■ガソリンモデルが4WDのみに! スタート価格の上昇が気がかりだ
ホンダは2024年春にコンパクトSUV「ヴェゼル」のマイナーチェンジを実施します。
2021年4月に発売した現行型(2代目)ヴェゼルでは初の大規模な改良となりますが、装備面やグレード体系など、どのような点が変更されるのでしょうか。
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2024年春にマイナーチェンジを予定しているホンダのクロスオーバーSUVであるヴェゼル。
そのマイナーチェンジモデルの情報が一足先にスペシャルサイトで公開となりました。
そこで今回は従来型ヴェゼルとの違いを、現在明らかになっている公式サイトの情報などから紐解いてみたいと思います。
まずパワートレインですが、今回はマイナーチェンジということで大きな変更はなし。
ただ、ハイブリッドモデルとなる「e:HEV(イーエイチイーブイ)」では、エネルギーマネジメントの制御をアップデートすることで、街乗り走行中のエンジン音をさらに低減。
またドライバー操作に対する応答性をより向上し、スムーズで力強い走りを磨き上げたとされています。
エクステリアデザインでは、従来のヴェゼルの基本的なフォルムはそのままに、フロントグリルやフロントバンパーに変更を加えるなど、より存在感のあるフロント形状を採用。
そしてボディカラーにはボタニカルグリーン・パールやシーベッドブルー・パール、スレートグレー・パールといった新色を追加し、新色を用いた新たな2トーンカラーも用意されました。
さらに安全運転支援システムの「Honda SENSING(ホンダセンシング)」には、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、急アクセル抑制機能、アダプティブドライビングビームの3機能を追加したことで、さらに安心・快適な走りをサポートしてくれるようになった点も特徴となっています。
そして最も大きく変わったのがグレード体系で、従来型は上から「e:HEV PLaY」「e:HEV Z」「e:HEV X」(ここまでがハイブリッドモデル)、「G」(ガソリンモデル)となっていました。
今回のマイナーチェンジモデルではe:HEV PLaYが消滅し、代わりに「e:HEV Z・PLaYパッケージ」が新設されます。
さらに「e:HEV X」には「HuNT(ハント)パッケージ」が追加されました。
e:HEV Z・PLaYパッケージは、従来型のe:HEV PLaYに近い装備内容となりますが、従来型では標準装備となっていた「パノラマルーフ」がメーカーオプションとなったほか、従来型では設定されていなかった4WDが選択できるようになっているのが大きな違いとなります。
一方、新たに設定されたe:HEV X HuNTパッケージは、専用のルーフレール、アルミホイール、フロントロアガーニッシュをエクステリアに採用し、専用カラーで撥水・撥油機能を持ったFABTECTを採用したシート表皮のインテリアとともに都市部のみならずアウトドアにも似合うスタイルとなり、新たな人気グレードになりそうな予感があります。
そのほかでは、ベーシックなガソリンモデルのGから2WD(FF)の設定が消え4WDのみとなったことで、スタート価格が上昇しそうなのは気になるところかもしれません。
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