■大本命4WD版「M3/M4」に操る歓びはあるのか
日本では2021年1月26日より販売がスタートしたBMW新型「M3/M4」だが、欧州では「M オールホイール ドライブシステム」を搭載した追加モデルの販売が2021年7月からスタートすることが判明した。
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BMW M社は、M3/M4に初めてM xDrive全輪駆動システムを搭載する新たなふたつのモデルバリエーション「M3コンペティション セダン with M xDrive」と「M4コンペティション クーペ with M xDrive」をラインナップした。
搭載されるエンジンは、3リッター直列6気筒ツインターボで、最高出力510ps・最大トルク650NmとFRモデルと同じスペックとなる。このエンジンに組み合わされるトランスミッションも、同じくDrivelogic搭載の8速Mステップトロニック・トランスミッションだ。
最高速度は250km/hでリミッターがかかるものの、0-100km/h加速は3.5秒と、FRモデルに比べて0.4秒速くなった。これは間違いなく4WDに拠るところが大きいだろう。
車両重量は、M3コンペティション セダン with M xDriveが1855kg、M4コンペティション クーペ with M xDriveが1850kgとなっており、それぞれFRモデルと比べると75kg増となっている。
●M xDriveとMディファレンシャルがもたらすもの
特別にチューニングされたM xDriveシステムのパワー・トランスミッション・コントロールは、すでにBMW M社のハイパフォーマンス・モデルの多くに搭載されている実績がある。
この四輪駆動システムには、アクティブMディファレンシャルが組み合わされており、状況に応じて後輪の駆動トルクを可変配分するようになっている。これにより、急加速のときや片側のグリップが少ないときなどに、パワーをロスすることなく駆動トルクを確実に路面に伝えることが可能となった。
また、M xDriveシステムとアクティブMディファレンシャルは、M専用のトラクションコントロールを内蔵しており、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)システムと連携して、走行状況に応じて最適な走りを実現。
このシステムの最大の目的は、Mモデル特有のフィーリングと強力なトラクションとスタビリティを融合した、最高にダイナミックなドライビングプレジャーをドライバーにもたらすことにある。
M xDriveシステムは、トランスファーケース内の電子制御式多板クラッチを使用して、前輪と後輪に駆動トルクをスムーズに可変配分する。また多板クラッチのオイル供給を最適化することで、サーキットでのハードな走行でも、確実に駆動トルクを前後輪に可変配分することができるようになった。
前後のディファレンシャルへ動力を伝達するドライブシャフトは、M3コンペティション セダン with M xDriveとM4コンペティション クーペ with M xDriveのために特別に設計された。また、駆動トルクを車輪に伝えるアウトプット・シャフトも同様に特注品となっている。
四輪駆動システムは通常、駆動力はリアに集中しており、後輪の駆動力が限界に達したときに前輪が駆動するシステムとなっている。
さらにトランスファーケースには、専用のコントロールユニットと統合されたホイールスリップリミッターが搭載されており、セントラルDSCマネジメントを介さずに、前後輪の回転速度差を即座に補正することが可能となっている。その結果、四輪駆動の性能が向上し、コントロールされたドリフトでコーナーを駆け抜けるような、ダイナミックなドライビングでの揺るぎない安定感がさらに向上している。
標準装備のホイールは、Mライト・アロイ・ホイール(フロント19インチ、リア20インチ)となるが、ジェット・ブラック仕上げのツイン・スポーク・デザインの鍛造ホイールも用意されている。
タイヤサイズは、フロント275/35R19、リア285/30R20のとなり、同サイズの専用トラックタイヤもオプションで用意されている。
■完全後輪駆動でもドライブ可能
四輪駆動となったM3/M4コンペティションに、これまでのFRのようなステアリングフィールをもたらすために、ダブルジョイント スプリング ストラット フロントアクスルが再設計された。フロントアクスルのジオメトリーと個別に調整されたステアリングレシオが特徴となっている。
さらに四輪駆動モデルには、極めてダイナミックなパフォーマンス似対応するために特別に設計されたエンジンオイル供給システムが採用されている。
●選べるM xDriveのドライブモード
M xDriveには、3種類のドライブモードが用意されている。デフォルトとなる「4WD」モードでは、常にリア寄りのトルク配分を維持しつつも、最大限のトラクションと正確にコントロール可能なハンドリングをもたらしてくれる。
「4WDスポーツ」モードでは、さらに後輪寄りのトルク配分となり、シャープな俊敏性を実現。また、このモードではコントロールされたドリフトも可能だ。
さらにDSCをオフにすると、後輪のみに駆動力を伝達する2WDモードにすることもできる。オプションの「M トラクションコントロール」を装着すると、後輪駆動モデルと同様に10段階でトラクションを微調整することさえ可能となり、シャシコントロールシステムが車両を安定させるために介入することなく純粋にドライビングを楽しめる。また、オプションの「M Drift Analyser」を使えば、さらにドライビングスキルを磨くことも可能だ。
ドライバーは、好みのM xDriveモードを、エンジン特性、ダンパー・レスポンス、ステアリング特性、ブレーキ・システムなどの設定とともに、「M1」および「M2」として設定・保存することができ、ステアリングホイールにあるこのふたつのMボタンを押して、いつでもどちらかの設定を呼び出せるようになっている。
* * *
M3コンペティション セダン with M xDriveとM4コンペティション クーペ with M xDriveが加わることで、M3セダン、M3コンペティション セダン、M4クーペ、M4クーペ コンペティションと合わせて6つの異なる個性を持ったラインナップが揃った。
さらに2021年末には、「M4コンバーチブル」が新たに加わることが決定しており、まだまだ新型M3/M4からは目が離せそうにない。
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