2023年F1ラスベガスGP決勝で、フェラーリのカルロス・サインツは12番グリッドから6位を獲得した。
サインツはパワーユニット(PU)のエレメント交換により12番グリッドに降格されたうえに、オープニングラップのターン1手前でルイス・ハミルトン(メルセデス)に追突してスピンし、18番手まで順位を落とした。
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レース後、サインツは、ドライバーズパレードで使用した車からオイルが漏れたことが影響して、自分やフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がスピンしたのかもしれないとの考えを示した。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が乗った車からオイルが漏れて、マーシャルが清掃を行うというアクシデントがあった。
サインツは、レース序盤、ランド・ノリス(マクラーレン)のクラッシュによりセーフティカーが出動した際にタイヤ交換を済ませ、2度目のピットストップもレース中盤のセーフティカー下で行い、最終スティントは10番手からスタート。最終的に7番手でフィニッシュした後、4位フィニッシュのジョージ・ラッセル(メルセデス)がタイムペナルティで降格されたことで、サインツは6位に繰り上がった。
サインツはアロンソと同点のランキング4位となり、フェラーリは、コンストラクターズ選手権において2位メルセデスとのポイント差を4ポイントにまで縮めて、最終戦に臨むことになった。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=6位(50周/50周)
12番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
僕にとっては厳しいレースだったが、チームにとって良い週末になった。集団のなかで走り続けたために、エンジンの温度に苦しみ、素早くポジションを上げていくことが難しかった。
それでも戦略を2回ストップに切り替えてそれを成功させて、レース後半は順調に行き、いくつか順位を上げて6位をつかんだ。ペナルティを受けたことで、ダメージを最小限に抑えて、コンストラクターズ選手権において重要なポイントを稼ぐことが、今回の目的になった。
次のアブダビでレースをするのが楽しみだ。コンストラクターズ選手権2位がかかっているから、全力で頑張るよ。
(決勝1周目に起きたスピンについて語り)ドライバーズパレードに使った車から大量のオイルが出ているのが見えた。このことにもFIAは注目すべきだ。オイルがすべてイン側のラインに流れたのは不公平だ。レースの1時間前に、オイルが漏れている車をコースで走らせた。これは受け入れられないことだよ。このことが、ターン1でのクラッシュにつながったのだと思う。
ブレーキを踏んだのだが、オイルのついたダストの上を走ったため、グリップが全くなかった。フェルナンドもスピンした。誰もこれほどひどいとは予想していなかった。僕はブレーキに触れた途端にタイヤがロックしたんだ。冷えたタイヤも影響したのだろうが、それにしても1周目の状況はショッキングだった。全員が苦戦していたと思う。
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