ステランティス傘下のイタリアンブランド、ランチアは10月19日、新型フラッグシップの開発計画を明らかにした。発売は2026年を予定しており、ブランド復活のために重要な車種になる。
新型フラッグシップはフル電気自動車(BEV)だ。ステランティスの「STLAミディアム」プラットフォーム上に設計され、全長は約4.7m、ファストバック型ボディを持つ。イタリアのメルフィ工場で製造される。
ランチア・ルネッサンスは順調、年内にイタリア国内全ディーラーで新CI導入完了
ランチアのルカ・ナポリターノCEOは新型フラッグシップについて、「外観も内装も美しいイタリア製の車で、イタリアの家のリビングにいるような感覚を味わえる。イタリアの精神をヨーロッパ中に広め、販売台数の約50%はイタリア外での販売を見込んでいる」と説明する。
またSTLAミディアムプラットフォームについてナポリターノCEOは、ランチアにとって最適な設計だと評価する。「ネイティブBEVプラットフォームとして、快適で効率的だ。前輪駆動と四輪駆動の両方の設計を選べる。このプラットフォームによって、新型フラッグシップの総合的なパフォーマンスは最高レベルになる。航続距離は700km以上を実現する」と述べている。航続700km以上は、クラス最高の距離になるだろう。
STLAミディアムプラットフォームは、ステランティスのグローバルBEVプラットフォームとして開発された。このプラットフォームは、航続距離、充電時間、性能、効率、運転の楽しさといった、顧客が重視する点で最高クラスの性能を発揮する、とステランティスでは自負している。
現在ランチアが販売している車種はコンパクトカーの『イプシロン』だけだ。しかしランチアには今後10年間の“ルネッサンス”戦略があり、2年ごとに新製品を1つずつ発表する計画だ。2024年にはハイブリッドと電気自動車の両方で『イプシロン』新型を、2026年にはフル電気自動車の新型フラッグシップを、2028年には同じくフル電気自動車の『デルタ』新型を発表する。ランチアの電化戦略は、2026年からはラインナップの全車種を電気自動車にし、2028年からは電気自動車のみを販売するというものだ。
新型フラッグシップを生産するメルフィ工場は、次世代の電気自動車を製造するための拠点の一つだ。この工場は、2038年までにカーボン排出量をゼロにするという、ステランティスの「Dare Forward 2030」戦略計画の一部となっている。
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みんなのコメント
縦長テールはプログレ、コンフォートを想起させる。
そして本当に必要なのは、運転手を入れて11人乗れるランチア流のピープルムーバーだろう。基本ヨーロッパでのランチアのお客さんは個人じゃなく法人なので、こういう車は絶対に必要。ここをVクラスに奪われたんで今の状況があるのだから。