1980年代のクルマといえば、ハイソカー、街道レーサー、そしてボーイズレーサーが人気を博していた。この連載では、ボーイズレーサーと呼ばれた高性能でコンパクトなハッチバックやクーペたちを紹介していこう。今回は「初代MR2(AW11)」だ。
トヨタ MR2(AW11型・1984年6月発売)
1983年(昭和58年)の第25回東京モーターショーで、トヨタは「SV-3」という名のスポーツカーコンセプトを出展した。ウエッジの効いた比較的コンパクトなボディに、AE86レビン/トレノなどに搭載されていた4A-G型エンジンを横置きミッドシップ搭載。そのスタイルを会場で見た多くのスポーツカーファンは、その市販実現を期待してやまなかった。
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翌1984年6月、SV-3はほぼそのままの姿で日本初のミッドシップモデル「MR2」として誕生した。リアスポイラーの形状や、デジタルメーターやTバールーフが装着されないなどの変更点はあったが、SV-3同様の強いウエッジシェイプボディは、Cd値=0.35を誇った。
コクピットの後ろ、リアミッドに横置き搭載された4A-GELU(横置きなのでLが入る)のパワースペックは、最高出力130ps/最大トルク15.2kgmとAE86に搭載されたものと発生回転数まで同じだった。エントリーグレードには1.5Lの3A-LUが搭載された。
燃料タンクはフロアトンネル内にレイアウトして前後重量配分は45:55を実現するなど、究極のファン to ドライブを目指して開発されたのがMR2だ。ちなみに、MR2という車名は「ミッドシップ ランナバウト 2シーター」の頭文字から付けられた。
サスペンションは前後ストラットだが、フロントはハイキャスター&ショートトレイル、リアはネガティブキャンバーの専用ジオメトリーで直進性と旋回性を高め、またフロントにアンチダイブ、リアにアンチリフト&スクォートジオメトリーを採用して加減速時の姿勢変化を抑えるなど、運動性能を高めるためのノウハウが惜しみなく注ぎ込まれた。操縦性の切れの良さは抜群で、ワインディングでの愉しさはトップレベルだった。
可変吸気システムのT-VISやEFI-Dを採用した4A-GELU型エンジン、4輪ディスクブレーキ、185/60R14タイヤなどといった走りを支える仕様も一流で、モーターマガジン誌の実測データでは、最高速度は187.99km/hh、0→400m加速は16.18秒というパフォーマンスを発揮している。
1986年8月のマイナーチェンジで、最高出力145ps/6400rpm、最大トルク19.0kgm/4400rpmを発生するスーパーチャージャー仕様の4A-GZE搭載モデルを追加。1.6Lスポーツとしての魅力を一段と高めている。同時に、セミオープン感覚が味わえるTバールーフ装着車も設定された。
トヨタ MR2 1600Gリミテッド(1984年)主要諸元
●全長×全幅×全高:3925×1665×1250mm
●ホイールベース:2320mm
●重量:940kg
●エンジン型式・種類:4A-GELU型・直4 DOHC
●排気量:1587cc
●最高出力:130ps/6600rpm
●最大トルク:15.2kgm/5200rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:185/60R14
●価格:179万5000円
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