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【WEC】プジョーの参戦決定で、WEC最高峰”新生LMH”クラスは安定する? トヨタTD「最低3メーカーは必要だ」

【WEC】プジョーの参戦決定で、WEC最高峰”新生LMH”クラスは安定する? トヨタTD「最低3メーカーは必要だ」

 2020-2021年シーズンのWEC(世界耐久選手権)から、現在のLMP1に変わってLMH(ル・マン・ハイパーカー)が最高峰クラスになることが決まっている。トヨタとアストンマーチンの2メーカーが、このLMHクラスに初年度から参戦することを予定しているが、2022-2023シーズンからはプジョーがレベリオン・レーシングと組み、参戦をスタートさせる予定となっている。

 トヨタのヨーロッパにおけるモータースポーツ活動を統括するTMG(トヨタ・モータースポーツGmbH)のテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、3つ目のメーカーが参戦することによって、LMP1の後を受け継ぐカテゴリーの発展に寄与することになるだろうと考えている。

■LMP1に代わるWEC最高峰クラス、正式名称が『LMH』に決定

「ハイパーカークラスにとって、本当に重要なニュースだ」

 プジョーの参戦について、バセロンはそうmotorsport.comに対して語った。

「アストンマーチンと我々だけでは、十分ではなかった。2メーカーでは、十分な数だとは言えないんだ。ひとつが撤退を決めてしまうと、すぐに問題に繋がることになる。しかし3番目のメーカーが存在すれば、そのカテゴリーは安定するんだ」

 プジョーが参戦を決断したことにより、レギュレーションの概念を証明することになるとバセロンは語る。

「プジョーは、ハイブリッド技術を証明するための、低予算のカテゴリーを探していた。だからもし彼らが参戦するなら、それは彼らがこのルールを信頼しているということだ」

 そう説明するバセロンは、プジョー参戦の発表が、今後のカテゴリーの発展に、さらに大きな影響を及ぼすことも期待しているようだ。

「こういうニュースは、雪だるま式に効果をもたらすこともあるからね」

 なおこのLMHに参戦するマシンについては、2種類の選択肢がある。ひとつは、プロトタイプカーを生み出し、それで参戦する方法だ。トヨタとプジョーはこれに該当する。一方でアストンマーチンは、レース仕様のヴァルキリーでハイパーカークラスに挑む予定だ。

 また、レーシングポイントF1チームと組むことになったゴードン・マレー・オートモーティブや、ブラバム・オートモーティブも、市販スーパーカーをベースにハイパーカーを開発することに関心を示している。

 この他にも、グリッケンハウスがハイパーカークラスへの参戦を画策していると伝えられている。

 なお先日行なわれたFIA世界モータースポーツ評議会では、LMハイパーカークラスに参加するチームは、ロードカーのメーカーと提携する必要があると決定された。このレギュレーションが、プライベーターとしてLMP1クラスに参戦し続けてきたバイコレスにどう影響を及ぼすのかは依然として不明である。

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