富士GCビクトリー200kmレースを再現
「ロータリー使い」と呼ばれていた片山義美選手は、1972年5月3日の日本グランプリ特殊ツーリングカーレースでマツダ「サバンナRX-3」を駆り、それまで王者だった「ハコスカGT-R」を追い詰め表彰台を独占しました。そこから「サバンナの片山」の異名を名乗り、伝説を作っていきました。今回紹介するのは、イエロー/グリーンをまとう「サバンナRX-3 片山ワークス仕様」です。
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片山選手がドライブするサバンナRX-3は無敵だった!
往時にマツダの契約ドライバーとして活躍したRE(ロータリーエンジン)レジェンドは数名いるが、片山義美さんも忘れることができない伝説のレーサーだ。西の片山マツダ、東のマツダオート東京という図式の中で両者はライバル関係にあったが、片山義美氏はマツダ契約ドライバーのチーフ格であった。
片山ワークスカラーをまとった現車は、1976年式の後期型「サバンナRX-3 GT」をベースに、1974年の富士GCビクトリー200kmレースに参戦した片山レーシングのイエロー/グリーン仕様をステッカーに至るまで忠実に再現している。
1974年になると、すでに日産はワークス活動を停止しており「スカイラインGT-R」というライバルが不在だったため、片山選手がドライブするサバンナRX-3は無敵だったといわれている。
箱車の祭典2024にてこのクルマを走らせたのはオーナーの二瓶義広さん(取材時56歳)だが、1983年式の「サバンナRX-7 デイトナ24時間レース仕様車」(1979年のデイトナ24時間レースにて総合6位、GTUクラス2位を飾ったW.ボーレン/J.ダウニング/R.マンデビル組の77号車仕様)を製作した成田秀喜さんが、同じように熱き想いで、この片山ワークスカラーのサバンナRX-3も製作した。成田さんは、寺田陽次郎仕様車のサバンナRX-3も所有している。
後期型をベースにフルチューン
成田さんによると、サーキット仲間から1976年式の後期型サバンナRX-3 GTを譲り受けてフルチューン(エンジンは13B ペリフェラルポート)。1974年の富士GCビクトリー200kmレースに参戦した片山レーシングのイエロー/グリーン仕様を再現することにしたのだという。
箱車の祭典2024で片山ワークスカラーのサバンナRX-3を走らせた二瓶さんは、排気量1796ccの直4エンジンを積んでいるロータス2代目「エキシージ」から排気量3456ccのV6エンジン仕様になった3代目エキシージに乗りかえ、袖ヶ浦フォレストレースウェイや富士スピードウェイを走っているそうで、片山ワークスカラーのサバンナRX-3を走らせた後にこのようにコメントしてくれた。
「ブレーキがしっかりしていて、コーナリング時にステアリングを上手く保持できればスムーズに走れます。今日は、まだ本調子ではありませんでしたが、思っていたよりも取り回しがいいことを確認できました。箱車の祭典は初参加ですが、楽しませてもらっています」
かつてSA22型(12Aサイドポート仕様)およびFC3S型の「RX-7」に乗っていたという二瓶さんは、ストリートをメインステージとして峠道などを走っていたそうだが、5M型エンジンの排気量を2.9Lに拡大し、300km/h仕様にしたトヨタ初代「ソアラ」を駆っていたこともある、と楽しそうに話してくれた。
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みんなのコメント
50年以上経つ歴史 知らないなら書いたらアカンよ