イスタンブール・パークで開催されたF1第16戦トルコGPで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2位表彰台を獲得。今季のタイトルを争うライバルのルイス・ハミルトン(メルセデス)が5位に留まったことで、フェルスタッペンはランキング首位に返り咲くことに成功した。
前戦ロシアGP終了時点では、フェルスタッペンはハミルトンに対し2ポイントのビハインドがあった。しかし今回、ハミルトンはパワーユニットのICE(内燃エンジン)を交換したことで、11番手と後方からのスタートが決定。レースではインターミディエイトタイヤによるタイヤ無交換作戦を目指したが、これは上手くいかず、最終的に5位で終えることにつながった。
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トルコGPではメルセデスがレッドブルを上回る速さを示しており、優勝したバルテリ・ボッタスに対してフェルスタッペンは14.5秒差と歯が立たなかった。
フェルスタッペンも「今週末はメルセデスが間違いなく速かった」と感じており、レッドブルが反対にまとめ上げられなかったと言及。ポイントこそ逆転したが、今後のタイトル争いも厳しい戦いに直面することになるだろうと見ているようだ。
「ウエットでも、彼らは同じように速かったと思う」
「僕たちは、なぜここでそれほど競争力が無かったのか、それを分析する必要がある。彼らが少し前進したんだとは思うけれどね」
「たとえポイントでリードしていても、簡単には行かないだろう」
「この週末が始まる前に話したと思うけど、これまでのところ僕らは凄く良い年を過ごしてきている。今回最終的に1位か、それか2位かのフィニッシュになっても、世界が変わるようなものじゃない。もちろん、僕は常にベストを尽くしているけどね」
「(次戦の)オースティンでどうなるか、様子を見てみよう。諦めるつもりはないし、できる限りのベストを尽くしていくつもりだ」
「チャンピオンシップ争いのためにも、十分な結果になってくれれば良いと思う。でもそうじゃなくても、眠れなくなるなんてことはない」
またトルコGPのレース自体を振り返ったフェルスタッペンは、メルセデス勢に劣るペースの中では、良いレースができたと評価。堅実に結果を持ち帰ることを意識していたと明かしている。
「僕らの週末全体として、メルセデス勢にペースで少し劣っていたことを考えると、かなり良いレースができたと思うよ」と、フェルスタッペンは言う。
「バルテリにアタックをかけることはできなかった。それに彼はレースを上手くマネジメントしていて、タイヤも温存していた」
「それに第1スティントでは後方にシャルル(ルクレール/フェラーリ)も続いていた。彼は凄くいいペースがあったんだ。ある時点で、僕はタイヤがかなり消耗していて、ほとんどスリック状態だと話していた。トラックコンディションがああいう状態では、かなりトリッキーなものだった」
「それでピットに入ることを決めた。ピットストップの後も20周あったと思うけど、まずは(結果を)持ち帰ることに決めた。ともかく僕にはバルテリと争うペースが無かったから、彼の直後についていく必要は無かったんだ」
「そしてタイヤをセーブして走りつつ、完走した。基本的にはそういうことだ」
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