日産 ノートの売りは、モーターならではの滑らかで力強い走り。ところがEVのような充電は必要なく、ガソリンを入れて走る。いったいe-POWERはEVなのか、それともハイブリッドなのか? 似ている部分と決定的に違う部分を整理してみよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】さすがe-POWERは一味違う!! ノートの走行ショットをイッキ見!(11枚)
タイヤを動かすのはモーターだけ!
ノートのe-POWERは、1.2Lガソリンエンジンで発電し、その電力を使って走行用モーターを動かす仕組みだ。エンジンは発電専用で、タイヤを直接駆動しない。分類上はハイブリッド車だが、駆動そのものは100%モーターが担当する。
この点はEVと同じだ。モーターは発進直後から大きなトルクを発生できるため、アクセルを踏んだ瞬間から反応がよく、加速も滑らか。ノートの第2世代e-POWERではモーターとインバーターを一体化し、コンパクト化と高出力化を図っている。
減速時にはモーターを発電機として使い、回生エネルギーをバッテリーに戻す。アクセルを緩めるだけで自然に減速するe-Pedal Stepも、電動車らしい運転感覚を生む装備だ。
電気をコンセントから入れるか車内で作るか
EVとの最大の違いは、走行用電力の入手方法にある。EVは自宅や充電スポットから電気を取り込み、大容量バッテリーへ蓄えて走る。対するe-POWERは車載エンジンが電気を作るため、外部充電用の端子を持たない。エネルギーが減ったら、一般的なガソリン車と同じように給油すればいい。
充電設備のない集合住宅でも導入しやすく、長距離ドライブで充電場所や待ち時間を気にしなくていいのが強み。ノートXの2WDはWLTCモード燃費28.4km/Lと、燃費性能も優秀だ。
ただし、EVと違って走行中にエンジンが始動するため、音や振動が完全になくなるわけではない。ガソリンを燃やすので排出ガスが発生し、エンジンオイル交換などの整備も必要となる。
つまりe-POWERは「充電不要のEV」ではなく、「EVの走りを身近に味わえるハイブリッド」。自宅充電のハードルは避けたいが、モーターの気持ちいい走りは欲しい。そんな人にこそ刺さる、日産ならではの現実解なのだ!
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