MotoGPイギリスGPのスプリントレースは、アレックス・マルケス(グレシーニ)が序盤から抜け出し、逃げ切って勝利したが、彼は兄マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)のようにプッシュしたと語った。
スプリントレースとはいえ、この勝利はアレックス・マルケスにとっては2019年のMoto2時代以来、マルケス家にとっては2021年のエミリア・ロマーニャGPでマルク・マルケスが勝って以来となった。
■アレックス・マルケスが逃げ切りスプリント初優勝。王者バニャイヤまさかの14位|MotoGPイギリスGP
マルク・マルケス自身はスプリントで18位と苦戦したものの、チェッカー後にマシンを止め、弟の勝利を祝った。
アレックス・マルケスはレース後、「彼(兄)がレース中すごく苦しんでいるのは知っている。でも彼は僕がレースに勝ったのを見て、すごく喜んでくれた」と語った。
「特別だったよ。彼は僕に『今日は本当に速かったぞ、この野郎!』と言ってくれたんだ。本当に良かったし、彼が度も何度もやっていたように、僕もプッシュしようとしたんだ」
さらに彼は、1日を次のように振り返った。
「本当に嬉しい。午前中の予選は本当に難しかったけど、(転倒した後)いい形でセーブできた」
「午後はもっと雨が降ると思っていたが、かなり乾いていた。だからレースが始まる前は少し不安だったんだ」
「でもグリッドに向かうサイティングラップでも、ウォームアップラップでもフィーリングはとても良かった」
「スタートは寝ボケているような感じだった。最初のいくつかのコーナーで多くのライダーに抜かれてしまったからだ」
「でも数周後にはトラクションが良くなって、マシンのフィーリングも良くなった。そして『OK、行かなくちゃ。ギャップを今作る必要がある』と思った」
「スプリントレースは失うポイントも少ないし、より大きなリスクを冒すことができる
2位となったマルコ・ベッツェッキ(VR46)は、1秒以内の差でアレックス・マルケスを追いファイナルラップに入り、さらに一気に距離を詰めたものの、コプス(ターン9)でギヤシフトをミスしたことで、0.5秒ロスしてしまったという。
「ターン9でシフトダウンをミスしてしまったんだ。3速ではなく、2速でコーナーに進入してしまい、0.5秒もロスしてしまった」
そうベッツェッキは振り返った。
「あの瞬間、僅差なのは分かっていたけど、あのポイントでは自分がかなり速いと分かっていた。それにフロントタイヤが限界だったから、オーバーテイクは難しいと思っていたんだ」
スプリントレースを5位で終えたアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)は、6度最高峰クラスを制したチャンピオンの弟というアレックス・マルケスの立場がいかに”難しい”かを強調し、彼を称賛した。
「アレックスのことはとても好きだし、実際、彼は最も普通で冷静な男の一人だと思う」
「コース上では、彼とはいろんなことがあったけど、外では違う。彼が勝ってくれて嬉しいよ」
「彼のチームにとっても良いことだ。僕はグレシーニが大好きなんだ。アレックスはハードワーカーだし、彼のような立場(マルク・マルケスの弟であること)は簡単なことよりも難しいこともある」
「マルクはマルクで、アレックスはアレックスだけど、この数ヵ月彼は素晴らしい仕事をしてきた。スプリントとはいえ、彼のレースはとても堅実だった」
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