この記事をまとめると
■「テーマ」を見つけてドライブすると普段のドライブがより楽しくなる
■その場でしか買えないステッカーやグッズを買い集めに行くのもオススメ
■そこでしか食べられないものや、体験できない道などが日本には溢れている
せっかくクルマに乗るなら寄り道すべし!
ようやく厳しい暑さがひと段落し、ドライブに最高の季節がやってきましたね。窓を開けてその土地、その道の空気を感じたり、景色のいい場所を見つけたらひと休みしたり。あてもなく走ってもいいし、その都度どこに行こうか考えるのも楽しいものですが、どうしてもワンパターンになってしまいがちという人は、ある「テーマ」を見つけてそれらを巡るドライブをしてみてはいかがでしょうか?
まずひとつ目は、ドライブといえば道、ということで「日本の道100選」。これは1986年から1987年に、建設省が選出した100の道路で、歴史性と親愛性、美観性と機動性が選定の基準となっています。選定された道には記念のプレートが交付されていますが、道のタイプはさまざま。
たとえば東北の会津磐梯スカイラインのように美しい山並みが見られる道もあれば、青森県の「こみせ」の街並み(こみせのある通り)のように、商店街のような道もあり、横浜の山下公園通りのように異国情緒あふれる港町の道もあります。観光目的で訪れる人も多いそうなので、何年かかけてひとつひとつ、巡っていくのはドライブしがいがありそうですね。
続いて、徒歩や自転車では楽しめない道ともいえる、メロディーロードを巡るドライブはいかがでしょうか。メロディーロードとは、クルマで指定された速度でその区間を走ると、さまざまなメロディが聞こえてくるという不思議な道路です。
現在、全国に37カ所あるといい、北海道から九州までさまざまなメロディを聴くことができます。とくにオススメは、2004年に誕生したメロディーロード発祥の道である、北海道標津町にある道川北北7線メロディーロード。じつは、ここはメロディーロードを開発し、特許を取得している篠田興業のある街なのです。雄大な自然のなかだと、ついついスピードを出して飛ばしたくなってしまいますが、速度を落として一定のスピードで走れば、「知床旅情」が聴こえてきます。
また、2023年に完成したばかりのメロディーロードもぜひ聴いてみたいところ。これは栃木県日光市の国道120号線、第一いろは坂にあり、曲名は日光東照宮の猿にちなんだ「モンキー・マジック」だそうです。
走っても見ても食べても楽しめる!
次に、ドライブといえば「峠」という走り好きの人にぜひ巡ってもらいたいのが、JAPAN 峠 PROJECTが交付している「峠ステッカー」を集めるドライブです。このJAPAN 峠 PROJECTは、ドライブして楽しい峠やキレイな景色を堪能できる峠、美味しいグルメが食べられるお店のある峠などで、その峠を訪れた記念に近くの販売店でステッカーを購入してもらおうというプロジェクト。
※峠プロジェクトのステッカーは契約した販売店のみでの取り扱いとなります
現在、全国各地のさまざまな峠がステッカーを販売しており、その数100にものぼります。ちょっと筆文字風のシブイ書体で峠の名称が書かれたステッカーが多いのですが、なかにはクリスマスバージョンなどの限定ステッカーもあり、集めるのが楽しくなりそうです。
続いて、やはりドライブといえば、ついつい立ち寄りたくなる定番の場所が「道の駅」。どんどん数が増えて、2023年3月現在では全国に1209駅あるので、すべてをひとつひとつ巡るのは気が遠くなりそうですが、そのなかでもドライブのお供に欠かせないという人が多い、「コーヒー」が美味しい道の駅にしぼってみてはいかがでしょうか?
焙煎にこだわったり豆の仕入れにこだわったり、その土地その土地に美味しいコーヒーあり、と言われますが、そのこだわりのコーヒーが道の駅に出店していたり、いただくことができたりする道の駅が結構あるものです。
たとえば埼玉県深谷市の「道の駅おかべ」では、自家焙煎のこだわりコーヒーがいただける「あさみ珈琲」が淹れたてのコーヒーを提供しています。30種類以上の豆のなかから、好みに合わせてコーヒーマイスターがハンドドリップで淹れてくれるといいますから、ドライブ中のひと休みにピッタリですね。
また、岩手県の「道の駅米沢」では、山形県飯豊町の雪室で貯蔵することにより、アロマの際だつコーヒーになる「雪室熟成珈琲」がレストランでいただけます。そして千葉県の「道の駅いちかわ」では、パナマやエチオピア、ホンジュラスといった珍しいコーヒー豆を世界各国から揃えている、かなりマニアックなコーヒー店があります。何度も立ち寄りたくなっちゃいますね。
さて、最後はクルマ好きなら一度は行ってみたい、自動車メーカーの開発拠点を巡るドライブ。たとえばトヨタなら、愛知県の本社テクニカルセンターや静岡県の東富士研究所。日産なら、神奈川県厚木にある総合研究所、横須賀市にあって完成車両が船積みまでされている追浜。ホンダなら、栃木県芳賀郡にある本田技術研究所、三重県の鈴鹿製作所などなど。
もちろん、中に入ることはできませんが、その周辺にはメーカーにちなんだ看板やオブジェ、お店などが見られたり、開発中のカモフラージュしたクルマが出入りするところに偶然遭遇したり、社員の皆さんが足繁く訪れるグルメ店なんかもあるかもしれませんね。
ということで、自分が好きなテーマをひとつ決めて、ひとつずつ巡っていくドライブ。ぜひ楽しんでくださいね。
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みんなのコメント
尋ねられることあるけど、土日休みを使う条件だと難しいからねー。
この記事に書いてあるようなのはほとんど絵空事の世界。
遠出して良ければ幾らでもテーマはあるってば。