「完成されたパッケージに刷新は不要」2026年型セブンは8色の新色と徹底した装備見直しで深化を遂げる
ケータハムは2026年2月9日、同社を象徴するライトウェイトスポーツカー「セブン」の2026年モデルに関する詳細を発表した。今回掲げられたテーマは、抜本的な変革ではなく、あくまで既存の完成されたパッケージを磨き上げる「洗練」にある。ファンに愛され続けてきた「Pure. Simple. Fun(純粋、シンプル、楽しさ)」という本質的な体験を維持しつつ、標準仕様の大幅な強化が図られている。
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「完成されたパッケージの刷新」を否定し、8つの新色で彩る進化
自動車業界がかつてない変革期を迎える中、ケータハムのスタンスは極めて明確である。彼らはプレスリリースにおいて、「先頭を走り続けるために完成されたパッケージの刷新(ゼロからの作り直し)は必要ない。必要なのは、それを磨き上げることだけだ」と断言している。2026年モデルのセブンは、この哲学に基づき、基本的なコンセプトを覆すことなく新鮮さを保つためのアップデートが施された。その象徴となるのが、既存の人気色に加え新たに投入された8つのボディカラーである。
カラーラインナップの拡充は多岐にわたる。まずスタンダードカラーとして「ポピー・レッド」と「ブラックスミス」の2色、プレミアムカラーには「アール・グレイ」が追加された。さらにエクスクルーシブカラーの充実ぶりは目を見張るものがあり、「サンセット・ライオット」、「ヘリテージ・セージ」、「チェーンメイル・シルバー」、「ヴィオラ・パルシファエ」といった個性的な名称のカラーが並ぶ。中でも注目すべきは「アイス・フォレスト・グリーン」であり、これはケータハムの「プロジェクトV」で見られたカラーそのものである。これら多彩なパレットは、長年愛されてきたセブンのアイデンティティを尊重しつつ、現代的な感性を取り入れようとする同社の意図を感じさせる。
徹底的なビジュアル刷新と内装の質感を「追加費用なし」で
単なる新色の追加に留まらず、ケータハムはエクステリアとインテリアを「目の細かい櫛で梳くように」徹底的に見直し、セブンによりアグレッシブな外観と現代的なハイライトを与えている。外装における具体的な変更点として、まず英国および米国市場向けに、洗練されたモダンなライティング・シグネチャーを提供する「クリア・レンズ・パック」が採用された。また、従来は黒が一般的だったパーツにも手が加えられ、ヘッドライト・ボウルをボディと同色に塗装することでシームレスな高級感を演出したほか、ロールバーについても塗装仕上げへの変更が行われている。
コックピット内部の質感向上も見逃せない。SパックおよびRパックの両モデルにおいて、トランスミッショントンネルのトップ部分にブラック・レザーが採用された。さらにSパックモデルには、バックレストに「Seven」の刺繍が施された新しいデザインのレザーシートが標準装備されることになった(Rパックではオプション設定)。
これほど多岐にわたるビジュアル強化や装備の充実が図られながら、ケータハムはこれらを「追加費用なし」で提供すると明言しており、ユーザーにとっては実質的な価値向上となる朗報だ。
同社はプレスリリースの最後を、コンフィギュレーターへの誘いで結んでいるが、そこには「コンフィギュレーターに没頭しすぎて勤務時間や愛する人との時間を失ったとしても、それは個人の単独責任であり、ケータハムは一切の責任を負わない」という、英国流のユーモアあふれる免責事項が添えられている。
【ル・ボラン編集部より】 BEV化やSDV化の波が押し寄せる中、「完成されたパッケージに刷新は不要」という言葉は、むしろ痛快な響きを持って我々の胸に迫る。同社は「プロジェクトV」で電動化への回答を示しつつ、セブンでは内燃機関と軽量車体の「純度」を研ぎ澄ます道を選んだ。新色「アイス・フォレスト・グリーン」が両車を繋ぐように、伝統と革新は対立せず共存している。安易な変化を拒み、細部の解像度を高めたこの2026年型は、流行に惑わされない大人の審美眼にこそ叶う一台だ。
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みんなのコメント
一度は運転してみたいです。
ナビなんて配送の仕事でもするなら必要だけど一般人には不要だし。たまの遠出で迷ったらスマホで検索すれば良いだけ。レーンキープやアイサイトみたいなものも前見て運転してりゃ不要だし。