキディスクローター径φ270mmのディスク式を採用。ABS化で安全性に磨きをかけているのも見逃せないところだ。

エンジンは48PS→52PSにパワーアップ

 エンジンはWシリーズ伝統の、空冷4ストローク並列2気筒SOHC。排気量は773ccで、ボア×ストロークは前モデルと同じ77.0mm×83.0mmのロングストローク型、圧縮比は8.4。以上のスペックは、前モデルの「W800 Final Edition」と同じだが、

【最高出力】
旧型:35kW(48PS)/6,500rpm
新型:38kW(52PS)/6,500rpm

【最大トルク】
旧型:62N・m(6.3kgf・m)/2,500rpm
新型:62N・m(6.3kgf・m)/4,800rpm

 に変更。最高出力を4PSアップさせ、2,300rpm増で最大トルクを発生させる“回して楽しいエンジン”に味付けされているのがポイントだ。

W800 STREET(ストリート)のポイント!

・心地良い鼓動感、クラシカルな造形美を感じさせる空冷バーチカルツインエンジン
・完全リニューアルされ剛性を高めたダブルクレードルフレーム
・スロットルをひねるたびに力強いサウンドを放つ2本出しマフラー
・明るい白色光が、夜間走行時の視認性を高める大径丸形LEDヘッドライト
・硬めのスプリングと剛性を高めたアンダーブラケットを持つ大口径フロントフォーク
・クラシカルな外観と滑らかなライディングを実現するツインリヤショック
・前後に長く足つき性の良いタックロールシート
・クラシカルなスタイルの大径丸形ウインカー
・クラシカルなスタイルとスポーティーなハンドリングに貢献した、前後18インチホイール
・シルバーアルマイト仕上げを施し、アルミリムを備えた軽量スポークホイール
・バックトルクを制限するとともに、より軽いクラッチレバーの操作を実現するアシスト&スリッパークラッチ
・高い制動力を発揮する、前後ディスクブレーキ
・標準装備されたETC2.0車載器キット

W800 STREET(ストリート)のアクセサリー

【W800 STREETの主要諸元】

車名(通称名):W800 STREET
マーケットコード:EJ800BKF
型式:2BL-EJ800B
全長×全幅×全高:2,135mm×925mm×1,120mm
軸間距離:1,465mm
最低地上高:130mm
シート高:770mm
キャスター/トレール:26.0°/94mm
エンジン種類/弁方式:空冷4ストローク並列2気筒/SOHC4バルブ
総排気量:773cc
内径×行程/圧縮比:77.0mm×83.0mm/ 8.4:1
最高出力:38kW(52PS)/6,500rpm
最大トルク:62N・m(6.3kgf・m)/4,800rpm
始動方式:セルフスターター
点火方式:バッテリー&コイル(トランジスタ点火)
潤滑方式:ウェットサンプ
エンジンオイル容量:3.2L
燃料供給方式:フューエルインジェクション
トランスミッション形式:常噛5段リターン
クラッチ形式:湿式多板
ギヤ・レシオ
 1速:2.352 (40/17)
 2速:1.590 (35/22)
 3速:1.240 (31/25)
 4速:1.000 (28/28)
 5速:0.851 (23/27)
一次減速比/二次減速比:2.095 (88/42)/2.466(37/15)
フレーム形式:ダブルクレードル
懸架方式
 前:テレスコピック(インナーチューブ径41mm)
 後:スイングアーム
ホイールトラベル
 前:130mm
 後:107mm
タイヤサイズ
 前:100/90-18M/C (56H)
 後:130/80-18M/C (66H)
ホイールサイズ
 前:18M/C×MT2.50
 後:18M/C×MT3.00
ブレーキ形式
 前:シングルディスク 320mm (外径)
 後:シングルディスク 270mm (外径)
ステアリングアングル(左/右):37°/ 37°
車両重量:221kg
燃料タンク容量:15L
乗車定員:2名
燃料消費率(km/L)※1 
 30.0km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)※2
 21.1km/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)※3
最小回転半径:2.7m
カラー:メタリックフラットスパークブラック×メタリックマットグラファイトグレー(BK1)

