イタリア人ドライバーのルカ・ギオットは今季、R-モータースポーツからGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ(GTWCE)に、ハイテックからFIA F2に参戦する予定となっている。
GTレースとフォーミュラカーレースを掛け持ちすることとなったギオットだが、当初のスケジュールではGTWCEとFIA F2の日程がバッティングしている週末が5つあった。しかしながら、新型コロナウイルス流行によるスケジュール変更で、その数はさらに多くなる可能性がある。
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GTWCEの主催者であるSRO(ステファン・ラテル・オーガニゼーション)は、何としても当初予定していた10ラウンド開催を維持したいと主張している。仮にGTWCEとFIA F2の日程がバッティングした場合、ギオットはFIA F2を欠場してGTWCEに参戦することになりそうだ。
2020年のモータースポーツ開幕は不透明な状態だが、ギオットは現状について次のように語った。
「(新型コロナウイルスの)パンデミックが発生する前ですら、カレンダーは綺麗に埋まっていて、フリーな週末はあまりない状態だった。今では日程のバッティングにどう対処することになるのか分からない」
「もう一度考え直さなければいけない」
「僕が優先しているのはGTだ。最初に契約を結んだのはGTの方なので、これは全てにおいて優先される。もちろん、アストンマーチンの指示次第だし、僕はそれに従うつもりだ」
ギオットは2月に行なわれたバサースト12時間にR-モータースポーツから参戦し、アストンマーチンのヴァンテージGT3を初ドライブした。
これまではフォーミュラカーレースを主戦場としていたギオットだが、彼はシングルシーターのレースよりもGT3のレースの方が楽しいと感じているようだ。
「ブランドの重要性という観点から、アストンのマシンをドライブするのは名誉なことだ」とギオットは語った。
「このマシンはGTレースではあまり使われていないが、乗っていてとても楽しい」
「確かにF2のマシンよりは遅いけど、かなり楽しむことができているんだ。F1やF2のマシンはドライブが難しく他のことを考える時間がないけど、(GT3マシンは)フィーリングをよりじっくり楽しむことができるんだ」
■F2の18インチタイヤ導入で「これまでの知識は役に立たない」
ギオットはバーレーンで行なわれたFIA F2プレシーズンテストで総合トップタイムを記録した。最終的にバーレーンでの開幕ラウンドは延期となったが、新規参戦のハイテックで幸先の良いスタートを切った。
2020年のFIA F2ではホイールリム径が18インチの新タイヤが導入される。それによりマシンのフィーリングが昨年と変わってしまったため、ベテランドライバーの経験は役に立たないとギオットは考えている。
「レースシミュレーションをした時に、(フィーリングが)かなり異なっていることに気付いた」
「昨年までのタイヤで学んだことはほとんど役に立たないと思う」
「バーレーンでは多くのことに適応しなければいけなかったし、それは簡単なことではなかった。新しいタイヤは13インチタイヤの短所が改善されているけど、逆に13インチタイヤの長所は18インチタイヤにおいて短所になってしまった。つまり特徴が全くの逆なんだ」
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