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コロナ禍で落ち込んだ輸入車市場もやっと底打ち!? それでも勝ち組のインポーターとは

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コロナ禍で落ち込んだ輸入車市場もやっと底打ち!? それでも勝ち組のインポーターとは

■前年同月比はまだマイナスだが回復の兆し

 日本自動車輸入組合(JAIA)は2020年8月6日、2020年7月度の輸入車新規登録台数を発表した。

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 それによると、7月度における外国メーカー車の輸入車新規登録台数は1万8451台となり、前年同月(2万2433台)とくらべ82.2%、つまり17.8%の減少となった。また1月から7月の累計は13万2831台で、前年同期(17万1443台)と比べ77.5%、つまり22.5%の減少となっている。

 2020年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛などで新規登録台数が大幅に減っていた。

 2020年7月も前年同月比がマイナスになっているが、3月は3万1888台で前年同月比86.9%、4月は1万1164台で同63.1%、5月は1万2522台で同53.6%、6月は2万1252台で同68.1%だったことを考えると、落ち込みもようやく底を打って回復基調に向かっているといえる。

 車名別輸入車新規登録台数のベスト10(外国メーカー)と7月単月の登録台数、1月から7月までの累計台数は以下のとおり。

1:メルセデス・ベンツ 4623台(前年同月比89.6%)・2万9617台(前年同期比80.2%)
2:フォルクスワーゲン 2537台(同71.6%)・2万525台(同74.3%)
3:BMW 2498台(同72.9%)・1万8318台(同68.1%)
4:アウディ 1476台(同103.7%)・1万761台(84.5%)
5:BMW MINI 1670台(同92.5%)・1万143台(同70.5%)
6:ボルボ 1310台(同101.2%)・8737台(同82.7%)
7:Jeep 1000台(92.6%)・6771台(同93.7%)
8:プジョー 734台(同71.7%)・5058台(同78.6%)
9:ポルシェ 263台(同44.1%)・4029台(同105.1%)
10:ルノー 470台(80.5%)・3481台(同78.5%)

 ドイツ・プレミアムスリーと呼ばれる、1位のメルセデス・ベンツの1月から7月の累計が前年同期比で80.2%、3位のBMWが同68.1%、4位のアウディが84.5%と、軒並み数字を落としているが、メルセデス・ベンツは2020年6月に人気のコンパクトSUV「GLA」のフルモデルチェンジ、また7シーターコンパクトSUV「GLB」を日本で発表しているため、2020年の後半は台数を伸ばすことが予想される。

 またアウディも7月に売れ筋のコンパクトSUV「Q3」のフルモデルチェンジ、新型「Q3スポーツバック」の登場と、注目モデルが日本に上陸しているため、こちらも2020年後半に向けての準備は万端だ。

 2位のフォルクスワーゲンも、この7月にはスタイリッシュなクーペSUV「T-Roc」が日本で発売されたこともあり、2020年後半の数字に期待が持てる。

 2020年1月から7月では輸入車全体として13万2831台、前年同期比77.5%という数字になっているが、そんななかでも落ち込みが少ないどころか前年同期を上回っているブランドもある。

 9位のポルシェがまさにそうで、この状況下でも前年同期比105%と数字を伸ばしているのが特徴だ。2020年後半にはフルEV「タイカン」の納車も始まる予定。

 またフェラーリの595台(前年同期比115.1%)、ランボルギーニの431台(前年同期比96.9%)と、スーパーカーブランドが堅調なのも特徴だ。ハイブランドは景気に左右されにくいといわれるが、まさにそれを表す数字といえる。

 そのほか、勢いがあるブランドは、7位のJeepの6771台(前年同期比93.7%)、12位にランクされるシトロエンの2304台(前年同期比104%)なども挙げられる。

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みんなのコメント

6件
  • 乗用車と比べてあまり注目されていない貨物車でもボルボとスカニアが前年比プラスとコロナ知らず。
    ドライバーホイホイと日野・いすゞが力を入れなくなった特殊シャシーや重ヘッドが受けている事が主な要因。
    ベンツも一部回送屋でベンツが欲しいって声が出ているんだから重ヘッドだけでも投入すればいいのに勿体ない。
  • ボルボは新型を一台も出してないのに、しかも生産が追いつかず納車待ち半年がザラなのに前年比プラス。
    勢いがあるメーカーは、新型車投入せずも着実に増えていくものだ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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