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新車“150万円”以下! ダイハツの「軽スーパーハイトワゴン」が“最も安い”ってマジ!? デカすぎ「開口部」実現の「タント」最安モデルはどうなのか

掲載 更新 21
新車“150万円”以下! ダイハツの「軽スーパーハイトワゴン」が“最も安い”ってマジ!? デカすぎ「開口部」実現の「タント」最安モデルはどうなのか

■「軽スーパーハイトワゴン最安」の実力とは

 連日のように物価高のニュースを見聞きするようになった今日この頃。その影響か、経済性の高い最安グレードのクルマにも注目が集まっています。

【画像】超カッコいい! これが“最安”「軽スーパーハイトワゴン」です! 画像で見る(30枚以上)

 ダイハツ「タント」は、全高1750mm超の大空間とスライドドアを持つ軽スーパーハイトワゴンの先駆者的存在です。

 なかでもベーシックグレード「L」は、シリーズ中もっとも安価な設定で、車両価格(消費税込み)148万5000円と、非常に競争力の高い価格帯にあります。

 2003年に誕生したタントは、いまや軽乗用車の主流となった「スーパーハイトワゴン」カテゴリーのパイオニアといえます。

 現行型は4代目。ダイハツの新しい「DNGA」プラットフォームを採用し、初代から続く室内空間と使い勝手を保ちつつ、より剛性が高く操縦安定性に優れたモデルとなりました。

 そんな4代目タントのLグレードに搭載されるパワートレインは、660cc直列3気筒自然吸気エンジンで、最高出力52PS・最大トルク60N・mを発揮します。

 トランスミッションはCVTで、駆動方式はFF(前輪駆動)と4WDの2種類が設定されています。カタログ燃費は22.7km/L(WLTCモード燃費)です。

 ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1755mm。ホイールベースは2460mmで、最小回転半径は4.4mとなっており、都市部での取り回しや狭い駐車場での使い勝手にも優れます。タイヤサイズは155/65R14が標準装備です。

 内装はブラック基調で、シンプルながらも実用性を重視した設計です。

 フロントシートはセパレートタイプ(他グレードはベンチシート)で、運転席のロングスライド機能はオプションでも装備できません。

 後席は左右分割のスライド・リクライニング機能付きで、荷物の量や乗員構成に応じた柔軟な使い方ができます。

 なによりこうした広大な後席空間の使い勝手の良さは、軽スーパーハイトワゴンが人気を集める大きな理由となっています。

 そしてタントの場合、同クラスの他社モデルにはない「ミラクルオープンドア」が大きな特徴です。

 助手席側の前席ドアに柱(ピラー)を内蔵したことで、前後ドアを開けたときに柱のない大開口部が広がりさらに乗降がしやすく、荷物なども載せやすくなっています。

 安全装備については、先進予防安全技術「スマートアシスト」を標準装備。衝突警報機能(対車両・対歩行者)、衝突回避支援ブレーキ、車線逸脱警報、ブレーキ制御付誤発進抑制機能(前方)、先行車発進お知らせ機能、オートハイビームなどが含まれます。ただ、標識認識機能など一部の先進機能はメーカーオプションです。

 快適装備としてはプッシュボタン式オートエアコンを標準装備し、スライドドアは左右とも手動式(メーカーオプション設定なし)で、パワーウィンドウは全席に備わっています。オーディオはオーディオレス仕様で、スピーカーはフロントに2個のみが標準装備されます。

 また、USB充電ソケットは非装備(パッケージオプションで助手席に装備可)、パーキングブレーキは足踏み式ですが、キーフリーシステムは装備されています。

■最大のライバルは「身内」にあり!?

 このように、タント Lは必要最低限の移動手段としての完成度が高く、コストパフォーマンス重視のユーザーにとって魅力的な選択肢です。特に「スライドドア付きで運転しやすく、予算は抑えたい」というニーズにぴったりのモデルといえるでしょう。

 一方、上位グレード「X」(2WD:161万7000円)では、オートエアコン、左側パワースライドドア(右側はオプション)、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールドなどの快適装備が充実しています。

 日常使いでの満足度を重視する場合は、Xグレードの検討もおすすめです。

 ライバル車としては、スズキ「スペーシア HYBRID G」(2WD:153万100円)が挙げられます。

 マイルドハイブリッドやスマートキー、オートエアコン、電動格納式ドアミラーなどを装備し、スライドドアは両側手動式ですが、装備面での優位性が価格差以上に感じられるかもしれません。

 また軽スーパーハイトワゴンでもっとも売れているホンダ「N-BOX」のベースグレード(2WD:173万9100円)と比べると、タント Lとの価格差は24万5100円に広がります。

 ただしN-BOXは左側パワースライドドア、スマートキー、USB充電ソケット、電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド、オートエアコンなどを備え、比較すると装備が充実しています。

 それでも、タント Lが持つ「必要最低限+高い安全性」というパッケージングは、軽スーパーハイトワゴンをもっともシンプルに使いたいユーザーにとって、非常に合理的な選択肢といえるでしょう。

 価格差をどう捉えるかが、グレード選びの重要なポイントです。

※ ※ ※

 2025年6月5日、ダイハツは軽ハイトワゴン「ムーヴ」をフルモデルチェンジしました。

 7代目となる新型は、初の後席両側スライドドアを採用したことで大きな話題を呼んでいます。

 この新型ムーヴの最廉価グレード「L」は135万8500円(FF)と、タント Lよりもさらに12万6500円も安くスライドドアの軽ワゴンを手に入れることができます。タント Lにとって、実はこれが最大のライバルといえるかもしれません。

 ただし新型ムーヴのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1655mm(FF)で、タントより100mmも背が低いため、特に後席の頭上空間の広がりには大きな差が出ます。

 購入を検討する場合は自身の使い方と照らし合わせながら、2モデルの後席を実車でしっかりと比較する必要があるでしょう。(佐藤 亨)

文:くるまのニュース 佐藤 亨
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みんなのコメント

21件
  • tma********
    妻の車だって、20年前からエヴリイワゴン、スペーシア、ウェイク、キャンバスと両側パワースライドドアが当たり前で暮らしていますよ。
    今時、商用バンじゃないんだから、パワースライドドアの設定のない「L]はいくら安くても検討の余地はないね。
  • kc2********
    どの車の記事もそうですけど、

    画像リンクの「超カッコいい!」のコピペ文面やめましょうよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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