1995年式BMW「M3 GT」#001 がオークションに登場
1995年式のBMW「M3 GT」が、アメリカのオークションで落札されました。
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今回出品されたモデルは、その中でも特に希少で、かつ特別なバージョンであるため、注目が集まりました。いったいどのような個体なのでしょうか。
BMW M3は、1985年に初代モデルが登場して以来、高性能セダンとして世界的に認知されています。
Mシリーズは、BMWのレース活動から生まれた高性能車で、常に最新技術を反映させ、スポーツドライビングを愛するファンに支持されています。
M3の魅力はその卓越した走行性能にありますが、特に1995年に登場したE36型M3は、バランスの取れた設計と高性能を提供し、多くの車好きに愛されています。
E36型のM3は、1992年から1999年まで生産されましたが、その中でも1995年に製造されたM3 GTは、特に希少で特別なモデルです。
BMWは、このモデルをFIA GTとIMSA GTレースの規定を満たすために製造しました。E36 M3 GTは、わずか356台しか製造されず、そのほとんどがヨーロッパ市場向けでした。
6台作られた試作開発車のうち2台目
今回オークションに出品されたのは、1995年製のBMW M3 GT #001です。
#001は、E36 M3の中でも最も初期の試作車のひとつであり、6台の試作開発車のうち2台目であると考えられています。
ボディカラーは、M3 GT専用の「ブリティッシュレーシンググリーン」で、内装には「メキシコグリーン」のナッパレザーインサートが施されています。
また、アマレッタ素材で仕上げられたシートやダッシュボードなど、高級感とスポーティな雰囲気を兼ね備えています。
エンジンには、BMWが誇るS50 3リッター直列6気筒エンジンが搭載され、最高出力は295馬力を誇ります。インテークマニホールドとカムシャフトが改良され、標準モデルよりもパフォーマンスが向上しています。
トランスミッションは5速マニュアルで、リミテッドスリップディファレンシャルと組み合わされており、ドライビングの楽しさと安定性を提供します。
また、車両には、調整可能なフロントスポイラーや上げられたリアウィングが装備されており、これらの変更は、M3 GTが空力性能を向上させるために施された改良です。
軽量なアルミニウム製ドアや鍛造17インチホイールなども、走行性能を高めるための重要な要素となっています。
この1995年式M3 GT #001は、13万7000km(約8万5000マイル)の走行距離を記録しています。
車両の整備状態を非常に良好に保っており、2023年にはエンジンオイルやブレーキフルードなどの交換が行われています。また、車両には英語とドイツ語のサービス記録も付属しており、その整備履歴が確認できます。
この個体は、過去にニュルブルクリンクでの走行中に右後部と右前部のコーナーに損傷を受けており、その後修理されました。
しかし、修理後は再塗装され、状態は非常に良好です。ボディの修復作業も丁寧に行われており、車両の品質に大きな影響はないとされています。
M3 GTは、BMWの中でも特別なモデルであり、製造台数が限られているため、非常に高い価値を持っています。また、試作車であり、001号車としての重要性がその価格を引き上げた要因となったと考えられます。
一般的なE36 M3のモデルに比べ、この個体の価格は非常に高額で、その希少性や特別な仕様、さらに良好な状態がその価値を裏付けています。
BMWファンやコレクターの間では、このようなモデルのオークション出品は非常に珍しく、今回の落札は大きな注目を集めました。
BMW M3 GTの価値は再確認され、今後もその価値が高まる可能性を示唆しています。
※ ※ ※
この1995 BMW M3 GT #001は、2025年2月18日にオークションで13万6000ドル(日本円で約1900万円)で落札されました。
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