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。

こんな記事も読まれています

販売台数が少なくてもスーパースポーツでもMT車でも関係なし! 「衝突被害軽減ブレーキ」が付いていないクルマはいますぐ搭載すべき
販売台数が少なくてもスーパースポーツでもMT車でも関係なし! 「衝突被害軽減ブレーキ」が付いていないクルマはいますぐ搭載すべき
WEB CARTOP
フェルスタッペン追い上げ勝利、激しい3位争いはペレスに軍配。角田裕毅は16位|F1中国GPスプリント速報
フェルスタッペン追い上げ勝利、激しい3位争いはペレスに軍配。角田裕毅は16位|F1中国GPスプリント速報
motorsport.com 日本版
エンジン搭載はこれが最後!? ベントレー『コンチネンタルGT/GTC』PHEVモデルを初スクープ
エンジン搭載はこれが最後!? ベントレー『コンチネンタルGT/GTC』PHEVモデルを初スクープ
レスポンス
マツダ新型「3列シートSUV」世界初公開! 日本導入もある “最上級モデル”に「大本命!」と待望の声も! 新型「CX-80」欧州での発表に反響集まる
マツダ新型「3列シートSUV」世界初公開! 日本導入もある “最上級モデル”に「大本命!」と待望の声も! 新型「CX-80」欧州での発表に反響集まる
くるまのニュース
四日市→セントレアをスムーズに 東海JCTの工事進捗は 伊勢湾岸道のランプ橋
四日市→セントレアをスムーズに 東海JCTの工事進捗は 伊勢湾岸道のランプ橋
乗りものニュース
シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
シトロエンの新デザイン採用、『C3エアクロス』新型を欧州発表
レスポンス
マツダが新しい「3列シート車」世界初公開! 直6エンジン&FRシャシーの新型「CX-80」は“全長5m級”のラージSUV!! 日本仕様もまもなく発表!?
マツダが新しい「3列シート車」世界初公開! 直6エンジン&FRシャシーの新型「CX-80」は“全長5m級”のラージSUV!! 日本仕様もまもなく発表!?
VAGUE
ホンダ新型「N-BOX SUV」今夏発売!? アウトドア風「ジョイ」待望の登場か 見た目はどうなる?
ホンダ新型「N-BOX SUV」今夏発売!? アウトドア風「ジョイ」待望の登場か 見た目はどうなる?
くるまのニュース
便利なだけじゃ嫌! ホンダ「ADV160」はカッコよさと走行性能も兼ね備えたビックスクーターの新たな選択肢
便利なだけじゃ嫌! ホンダ「ADV160」はカッコよさと走行性能も兼ね備えたビックスクーターの新たな選択肢
バイクのニュース
500万切りは夢だったか? ガソリンのGXは後出し? [新型ランドクルーザー250]の値付けを整理してみた!
500万切りは夢だったか? ガソリンのGXは後出し? [新型ランドクルーザー250]の値付けを整理してみた!
ベストカーWeb
農道のティレル! 軽トラ6輪車ホンダ「アクティ クローラ」は現在入手困難!? キャタピラを装着すればバツグンの悪路走破性に!
農道のティレル! 軽トラ6輪車ホンダ「アクティ クローラ」は現在入手困難!? キャタピラを装着すればバツグンの悪路走破性に!
Auto Messe Web
MK KASHIYAMAの「GP-588MK」ブレーキクリーナーがパッケージリニューアルで、ブランドカラー化!  
MK KASHIYAMAの「GP-588MK」ブレーキクリーナーがパッケージリニューアルで、ブランドカラー化!  
モーサイ
スイッチ押すだけ90秒! 超ラク設営のエアテント「Tradcanvas オートエアマジックドーム DUO」【車に積みたいアウトドアアイテム】
スイッチ押すだけ90秒! 超ラク設営のエアテント「Tradcanvas オートエアマジックドーム DUO」【車に積みたいアウトドアアイテム】
月刊自家用車WEB
6000人のランボルギーニファンが熱狂! 歴史的なイベントをイモラサーキットで開催
6000人のランボルギーニファンが熱狂! 歴史的なイベントをイモラサーキットで開催
Webモーターマガジン
レクサス ミッドサイズSUV「GX550」の国内導入に先駆け、特別仕様車の「GX550“OVERTRAIL+”」100台を抽選販売
レクサス ミッドサイズSUV「GX550」の国内導入に先駆け、特別仕様車の「GX550“OVERTRAIL+”」100台を抽選販売
Auto Prove
トヨタ新型「FJクルーザー」!? 復活待望の「ラダーフレームSUV」! 丸目&タフデザインは継続な「次期型モデル」予想CGがスゴイ
トヨタ新型「FJクルーザー」!? 復活待望の「ラダーフレームSUV」! 丸目&タフデザインは継続な「次期型モデル」予想CGがスゴイ
くるまのニュース
納車1~2か月後の悲劇! テスラEV「サイバートラック」のボディに、突如「オレンジ色の斑点」が現れ始めたワケ
納車1~2か月後の悲劇! テスラEV「サイバートラック」のボディに、突如「オレンジ色の斑点」が現れ始めたワケ
Merkmal
トラックリミット違反でラップタイム抹消……なしよ! ノリスのスプリント予選ポールラップが復活した理由
トラックリミット違反でラップタイム抹消……なしよ! ノリスのスプリント予選ポールラップが復活した理由
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

95.2105.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

44.888.0万円

中古車を検索
ストリートの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

95.2105.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

44.888.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村