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新世代アドベンチャーバイク 進化したヤマハ「テネレ700」2025年モデル登場から3か月 販売店に寄せられる反響とは

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新世代アドベンチャーバイク 進化したヤマハ「テネレ700」2025年モデル登場から3か月 販売店に寄せられる反響とは

オフロード志向を極めた新世代アドベンチャー

 2025年2月13日に、ヤマハからアドベンチャーモデル「テネレ700 ABS」の2025年モデルが発表され、2025年3月31日に発売されました。

【画像】「超カッコイイ!」 2025年モデルのヤマハ「テレネ700」を画像で見る!(20枚)

 発売から2か月以上が経過しましたが、どのような反響があるのでしょうか。

 ヤマハのテネレシリーズは、1983年に初代「XT600 テネレ」が登場して以来、オフロードバイクの象徴として支持されてきました。

 車名の由来は、パリ・ダカールラリーの舞台となったアフリカのテネレ砂漠であり、「テネレ」自体には“何もないところ”という意味があります。

 欧州で2019年にデビューしたテネレ700は、2020年に日本市場にも導入されました。

 オフロード志向を貫いた設計と、扱いやすい中排気量という特性が、多くのアドベンチャーライダーに受け入れられました。

 旧モデルにあたる2024年モデルは、カラーTFTメーターや3モードABSの採用など、快適性や操作性の強化を図ったモデルです。

 電子制御スロットルやクイックシフターなども導入され、ツーリングからオフロードまで幅広く対応する性能が注目されていました。

 それでは、今回の2025年モデルではどのような変更がなされたのでしょうか。

 まず、進化した電子制御技術と機能性が大きく改善されました。

 エンジンは従来と同じく、クロスプレーン・コンセプトの270度クランクを採用した688cc水冷直列2気筒「CP2エンジン」を搭載。

 「YCC-T」(電子制御スロットル)が新たに採用され、低速トルクを強化するとともに、ライダーの操作に対する応答性が高められました。

 サスペンションは、フロントが43mm径倒立式でストローク量210mm、リアはリンク式モノクロスサスを搭載しています。

 接地性とダンピング性能を高次元で両立しました。

 走行支援機能としては、走行モード切替(「SPORT」/「EXPLORER」)やトラクションコントロールなどが用意されており、シーンに応じた最適なライディングを可能としています。

 また、縦型6.3インチフルカラーTFTメーターが採用され、「Y-Connect」によるスマホ連携やナビ表示にも対応し、USB Type-Cソケットも装備しました。

 外装デザインは新たに4灯LEDヘッドライトが採用され、よりラリーイメージを強調。新設計のフラットシートやタンク形状により、スタンディング時の操作性も向上しています。

 ボディサイズは全長2370mm×全幅905mm×全高1455mmで、ホイールベースは1595mmです。

 カラーバリエーションは「ブルー」、「マットグレー」、「ライトブルー」の3色展開となっています。

ヤマハ販売店に寄せられる声とは

 それでは、販売現場ではどのような反響があるのでしょうか。

 関東圏のヤマハ販売店担当者は次のように話します。

「発売直後から多くのお問い合わせをいただいております。

 平日でも問い合わせが続いており、週に10件前後のお電話をいただき、納車は最短1~2か月となる予定です。

 3色のなかでもブルーのカラーが、人気を集めています。

 特に『大型二輪免許をとったばかりだが、アドベンチャーバイク一台目として目をつけていた』『足つきがよく、長時間のオフロード走行の疲労感もない』といった声が目立ちます。

 他にも『5インチのカラーTFTメーターの視認性がよく、扱いやすいところが良い』という評価が多く、20代から50代前半まで年齢層は幅広いです」

 また、関西圏のヤマハ販売店担当者は次のように話します。

「特に郊外にツーリングにいく方からのお問い合わせが多く、他のバイク目当てで来店され、試乗を経て気に入られる方もいます。

 『従来のモデルより車体が軽いので林道でも不安が少ない』『ABSやTCSの切替が簡単なので、自分でも使いこなせそう』という声が多く、初めてのアドベンチャーバイクとしてテネレ700を選ぶ方も多い印象です。

 一方で『ヘッドライトのデザインが遊び心あってカジュアルな感じでいい』『スクリーンの防風性が高そう』という外観への好評もいただいています。

 納車時期はカラーにより異なりますが、1か月前後が目安となりそうです。

 また、ライトブルーは若年層、女性の方からの評判もよく、目立つのでマスツーリングにも人気です」

※ ※ ※

 テネレ700 ABSの2025年モデルは、より高度な電子制御技術と装備の充実によって、アドベンチャーバイクとしての機能を一層強化しています。

 なお、販売価格は税込145万2000円です。(Peacock Blue K.K.)

文:VAGUE Peacock Blue K.K.

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みんなのコメント

7件
  • arw********
    テネレ700の進化と言って良いのでしょうか?
    オフ車に求められるのはシンプルで壊れない事
    そして1番なのは車重が軽く取り回しが良い事です
    余計な装備を付けて価格を上げるならシンプルにして軽量して欲しい! 初期のテネレ700仕様で十分
  • xr4********
    2025年モデルのテネレを購入しました。
    今までオフ車しか乗ってないのでシート高には慣れてますけど、身長が172cmありますが、決して足つきは良くないですよ。
    片足がやっとつく程度です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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