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手軽に買えたのにドコに消えた? 中古市場で「絶滅寸前」のメジャー車3選

掲載 更新 24
手軽に買えたのにドコに消えた? 中古市場で「絶滅寸前」のメジャー車3選

 あんなに売れたのにお前たちはどこへ行ってしまったんだ!?

 現在人気を集めている旧車。もはやブームといっても差し支えないほどであるが、その中には少し前までは簡単に中古車として見つけることができたのに、気づけば希少車となってしまった車種も少なくない。

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 そこで今回は、もしかしたら中古車市場でなかなか見かけることが難しくなってしまうかもしれない80~90年代車をピックアップしてみたい。

 1)トヨタ・スターレット

 ヴィッツ(現ヤリス)が登場するまではトヨタのラインアップのボトムラインを担うひとつだったスターレット。ベーシックなグレードは近所のアシとしても人気となっていたが、ターボエンジンを搭載したホットモデルも用意されていたほか、NAエンジン搭載車をベースとしたワンメイクレースも実施され、スポーツイメージの強いモデルだった。

 1989年から96年まで販売されていたEP82型、そして99年まで販売されていたEP91型に搭載されていたターボエンジンは、1.3リッターの排気量ながら135馬力とリッター100馬力を達成したもので、1トンを切る車重と相まってじゃじゃ馬と評されるほどだったのだ。

 しかし現在、中古車情報サイトでチェックすると、EP82とEP91を合わせてもターボモデルは20台以下の掲載数となっており、価格もかなりの上昇となっている。

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 2)日産セフィーロ

 1988年に登場したセフィーロは、スタイリッシュなエクステリアとくつろぎを感じさせるインテリア、そして余裕の動力性能を持ち合わせたパーソナルサルーンとして登場。CMコピーの「くうねるあそぶ。」や、井上陽水氏のテレビCMでも話題となった。

 そんな初代セフィーロは、スカイラインやローレルとシャシーを共有していることでも知られており、搭載エンジンも名機と名高い直列6気筒のRB系エンジンが採用されていた。

 90年代から00年代初頭には、人気のあるスカイラインではなく、セフィーロをドリフト走行などのベースにするケースも多く、比較的安価で入手できるセフィーロは人気の車種となっていたのだが、気づけば中古車サイトの掲載数も10台ほどとなり、状態によっては100万円超どころか、300万円に届くほどのものもあるほどとなっているのだ。

 3)ホンダCR-Xデルソル

 CR-Xといえば、初代、2代目とシビックをベースとしながらもホイールベースを短縮しピーキーながらも硬派なスポーツモデルとして人気を博したモデルで、モータースポーツ、特にジムカーナではかなりの戦闘力を持ったモデルとしてもてはやされた時代もあったほどだった。

 しかし、1992年に登場した3代目モデルは「太陽の」という意味を持つ「デルソル」をサブネームに持ち、オープン可能なメタルトップを持つ車種へと大きく変貌したのである。

 先代と同じく高出力高回転なB16A型エンジンを搭載するSiRグレードも設定されていたが、電動でルーフを開閉するトランストップが採用されたことで車両重量は1090kgと大きく増加。それまでのCR-Xユーザーは大きく落胆したのだった。

 そんな不人気の烙印を押されたデルソルはそもそもの販売台数も多くなかったが、B16Aエンジンのドナーとなったり、トランストップの不調により廃車となる個体も多く、気づけば絶滅危惧種。現在、中古車サイトではわずか3台のみの掲載となっている。

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みんなのコメント

24件
  • 何処へ行ったって?
    販売終了から何年経ってんねん。
    どんどんスクラップされてるか海外に部品として出て行ってるんでしょ。
  • 良く売れたから中古車相場が下がり、再販できないからどんどんスクラップに流れ、さらに年数が経つと希少車になっている、って歴史が証明してますよ。
    ハコスカや30Z、13シルビア、AE86や360軽とか、底値を経験した車種ばかりじゃないですか
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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