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日産パトロールってずいぶん懐かしい名前じゃん! 日本導入は「未定」なのに日産が試乗会まで行った理由とは?

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日産パトロールってずいぶん懐かしい名前じゃん! 日本導入は「未定」なのに日産が試乗会まで行った理由とは?

 この記事をまとめると

■日産にはパトロールというSUVが存在する

御年69歳のランクル翁を超える日本車最長老がいた! 日産パトロールは72歳のご長寿車!!

■7代目の現行モデルは中東エリアをメインマーケットとしている

■日本でもっとも長い歴史をもつ車名となっている

 話題の日産パトロールとは

 日本を代表する自動車メーカー、日産にネガティブなニュースが続いている。

 とういうのも、ホンダとの経営統合が破談になるまでのゴタゴタが報じられたことでイメージダウン、経営陣を刷新したが2025年3月期決算では6708億円の赤字に陥り、2万人規模でのリストラを発表するなど、明るい展望が描けない状況……と感じているファンも多いのではないだろうか。

 しかし、日産に関するニュースは暗いものばかりではない。高い商品力をもった新型車の投入を期待させるような報道を見かけることも増えつつあるようだ。

 たとえば、新しい大型SUVの登場を予感させるニュースがある。

 自動車メディアをくまなくチェックしているクルマ好きであればご存じだろう、日産「パトロール」の試乗リポートを見かけることがある。

 現時点では中東仕様を、限られたメディアやジャーナリストが試乗しているという段階で、日本導入が正式発表されたわけではない。こうした展開というのは、市場の反応を見るためのメディア露出と捉えるのが妥当であり、つまりは日本での発売に向けた地ならしをしている最中という見方もできる。

 中東エリアをメインマーケットとしている日産パトロールは、まさしく砂漠を走れるタフな大型SUVとなっている。国産車でいえばトヨタ・ランドクルーザー、輸入車ではメルセデス・ベンツGクラスやレンジローバーなどがライバルとなる車格を誇る。

 それなりに高価で、大ヒットするようなタイプのモデルではないが、もし日本に導入されれば、SUV時代における日産の新しいフラッグシップとしてブランドイメージを一新する可能性も感じられる一台といえるだろう。

 しかも「パトロール」という名前には、歴史あるメーカーだけがもつヘリテージ的な価値がある。

 パトロールが成功するためには

 日産から「パトロール」という名前のクルマが初登場したのは1951年。この時代に4リッター直列6気筒エンジンを搭載するなど、走破性重視の本格クロカンモデルとして生まれている。そして、日本では1980年に3代目へフルモデルチェンジした際に「サファリ」へと改名した。

 その後、2007年に販売終了となるまでサファリの名前だったこともあり、日本国内で正規販売されたパトロールを購入したというユーザーはほとんどいないかもしれないが、グローバルにはいまに至るまでずっと使われてきた伝統ある車名である。

「パトロール」は、じつは国産車においてもっとも長い歴史をもつ車名といえる。その名前が日本市場で浸透していなくとも、70年をゆうに超えるヘリテージを前面に押し出したプロモーションがなされれば、十分に価値は伝わるだろう。

 もっとも、日本において某・刑事ドラマの劇中車として「サファリ」が活躍したという過去もあり、特定の世代においては「パトロールよりサファリのほうが馴染み深い」という意見もあるだろうから、どちらの名前を選ぶことがブランド価値向上につながるかの判断は非常に難しいものとなりそうだ。

 ちなみに、7代目となる現行型パトロールが搭載しているエンジンは、3.5リッターV6ツインターボで、最高出力425馬力、最大トルク700Nmとアナウンスされている。トランスミッションは9速ATであり、高速巡行時などのエンジン回転数は抑えられるだろうが、それでも燃費についてはそれなりに厳しいものとなるだろう。

 もっとも、この手の大型SUVはランニングコストを重視するユーザーが選ぶべきタイプのモデルではない。重要なのは、フラッグシップらしい迫力あるシルエット、圧倒的な走破性を感じさせるメカニズムやドライブフィールであるはずだ。

 このカテゴリーにおいては、前述したようにランドクルーザーやGクラス、レンジローバーといった高い評価を得ているモデルが数多く存在している。はたして、新生パトロールが、日産を救うことはできるのだろうか。少なくとも、ビジネスとして成立するだけの販売台数をクリアできる目途が立たなければ、日本導入は難しいだろう。

文:WEB CARTOP 山本晋也

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