かつて「サファリ」として親しまれた本格クロカン日産「パトロール」が、2027年度前半ついに日本へ戻ってきます。中東では、トヨタ「ランドクルーザー」の好敵手として高い支持を集めてきたパトロール。最新型は、最新技術と堂々たるスタイルを携えており、2024年の新型登場当初から「日本にも欲しい」という声が多く寄せられていましたが、その期待がいよいよ現実のものとなります。
はたして新型パトロールは、ランクル一強状態がつづく日本の本格クロカン市場をどれほど活気づけるのか?? その実力と日産がこのタイミングで投入を決めた背景を探ります。
【画像ギャラリー】全長なんと5.3メートル!! 圧倒的な体躯とパワー、最新装備を備える日産新型「パトロール」(10枚)
文:吉川賢一/写真:NISSAN
国内再投入で「感情を掻き立てるフラッグシップ」に!!
日産は、ジャパンモビリティショー2025で行われたプレスカンファレンスにおいて、「パトロール」を2027年度前半に日本市場に投入することを発表しました。
「パトロール」は、主に中東で販売されている本格クロカンSUV。北米では「アルマーダ」、インフィニティでは「QX80」として展開されています。日本でもかつて「サファリ」として展開されていましたが2007年に国内市場から撤退してしまいました。
ただ、ご存じの通りライバルのランドクルーザーはその後も国内で展開を続け、海外需要の高さからくる中古市場における圧倒的なリセールバリューを武器に「資産価値としてのクルマ」という特別なポジションを構築したことで、国内においても圧倒的な人気を誇るモデルに。トヨタはその勢いを追い風に、2021年にはランドクルーザー300を、2023年にはランクル70を復活、2024年にはランドクルーザー250を投入。さらに2025年には「ランドクルーザーFJ」を世界初公開するなど、シリーズの拡充を加速させています。
今回、日産がパトロールの国内投入を決めた背景には、ランクルシリーズが巻き起こしたこの本格クロカン市場の盛り上がりを見逃さず、人気の波に乗る必要があると判断したことがあるのでしょう。
また、GT-Rが生産終了となり、日産の象徴たるフラッグシップが不在となったこともパトロール国内投入の大きな要因でしょう。日産にとって、販売の中心は北米や中国であるとはいえ、本拠地である日本市場はブランドの根幹を支える重要なマーケットです。その日本に、誰もが憧れを抱くような象徴的モデルが欠けていることは、ブランド力の訴求という点では少なからぬ痛手。日産も今回の導入に際し、「再びこのセグメントに参入し、日産の伝統を活かした感情を掻き立てるフラッグシップとして位置づける」と説明しており、パトロールが日産再興の象徴として期待されていることが伝わってきます。
ランクルよりも400ミリも長い、堂々たる体躯
今回2027年度前半に日本市場に投入されることが明らかになったパトロールは、2024年9月に中東・アブダビで世界初公開された最新モデルです。ボディサイズは全長5350mm×全幅2030mm×全高1945~1955mmと、ランドクルーザー300(4950mm×1980mm×1925mm)を大きく上回る堂々たる体躯を誇ります。シートレイアウトは2+3+3の8人乗りに加え、2列目キャプテンシートを備えた7人乗り仕様も設定されており、北米や中東で高く評価されてきたユーティリティをそのまま継承しています。
エクステリアは直線を基調としたシンプルかつ力強い造形が特徴で、日産最新のダブルCシグネチャーを組み込んだヘッドライトと、スクエア形状の大型グリルが存在感を際立たせています。その佇まいは「砂漠のロールスロイス」と称されるレンジローバーにも通じる重厚感と品格を感じさせ、日本市場でも大きな話題を呼ぶことは間違いないでしょう。
インテリアも豪華絢爛で、フル液晶メーターに加えて、14.3インチクラスの大型ディスプレイが横に2枚並ぶ最新レイアウトを採用しています。新型リーフや新型エルグランドに共通する日産の新世代デザイン哲学が色濃く反映されていますが、悪路走行時の操作性に配慮し、物理スイッチを適度に残すなど、クロカンSUVとしての機能性もしっかりと押さえられています。
パワートレインは3.5L V6ツインターボを搭載し、最高出力425PS・最大トルク700Nmを発揮。いずれもランドクルーザー300のV6ツインターボ(415PS・615Nm)を上回る数値であり、世界的にもトップクラスのパフォーマンスを誇ります。中東市場で根強い支持を得ているのも納得のスペックです。
簡単ではない、それでも「挑む」!!
ただ、中古車市場で形成された「ランクルの牙城」を崩すことは、簡単ではありません。前述もしたように、ランクルは購入価格を上回る査定がつくケースすらある圧倒的なリセールバリューを背景に、日本でも支持を広げていますが、新参のパトロールが同じ市場原理に乗せられるかといえば、そうはいかないでしょう。
また、ランクル300よりも400mmも長い大柄なサイズは、都市部での保管場所の制約を受けやすく、燃費も10km/Lを下回ると予想され、維持費の面でも「パトロールが優勢」とはいえません。
ただ、たとえ販売台数が限定的であったとしても、日産SUVラインの最上位として君臨することで、エルグランドやエクストレイルを含むラインナップ全体の価値を押し上げる効果は確実にあると思われますし、かつて「サファリ」として親しまれた大型SUVが、最新技術をまとって再び日本で展開されるというストーリーも、日産ブランドへの信頼感と期待感を高めるはずです。パトロールは全車が「メイドインジャパン(日産車体九州生産)」であるため、信頼性の面でも高い安心感を得ることができると思われます。
はたして日産の新たなフラッグシップSUVは、どこまで国内市場を刺激し、どれほどの誇りと感動をもたらしてくれるのか。今後の日産の動向に注目したいところです。
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