10月20日、2023年MotoGP第16戦オーストラリアGP MotoGPクラス初日のプラクティスがフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は21番手となり、予選Q1からのアタックとなる。
今回の舞台となるフィリップ・アイランド・サーキットは、中上にとって2018年以来の出走となる。2019年は右肩の怪我と手術を受けた影響で欠場し、2020年と2021年は新型コロナの影響で2年連続での未開催となってしまった。
プラクティスはKTMがワン・ツー。バニャイアは2戦連続で予選Q2ダイレクト進出逃す/第16戦オーストラリアGP
そして、2022年は右手の薬指と小指の負傷により欠場となり、長島哲太が代役を務めた。それによりこのサーキットでは5年ぶりの出走となる中上は、マシンのセットアップを煮詰めるだけでなく、サーキットへの順応にも時間を費やすことが必要となる。
そのなかで迎えた初日は、午前のフリー走行1回目では終始フロントにソフトタイヤ、リヤにミディアムタイヤの1セットのみで走行を行っていた。中盤頃には自己ベストとなる1分30秒834をマークし、以降は1分31秒台で周回を重ねて17番手で終えている。
午後にかけて気温と路面温度ともに上昇したなかで、プラクティスが行われた。序盤から中盤にかけてはフロントにハードタイヤ、リヤにソフトタイヤを履き、ほとんどのラップを1分30秒台で周回。中盤以降には新品のミディアムタイヤとソフトタイヤに履き替えてアタックし、自己ベストを1分29秒750まで短縮させた。
しかしセッション中に全体のタイムが上がったこともあり、中上はトップから1.807秒差の21番手で終えることなり、土曜日の予選はQ1からのアタックとなる。また、今大会は22日の日曜日に悪天候が予想されているため、21日の土曜日に決勝レース、22日の日曜日にスプリントレースが行われる予定となっている。
厳しい戦いが続いている中上だが、アジアラウンドに突入してからは、決勝とスプリントにおいてポイント獲得に繋げる走りを度々見せている。そんな中上の予選でのアタックと、スプリントと決勝での戦いぶりに引き続き注目したい。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(プラクティス:21番手)
「正直に言って厳しいスタートになりました。今日はシーズン前半に使ったエアロパーツと、後半戦に投入した新しいエアロパーツの比較から始めました。最終的にシーズン前半戦に使っていたダウンフォースの弱いものを選びましたが、自分が得意とする高速セクションでうまく機能させられませんでした。明日も引き続きセットアップに努めます」
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