■「相棒」のように使える! 注目の「ジムニー ピックアップ」とは
スズキがカスタムカーイベント「東京オートサロン」で披露した「ジムニーシエラ ピックアップスタイル」(以下、ジムニー ピックアップ)は、人気の本格四輪駆動車を「トラック」に大変身させたことで、大きく注目を集めました。
【画像】超カッコいい! これがスズキの「ジムニー“トラック”」です! 画像で見る(30枚以上)
ジムニー ピックアップは、2019年の東京オートサロンで参考出品されました。
市販車とは一線を画したこのモデルは、ジムニーならではのオフロード性能に、ピックアップトラックとしての実用性、さらに現代のライフスタイルにフィットする遊び心を融合させたコンセプトモデルです。
DIYやアウトドアといった趣味の延長線で“相棒”のように使えることを想定して開発されました。
実は過去のジムニーには、後部に独立した荷台を備えたトラック仕様が市販されていたこともあり、そうしたモデルへのオマージュも込められているようです。
ジムニーの伝統であるラダーフレーム構造や優れた悪路走破性はそのままに、キャビン後方を切り離してリアに荷台を設けるという大胆な造形で、実用性を高めながらも新たな使い方を提案していました。
スズキが「4WD性能と荷台の利便性を兼ね備えた、趣味や日常を支える相棒」と位置づけるこのモデルは、現代ユーザーが求める価値のひとつである「移動手段以上の体験」というニーズに応える存在といえます。
そんなジムニー ピックアップは、デザイン面でも、徹底した工夫が凝らされていました。
フロントグリルはメッシュタイプに変更。中央には懐かしさを感じさせる「SUZUKI」ブロックレターのエンブレムがあしらわれ、往年の4WDモデルを彷彿とさせるレトロな雰囲気を演出しています。
また、サイドからリアにかけてはウッド調パネルが装着され、クラシックなアメリカンピックアップのような雰囲気を醸成。ノスタルジーとアウトドアテイストが融合したその姿は、ジムニーらしさを残しながらも新しい個性を確立していました。
最大の特徴である荷台部分は、軽トラック「キャリイ」のユニットを流用したとされており、見た目だけでなく実用面にも配慮された設計。
テールゲートも開閉式で、泥のついたキャンプ道具や作業道具を気兼ねなく載せられる仕様です。
ボディサイズは、通常のジムニーシエラより全長が300mm延長されています。
ホイールベースを伸ばすのではなく、キャビンと荷台の後端を工夫することで、取り回しとユーティリティを両立したものでした。
カラーリングには鮮やかなゴールドが採用され、ショーカーとしてのインパクトも抜群でした。
■市販化の実現にも期待大!
加えてジムニー ピックアップには、実用性だけでなく「情緒性も備えたプロダクト」としての思想が込められていました。
とくに、ウッド調パネルやメッキのパーツ類、クラシックなバッジデザインの数々は、実用車という枠を超えて「愛着が湧く相棒」してのキャラクターを際立たせていたのです。
注目すべきは、最大の特徴である荷台の設計意図です。
アウトドアユースを前提に設計されたこのベッド部分は、キャンプ用品、工具、釣り具といった汚れても気にならない荷物をそのまま積み込める空間として高く評価されました。
構造的には軽トラ由来の堅牢性がしっかりと残されており、道具としての信頼感も十分です。
こうした「ハードな道具」と「心地よいデザイン」の融合は、単なるショーモデルの範疇を超えた提案といえるでしょう。
来場者の反響も大きく、会場では「このまま売ってほしい」「使い倒したい」という声が聞かれていました。
※ ※ ※
カスタムカーの存在意義は、「見せるため」から「暮らしの一部として溶け込むため」へと進化しつつあると筆者(佐藤亨)は考えます。
ジムニー ピックアップはその先駆けともいえる存在であり、「カスタムとは生活を豊かにする手段」という本質をあらためて感じさせてくれるものでした。
参考出品からすでに6年が経過していますが、いまだ市販化が期待される1台といえます。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トラック2500台“お取り潰し” 窮地の日本郵便「提訴した相手」にも協力を乞う “物流の雄”は助けに応じるか?
440万円のトヨタ「ランクル“ミニ”」!? まさかのスズキ製な「“コンパクト”SUV」! 丸目×「旧車デザイン」に“顔面刷新”!? 純国産の「ジムニーランド 70YO.70」とは
信号待ちで「必要以上にスペース空けて停止する車」なぜ?「停止線まで詰めろ」「意味不明」の声も…実は「意外な理由」があった!? 法律上問題は無いのか
1リッターで30km走れる! トヨタ新「コンパクトカー」登場! 全長4.3m級ボディ&斬新「大口顔」採用の「カローラ“スポーツ”」が販売店でも話題に
レクサス新「“5人乗り”コンパクトSUV」発表に大反響! 「一番安くて“リッター28キロ”も走るのは経済的」「エントリーモデルでも高級感スゴイ」の声も集まるLBX! 快適装備も充実の「エレガント」に注目!
信号待ちで「必要以上にスペース空けて停止する車」なぜ?「停止線まで詰めろ」「意味不明」の声も…実は「意外な理由」があった!? 法律上問題は無いのか
【英国】ホンダ「“最終型”シビックタイプR」実車初公開へ! 黒ルーフ×赤デカールがスゴい! 6速MT&2リッターターボ搭載の「アルティメット エディション」登場!
もう「速度自動取締路線」の警告看板だけ気を付けていてもダメ! いまオービスの撤去が進み神出鬼没の「移動式オービス」が増えていた!!
【速報】セレナの大改良モデルが8月にも登場か? デザイン大幅刷新、各種アップデートで5~10万アップ
【これでいいのか】トヨタ一強で他メーカーは絶体絶命? “逆転の一手”がまったく見えない理由
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント