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“耐久の王者”ポルシェ、LMDhクラスへの参入を真剣に検討へ

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“耐久の王者”ポルシェ、LMDhクラスへの参入を真剣に検討へ

 ポルシェ・ファクトリーチームの代表であるパスカル・ツーリンデンは、ポルシェがFIA世界耐久選手権(WEC)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権(IMSA)に導入される予定のLMDhクラスについて調査を始めることを明らかにした。

「取締役会のメンバーであるマイケル・シュタイナー(モータースポーツ部門の研究開発の責任者)は、(LMDhについて)調査をするよう我々に依頼した」

■スーパーセブリング開催中止で、LMDhレギュレーション発表も”少し”遅れる?

 ツーリンデンはそう語った。

「ポルシェはそれらについて真剣に調査をするが、現時点で決まっていることは何もない」

「レギュレーションはまだ明らかになっていない。ACO(フランス西部自動車クラブ)とIMSAも在宅勤務になっているので、発表は少し遅れることになるだろう」

 IMSAのDPi車両がベースになるとされているLMDh車両の詳細なプラットフォームについては、IMSAとWECが併催される“スーパーセブリング”(3月18日~21日)にて発表される予定だった。しかしながら新型コロナウイルスの影響によりWECのレースは中止、IMSAのレースは延期となったため、LMDhに関する発表も先延ばしにする他なかった。

 IMSAの代表であるジョン・ドゥーナンは、LMDhの規則発表は「少し遅れるだけだ」と話したが、ACOの広報担当は正確な発表の日付は決まっていないと述べていた。

 LMDhマシンはWECでは2021/2022シーズンから、IMSAでは2022年から使用可能となるが、ツーリンデンはポルシェがいつWECまたはIMSAに参戦することを目指しているのかについて明かさなかった。

 ポルシェは2017年を最後にWECのLMP1クラスから撤退。また、2005年~2010年にかけてLMP2マシンのRSスパイダーでアメリカン・ル・マン・シリーズに参戦して以降は、アメリカのスポーツカーレースの最高峰クラスにおいても目立った活動をしていない。

 ツーリンデンは新型コロナウイルスの流行による経済的影響が、ポルシェのモータースポーツ活動における懸念となることはないと強調した。

「モータースポーツは常にポルシェのDNAの一部であり続ける」とツーリンデンは語った。

「ル・マン24時間レースに関しても、ポルシェは1951年からワークスチームまたはカスタマーチームのマシンを欠かさずグリッド上に揃えてきた唯一のメーカーである」

「現時点では、ポルシェがモータースポーツ活動から撤退するという心配はない」

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