EVの航続距離が伸びたため
BMWが、i3レンジエクステンダーの欧州での販売を終了すると発表した。今後はEV専売モデルとなる。
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2気筒の650ccエンジンがバッテリーへの追加の電力供給を行うレンジエクステンダーは、今回パリ・モーターショーで改良型i3が発表されたことからその役目を終えることになった。
i3のバッテリーは以前の33kWhから42.2kWhに拡大され、WLTPサイクルで310kmの航続距離を実現した。これは先代i3より55km長いものであり、より甘いNEDCサイクルで372kmであったレンジエクステンダーの必要性はなくなったとのことだ。
BMWは「i3レンジエクステンダーは生産を終了し、今後はEVのみが販売されます。EVモデルの航続距離の増加や、急速充電設備の普及により需要が変化しました」との声明を発表した。
これにより、i3のモデルレンジが4種類から、スタンダードなi3とi3sの2種類へと削減される。i3sは、出力を13ps、トルクを2.1kg-m増強し、最高出力184ps、最大トルク27.5kg-mを発揮。0-100km/h加速は6.9秒だ。
以前のi3レンジエクステンダーは標準車よりも3150ポンド(47万円)高価であったが、売上の60%を占めていた。レンジエクステンダーは今後も日本や北米では販売が続けられる。
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