9月23日、ケータハムカーズ・ジャパンは日本の軽自動車規格に適合した新型モデル『ケータハム・セブン170』を発表し、同日19時より販売を開始している。
このセブン170は、ケータハムが2014年に発売した同じく“軽規格のセブン”である『ケータハム・セブン160』の後継モデル。今年4月、イギリスのケーターハムカーズが、高橋一穂率いるVTホールディングスの連結子会社となって以降、初めて登場したニューモデルだ。
高橋一穂率いるVTホールディングスがイギリスのケータハム・カーズを連結子会社に
その最大の特長はケータハム史上もっとも軽量な量産車であること。最高出力62.6kW(約85PS)、最大トルク116Nmを発生するスズキ製660ccターボチャージャー付きエンジンを搭載したセブン170の乾燥重量はわずか440kgに抑えられ、パワー・トゥ・ウエイトレシオは193PS/tとなる。0-100km加速は6.9秒、最高速度は160km/hをマークする。
トランスミッションは5速マニュアルのみ。ボディサイズは全長3100mm、全福1470mm、全高1090mm、ホイールベースは2225mmだ。タイヤサイズは前後ともに155/65 R14で、先代では設定されていなかったアロイホイールが装着される。また、リヤのLEDライトやニュータイプのストライプデザインも新たに採用されている。
そんなセブン170はロード志向の“S”と、サーキット志向の“R”がラインアップされ、前者はロードサスペンションパック、14インチ・Junoシルバーアロイ&ポリッシュドリップ+Avon ZT7タイヤ、フルウインドスクリーン・ソフトトップ&ドア、ブラックレザーシート、Momo ステアリングホイールが標準装備となる。
一方、先代セブン160では選択できなかった追加バリエーションの170Rは、スポーツサスペンションパックと14インチ・Junoブラックアロイ&ポリッシュドリップ+Avon ZT7タイヤ、エアロスクリーン、コンポジットレースシート、4点式レースハーネス(車載)、LSD、Momoステアリングホイール、カーボンダッシュボードが標準装備として用意された。
「セブン170は、アクセスしやすく、シンプルで軽量のスポーツカーを提供するというケータハムブランドの評判を本当に高めています」と語るのは、ケータハムカーズのグラハム・マクドナルドCEO。
「前モデルのセブン160の人気を考えると、セブン170がお客様に提供する可能性に本当に興奮しています」
「セブン160の優れた点はそのパフォーマンスと競争力のある価格となりますが、セブン170にはさらに多くの選択肢を追加しました。以前のセブン160で選択できなかった170Rを含めることで、新旧両方のお客様に非常に喜ばれる仕様になったと確信しています」
初期セブンのパイオニア精神を忠実に守り、“簡素化と軽量化”を実現した『ケータハム・セブン170』。その車両価格はセブン170Sが539万円(税込)、セブン170Rは561万円(税込)となっている。
■諸元表
ケータハム・セブン170全長3100mm全幅1470mm全高1090mmホイールベース2225mmトレッド(前/後)1220mm/1301mm最低地上高100mm車両重量(乾燥重量)440kgエンジンの種類スズキ製3気筒ターボエンジン排気量658ccボア×ストローク64.0mm×68.2mm燃料タンク容量36L最高出力62.6kW(85PS)/6500rpm最大トルク116Nm(11.8kgf/m)@4000-4500rpm最高速168km/h0-100km加速6.9秒パワー・トゥ・ウエイトレシオ193PS/tトランスミッション5速MTサスペンション(前)ダブルウィッシュボーンサスペンション(後)マルチリンクライブアクスルブレーキ(前)ソリッドディスクブレーキ(後)ドラムブレーキタイヤサイズ(前後)155/65 R14ホイールサイズ(前後)4.5J×14
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みんなのコメント
当たり前の話ですが、国産軽自動車達と桁違いなレベルの走行性能です。
それでいて車体が軽量なので、タイヤが減らない・燃料が減らないと良い事尽くめとオーナーさんがおっしゃっていました。
170になって値段もだいぶ上がってしまった様ですが、160ですらすでにプレミアが付いているくらいなんで、これもすぐ完売しちゃうかもしれませんね。
国内メーカーからもここまでぶっ飛んだ面白い軽自動車出してくれれば最高なんだけど・・・