FIA F2参戦ロダンがコルデール起用を発表。マンセルの代役として参戦4年目に挑む

　FIA F2に参戦するロダン・モータースポーツは3月6日、アムーリ・コルデールがチームに加入したと発表した。コルデールは「個人的な理由」により開幕直前にシートを離れたクリスチャン・マンセルに代わって16号車のステアリングを握る。
　ベルギー出身のコルデールは現在22歳。2017年にフランスF4とUAE F4に参戦し4輪キャリアをスタートさせた。プロフェッショナルドライバーとしてレーシングカートでの経験はなかったものの、2018年にはスペインF4のタイトルを獲得する走りを見せた。
　その後、フォーミュラ・ルノー・ユーロカップやアジアンF3などを経て、2021年にFIA F3に、そして2022年にFIA F2にステップアップを果たした。フル参戦1年目はファン・アメルスフォールト・レーシング、2年目の2023年はインビクタ・ビルトゥジ・レーシング、3年目の2024年はハイテック・パルスエイトから参戦したが表彰台登壇はなく、コルデールのFIA F2キャリアは困難が続いた。
　2025年シーズンについても、当初はFIA F2のシートを失っていたが、マンセルが離れたロダン・モータースポーツのシートを獲得。FIA F2参戦4年目を4チーム目で迎えることになった。
「ロダン・モータースポーツからFIA F2に再び参戦できることをうれしく思う。チームとともにポテンシャルを最大限に引き出し、好成績を収めることをとても楽しみにしている」と、コルデールはコメント。
　そして、ロダン・モータースポーツのスポーツディレクター兼F2チームマネジャーのベン・ハンティングフォードは、「2025年シーズンに向けてアムーリをチームに迎えることができ、とても嬉しく思っている」と語る。
「彼はシーズン前のテストに参加できなかったから、お互いについて学ぶべきことがたくさんある。ただ、彼のFIA F2マシンに関する経験や知識、これまでのシリーズで彼が学んできたすべてのことを生かせる日々を楽しみにしている。彼はチームにとって素晴らしい存在であり、今シーズン、彼と一緒に仕事ができることを楽しみにしている」

[オートスポーツweb 2025年03月07日]